乳房再建手術の術前検査
右胸再建手術を8月中旬に控え、術前検査に行ってきました。
血液検査に時間がかかることから、とにもかくにも早く採血するため8:30に病院へ到着。
ちなみに形成外科の診察予約時刻は9:45。
術前検査で何をするのか全然理解しないまま病院に来たため、
(1月の手術前の検査については既に記憶喪失)
採尿があるとわかって焦る。
なぜなら家を出る前に済ませてきてしまったから…!
先に採血とレントゲンを済ませ、合間にミネラルウォーターがぶ飲みし、なんとか採尿もクリア。。。
予約時刻に合わせて形成外科に到着すると、看護師さんから「心電図検査やりました・・・?」と聞かれる。
・・・やってない!
心電図は後回しにして、とりあえず診察を受けることに。。。ごめんなさい。。。
診察室に入り、主治医に右胸の状態を確認してもらって写真撮影をした後、今回の手術について説明を受けました。
説明内容はざっと以下の通り。
・今回の手術は、エキスパンダー抜去とシリコンインプラント挿入
・手術後はドレーンを1本入れる。
・乳房インプラントには様々な種類があるが、あくまで既製品のため、各個人の身体に完全一致させることはできない
・乳がん摘出により生じた脇の下やデコルテのくぼみにはインプラントは入らないため、くぼみが残る
→これについては別途脂肪注入で補う
・インプラントは経年劣化するので、何の問題もなくても10年を目処に交換が必要
・術後10年は乳腺外科での定期検診時に、インプラントの破損チェックも行う
・ホルモン療法薬を内服中の場合、手術2週間前から休薬が必要
・今回の手術に伴う主な危険性として、感染、被膜拘縮、インプラント破損、皮下出血、痛み、異物感、肩の可動域制限、ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)等がある
・BIA-ALCLについては、かつて問題になつたインプラントから今は新しいものに変わっているので、あまり心配する必要はない
主治医曰く、
「痛みは、前の手術(乳がん摘出&エキスパンダー挿入)より圧倒的にラクなはずです。もちろん個人差はあるけれど。患者さんに、前の手術を10とすると今回はいくつくらい?と聞くと、多くの人は5とか3て言うから。前の手術を上回った人はいないですから安心してください。手術後にこの質問するから、また教えてくださいねー。」
とのこと。
また、私の胸の状態を見て、既に挿入候補のインプラントを2種類発注してるけど、念のため更にもう1種類発注しておくと仰る。
「前の診察後に2つ発注したんだけど、後になって、ちょっと小さいかなーとか思ってきて。」と。
どのインプラントを入れるかは、手術時に胸を開いてみてから決めるのだそうです。
素人的には毎回驚く、この、主治医の再建へのナチュラルな熱意。
1人の再建手術のために、インプラント3種類も準備して手術に臨んでくださるとは思っていなかった。
説明が終わり、手術の同意書と研究協力への同意書を記入して、診察室を出る。
忘れていた心電図検査を受けて、更に少し待って、最も時間のかかる血液検査の結果が出たところで再び診察室に呼ばれる。
この時点で11:00過ぎ・・・長丁場・・・
診察室で対応してくれたのは、主治医ではなく研修医さん。
「検査結果にそこまで大きな異常はなかったので、手術は大丈夫ですからねー」という言葉と共に血液検査の結果を渡され、どういう意味?と思いながら見たら、貧血でした。
赤血球やらヘマトクリットやら比重やらが軒並み基準値以下。
ヘモグロビンとかも基準値スレスレ。
どうりで最近、体調が悪いわけです。。。
まぁ手術に影響はないようなので、入院申込をしてもらい、これでやっと入院&手術の日程が確定。
手術の時間帯は前日にならないと決まらないのですが、所要時間自体は2時間くらいとのこと。
乳がん摘出手術の半分くらい・・・!
入院期間も1週間程度の予定なので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、病室は個室希望にしました。