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友達の言葉と形成外科診察(右胸乳頭形成後190日目)

第二子を巡る夫との攻防(?)あれこれを2回に渡って有料記事で書いてきました。
また有料記事が出現する可能性もありますが、ひとまずまた通常運転に戻ります。

夫との攻防からの術後2年検診を経て、会社の同期とランチする機会がありました。
こちらの同期、新卒入社以来最も親しい友人。
私より早くに夫の単身赴任(しかも海外)と完全ワンオペ育児を経験していたり、仕事の専門領域で乳がんのような女性特有の疾患にも知識があり、彼女がいるから私も何とかやってこれたと言っても過言ではない存在。
そんな彼女は、なんと今年10年ぶりの出産を控えており。
夫との第二子を巡る攻防もまた経験済という、ますます頼もしい存在になっていて、今回私が泣きついたわけです。

定期的にLINEで会話はしているけれど、やはり直接話すことには敵わない。

有料記事化した①②の出来事をマシンガンのように話して伝えたところ、彼女もまた妙に高いテンションで「いやうちの夫も全く同じような感じだったよ!!」と仰る。
特に有料記事②の中の4つ目の理由な。
みんな同じかーーーーー
男性みんなそういう感じなのかーーーーー
(いや、男性だというだけで一緒くたにされたら、全男性困ると思うけど)
なんかもうそれを聞いただけで、超絶狭くなっていた私の視野が一旦開けたというか、気持ちが軽くなったというか。
私の場合は乳がん再発リスクが根底にあるので、どうしても常に重いものを背負った状態でモノを考えてしまうようで、どうして私だけ、私達夫婦だけがこんな状態なんだろう・・・といつのまにか思い詰めていたのですが、別に他の夫婦にも起こり得てる話か。と。
危ない危ない、ただでさえ思い詰めがちなことなのに、とんでもなく視野狭窄になるところだった。

この他、1時間ちょっとのランチの間にあれやこれやと凄い量のマシンガントークを繰り広げた内容は、長いからさすがに割愛しますが。
もう1つだけ、私の心を震わせた彼女の言葉を。

若年性乳がん、しかも10万人に6例しかない希少がんに罹患したにも関わらず、ステージ1で済んで抗がん剤も免れて・・・それだけで十二分に幸運で恵まれているのに、まだなお第二子を望む私は強欲なのかもしれないけれど・・・
そう滔々と垂れ流す私に、彼女は言いました。
「そんなことない。優雨は、幸運にも妊娠できる機能を失わなかった。病気になって辛い思いをして、だからこそ、今ある可能性を使ってこれから自分の思うように生きたいと思うのは当然のこと。せっかく元気に生きてるんだから、だからこそ、その命を大切に、自分が望むように輝けるように生きるべきだよ。」
言い回しは正確じゃないと思いますが、そんなような内容だったと記憶しています。
元気で生きているからこそ、自分の思うように生きるべきだ。
それは、私の心の奥深く深くまで光が届いて、生命を保つための透明で美しい水が流れ込んでくるようなメッセージでした。

ランチの冒頭で、無事に術後2年検診をクリアしたと伝えたら、「よかった・・・!よく頑張った・・・!」と言って涙を流してくれた彼女。
別にこのランチ経てもなお、懸案事項はなーんにも進展してないのですが、私の気持ちだけは妙に晴れやかになったのでした。
上がダメなら下へ、下がダメなら右へ、それがダメなら左へ・・・顔を上げて、視野を広く持って、もう少し模索してみるかーーーと。

このランチから1週間ほどして、形成外科で乳頭の経過観察のための診察がありました。
診察室に入って、記録のための写真撮影をして、主治医とちょっと話して、それで終わり。
単独のエントリーで書くほどの内容すらない診察 爆

経過順調とのことで、安心。
ニップルシールドを付けていないと、再建した乳頭がどんどんペッタンコになってしまうような感じがして、術後半年経過した今でも何となく毎日付けてしまうのですが、これは別に付けても付けなくてもどちらでも良いとのこと。
付けてれば安心かな、と。
タイトな服を着る時は付けてるとなお安心だそうです。
相変わらず声の大きい主治医なので、この話全部外にダダ漏れだと思うけど、今更もう気にしないw

次、ここに来るのはメディカルタトゥーを入れる手術の時です。

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優雨
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