ヘルプマークを入手した
乳がん手術を経て、一次二期再建で乳房再建を進めています。
エキスパンダー挿入中の注意事項の1つとして、挿入中の胸に強い衝撃を与えないこと、という指導を受けました(入院中に)。
圧迫も衝撃に含まれるので、例えば満員電車に乗って圧迫されるのも危険とのこと。
通勤ラッシュの中、まるで妊娠中のお腹を守るかの如く必死に胸をガードした患者さんもいたと、看護師さんが話してくれました。
会社は現在原則在宅勤務ですが、もちろん出社する機会はあり。
出社時間は柔軟にコントロールできますが、どうしても朝8時台の電車に乗らねばならない日もある。
通勤ラッシュが今どの程度かわからないけれど、混む時間はそれなりに混んでいるだろう。。。
それに緊急事態宣言が解除されれば、また乗車率上がるでしょう。
右手は吊革に掴まることもできない有り様なのに、いかなる時も右胸を圧迫から守って電車に乗れるなんて自信ない。
何なら電車に限らず、私は外見上、圧迫や衝撃にリスクを抱えているようには見えないでしょうから、どうしたもんかねぇ…と入院中に考えていたら、看護師さんから「ヘルプマークを付けるという手はありますよ」とアドバイスいただきました。
存在はもちろん知っています。
が、エキスパンダー入ってる人も使用していいの?そもそも貰えるの?という疑問が。
看護師さんとしては、「配慮や支援が必要なのは事実で、妊娠中と近い感じもあるから、使用していいと思うし、貰えるのでは…。でもきちんと確認したことがあるわけではないので、貰えなかったらごめんなさい。」と。
なるほど。
とりあえず後で調べよう、と思っていたら。
看護師さんが去ってから、隣にベッドに入院していた方(よくおしゃべりしていた)が、「あの…さっきのお話聞こえちゃって、余計なお世話だったら本当に本当に申し訳ないんですけど…」とカーテン越しに声をかけてくれて。
「ヘルプマークは、区役所でも都営地下鉄の事務所でも貰えます。区役所だともしかしたら社会福祉の窓口に通されて仰々しくなっちゃうかもしれないんですけど、都営地下鉄なら駅員さんがすぐ渡してくれます。病気の詳細とか特に聞かれません。」と。
なんて有益な情報!
隣の方は疾患をお持ちで、ヘルプマークも使用されているとのこと。
わざわざご自身の疾患を明かした上で情報提供してくださったその優しさ。。。
いずれ都営地下鉄で駅員さんに尋ねてみようと思っていましたが、退院後にリハビリ兼ねて母と東京ドームシティに買い物に行く機会があったので、ついでで文京シビックセンターに足を運びました。
8階の保健サービスセンターで、職員の方に「ストラップ型のヘルプマークが必要なのですが、ここで貰えますか?」と聞いてみたところ…即持ってきてくれました。
特に障害や病気の有無などを確認されることはなく、秒で入手できてしまった。
いただいてきた実物がこちら
マークの片面に、緊急連絡先や要支援事項などを記載して貼り付けられるシールも付属していました。
万一事故に遭った場合などに備えて、病院と主治医を記載しようかと思ったけれど、シールは剥き出しなので個人情報ダダ漏れになりかねない点が少々気になり…
ひとまずマークのみで使用することに。
電車やバスに乗る時、1人で出かける時などに、バッグに付けて活用させていただこうと思っています。