
形成外科初診
年始早々、3回目の診察です。
今回は、乳房再建に向けた形成外科受診とHBOC確定診断のための遺伝子検査に向けた遺伝カウンセリング。
盛りだくさんです。
予約15分前に病院到着したものの、形成外科は初診なので初診受付が必要と判明し、年始早々に焦る。
急いで初診受付を済ませ、それでも予約時間を過ぎて形成外科に到着。
まだ呼ばれてなくて安堵する。。。
それから程無くして呼ばれて診察室へ。
担当してくださるのは、40〜50代と思われる男性の先生。
早速、乳房再建のプロセスについて説明を受けました。
詳細についてはこちらを。
乳房再建について
引用元:日本乳癌学会 患者さんのための乳癌診療ガイドライン
乳房再建は、再建を行う時期(一次、二次)と再建手術の回数(一期、二期)を組み合わせて、再建手術のやり方を表現します。
私の場合は、乳がん摘出と同時にティッシュエキスパンダーを挿入して皮膚を伸ばし(一次)、半年後以降にティッシュエキスパンダーを取り出して人工乳房に入れ替える手術を行う(二期)、一次二期再建の方法を取ることになりました。
私の場合、乳頭の真下にもがんがあるため乳頭を中心に広範囲の皮膚も一緒に摘出しなければなりません。
このため再建に必要な皮膚が十分でなく、一次一期での再建は不可能でした。
再建する乳房の中身を何にするかは、エキスパンダーで皮膚を伸ばしている半年くらいの間に決めればよいとのこと。
2021年1月現在、保険適用となっている人工乳房は、シリコンインプラントと自家組織ですが、メリット/デメリットは別として、どちらの再建がより適するかは体型や乳房の状態にも左右されるそうです。
たとえば、下垂の強い人の場合、シリコンインプラントでは健側(手術しない側)に合わせた自然な仕上がりにするのが難しいと。。。
また私は、脂肪注入による再建(保険適用外)にも関心があり、説明をお願いしました。
・自分の身体から採取した脂肪の注入は、乳房再建の過程で補助的に実施するもの
・現在の技術では、かなり小さめの乳房であっても全て脂肪注入で再建するのは困難(胸大き目の私はまず無理)
・では補助的に脂肪注入を行うメリットは何かというと、皮膚が薄くなった部分を綺麗に仕上げられること
→エキスパンダーで伸ばすことにより皮膚が薄くなり、凸凹が出たりあばら骨が浮いて出たりする。また鎖骨の下あたりから全て摘出するため、デコルテ下も骨が出る。シリコンや自家組織でそこまではカバーできないが、脂肪注入を併用することにより鎖骨付近を綺麗に仕上げることができる
・この病院で再建する8〜9割の人が脂肪注入と併用している
これらの説明を全て聞いた上で、改めて乳房再建を希望する旨の意思表示を行い、再建手術の同意書にサインしました。
その後は、再建手術に向けた準備として、健側のサイズ確認やブラのカップ確認を実施。
写真撮影もしました。正面、斜め45度、真横の3パターン。
撮影しながら、「今ご覧いただいた限りで構わないのですが、私の場合、シリコンと自家組織どちらが適しそうでしょうか…」と聞いてみました。
すると「下垂がないので、シリコンでも自家組織でもどっちでもいけそうですよ。」とのお答えが…!
垂れてなかった!よかった!笑
入院前に形成外科の先生にお会いするのは、実はこれが最初で最後。
あとは入院後にお世話になります。
形成外科編はここまで。
長くなったので、遺伝カウンセリング編は別に書きます。
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