乳腺MRI検査の結果
先日の乳腺MRI検査の結果説明を受けました。
まずは、MRI検査で何を見るのかの説明。
※医療従事者ではない私個人が、先生に聞いた内容を、あくまで記憶に基づいて書くものです
MRIは造影剤を注射しながら撮影します。
造影剤は血管を通って身体の中を巡り、血流の多いところが白くなってMRIの画像に反映されます。
だから、心臓付近は真っ白。血が大量に巡っているからですね。
この反応を利用して、血管ではない場所で血流が多く集まっているところ、すなわち血を必要としている何かがあるかもしれないエリアを特定するのだということでした。
そうした前提で私の画像を見ると、右胸の一部、マンモグラフィーで石灰化の集中が見られたのと一致するエリアがうっすら白くなっている。
素人目には正直よくわからない。
白いと言われれば、そうかなという程度。
でも、明らかに異様なのだそうです。
記憶ベースの記述は正確性に欠けると思うので、細かな説明内容は省きますが、要は乳がんを疑う所見であること。
「やはり針を刺して生検をしましょう」、と先生。
「先生は、乳がんである可能性の方が高いと思いますか?」と聞くと
「はい」とのこと。
全ては推測の段階に過ぎない、と前置きした上で、先生の見立てを説明してくれました。
しこりは全くなく、がん細胞とおぼしきものが乳管の中にとどまっているため、ステージ0の超早期乳がんを疑う。
超早期なので9割くらいの確率で完治が望めるが、がんが乳管に沿って広範囲に広がった状態で発見されることが多いゆえ、超早期にも関わらず乳房の全摘出をするケースも珍しくない。
私の場合も、乳房全摘出からの乳房再建を検討するのが良いのではと言われました。
※まだ全てが推測の段階ですけどね
そして改めて、マンモグラフィー、超音波、MRIと3つの画像を並べて見せてくれました。
MRIでは医療従事者ならわかる異変が写っていて、マンモグラフィーにはかすかな石灰化の集まりが写っていて、超音波ではMRIとマンモグラフィーの画像を踏まえて見るとようやくわかる程度の極めて微妙な影と石灰化が確認できる。
「MRIを見ればすぐにおかしいとわかりますが、超音波だけで見たら何もわかりません。今回、マンモグラフィーでこのわずかな石灰化が見えたからこそ、こんな早期の段階で生検ができたんです。」
先生のその言葉は、就職してから10年近く、自己負担でも欠かさず触診+超音波+マンモグラフィーのフルセットで乳がん検診を受け続けてきた私への賛辞のようにも思えました。
一刻を争う状況ではないけれど早いに越したことはないと先生が仰ったため、検査可能な最速日程で生検を予約。
正式な検査名は、吸引式乳房組織生検。俗にマンモトーム生検やバコラ生検とも呼ばれる検査です。
超音波、マンモグラフィー、MRIのいずれかで実施しますが、私の場合は超音波に決まりました。
併せて、生検から2週間後に病理検査の結果説明の予約も取りました。
「がんであることを想定した場合、結果説明の日までに治療を希望する病院を探しておいた方がいいですか?」
と質問すると、
「そうですね。紹介状の準備もありますからね。ご希望の病院で構いませんが、ご自宅からなるべく近い大学病院を。」
と答える先生。
私の自宅から近く、且つ乳腺外科に強い大学病院を教えてくれました。
また、そこに限らず、先生の方でも候補を探しておいてくれるとのこと。
個人的には、がん確定くらいの心境でいますが
(良い結果を強固に信じて最後にショック受けるの嫌だから)
この数日後、確定診断のための生検に挑むことになりました。
# 余談ですが、この日のお会計は300円台也…
結果説明だけだったので、そりゃそうですが、移動の電車代の方が高くつきました爆