乳腺・内分泌外科診察②
2回目の診察へ行って来ました。
来院自体3回目ともなれば、再診受付もスムーズ、院内で迷子になることもありません。
診療科に到着した後、予約時間15分押しくらいで呼ばれました。
今回もスムーズでびっくり。
今や大学病院もこのくらいの待ち時間がスタンダードなの??
でも、「診察が長引いています。ご迷惑おかけします。現在40分待ち」みたいな紙が貼ってある診察室もあったので、タイミングの問題でしょうか。。。
前回は初診専門の先生だったので、治療医の先生とは初対面。
これまた優しそうで話しやすそうな雰囲気の、綺麗な女性の先生が迎えてくれました。
結果的に、この先生が私の主治医に就任。
東大病院で行った病理検査の結果も踏まえ、改めて病気についての説明を受けました。
・病名は「非浸潤性乳管がん 」ステージ0
・右胸の上1/4の範囲に病変が広がっている
・乳管を這って広がるタイプのがんのため、早期発見でありながら範囲が広いという不思議なことになっている
・範囲が広いため、乳房を温存することは難しく、全摘出となる
・乳頭の際まで病変が来ているため、乳頭と乳輪も残すことはできない
これを踏まえ、右乳房全摘出後の再建を希望するか確認されたので、「お願いします」と答えました。
・ステージ0なので、乳がん摘出手術と同時に再建に取りかかることが可能
・形成外科とスケジュールを合わせて同時手術に臨む
・このため、事前に形成外科も受診いただく必要がある
そして先生から、気になる点として、家族のがん歴に言及がありました。
・母方お祖母様に乳がん罹患歴があるとのことで、遺伝性乳がんへの懸念がある
・俳優のアンジェリーナジョリーが公表したことで話題になったか、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)という遺伝性腫瘍がある
・日本においても、一定の条件を満たした人については、HBOC確定診断を目的とした遺伝子検査を保険適用で受けることができる
・優雨さんの場合、血縁者に乳がん罹患歴あり、ご自身も45歳以下で乳がん罹患したことから、条件を満たす
・HBOCと確定した場合には、予防的に左乳房と卵巣も切除する(それを乳がん摘出手術と同時に行う)という選択肢がある
・どうせ全身麻酔の手術をするなら一気にやってしまうという考え方もあるし、今は乳がん治療に専念して後から考えるということもできる
・遺伝子検査はいつ受けても良い
・予防切除するか否かも人それぞれ
私は祖母のことがあったので、何より遺伝性乳がんを警戒して欠かさず検診を受けてきたわけだし、HBOCについても概要は理解していたので、この選択は想定内でした。
HBOCってどんな病気?
引用元:遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)の情報サイト
「今回は遺伝子検査を受けるだけ、もしであっても、対応は乳がん手術後に考える、でもいいですか?」
と聞くと、先生は
「もちろんです。それはとってもいいことだと思いますよ。結果がわかってれば、卵巣や左胸の検診をこまめに行うといったこともできますからね。」
と、ニッコリ笑って言ってくれました。
これ以上がんになるのも困るが、第二子を産むか否か決めきれていない私は、仮にHBOCであっても、そう簡単には残された左胸と卵巣を取るという決断ができないだろうと思ったからです。
そうした私の気持ちを、先生は全面的に尊重してくださって、とてもホッとしました。
では、遺伝子検査も受けましょうということになり。
ただ、遺伝子検査の前には、必ず遺伝カウンセリングを受ける必要があるとのこと。
遺伝カウンセリング
引用元:同上
次回は形成外科受診と遺伝カウンセリングを受けることにして、両方同日で予約を取っていただきました。
カウンセリングには、今日診察してくれた先生も同席してくれるとのことで、これまたホッとする自分がいました。。。
病院到着から会計完了まで1時間ちょっと。
お会計は220円也。
前回とはうって変わって、衝撃の低価格 笑
次回診察は年明け。
年内の進展はここまでです。
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