2/10 SOUND TRACK ALBUM COVER challenge for 10days
「ビートルズ10」プロデューサー、「サンデー・ソング・ブック」2代目ディレクター 長崎栄さんよりご指名に預かり、10枚サントラ盤を挙げるその2日目。
②「You Only Live Twice -007は二度死ぬ-」1967年 John Barry / Nancy Sinatra
ジャケットデザイン ロバート・マッギニス(最高)
原作 イアン・フレミング
脚本 ロアルド・ダール
監督 ルイス・ギルバート(「007私を愛したスパイ」等)
出演 ショーン・コネリー 丹波哲郎 浜美枝 若林映子
また原点もの。僕のオリエンタル趣味の原点(これと冨田勲「新日本紀行)で、後にYMOへと直結する(マーティン・デニーをすっ飛ばして)。
ざっくり言うと、チャップリン→ブルース・リー→007というのが映画への入口だった。007は「ロシアより愛を込めて」から入り、その様式美にやられた(特にオープニングの主題歌とクレジットシーン>後にブルース・リーの「死亡遊戯」に引用される)。この日本人から見たら変な日本が描かれた作品と音楽にとても惹かれた。あと幼少期のに憧れだった丹波哲郎=タイガー田中が出ていたことや当時の日本の風景が観られる点も良かった(今だに現存するホテルニューオータニの入口に立って映画カラオケをやっている)。
美しいオープニング
https://www.youtube.com/watch?v=hs8uYxTJ530
ボツバーション
https://www.youtube.com/watch?v=aNGxdrdq-wY
当時の日本の風景を主題歌に乗せて
https://www.youtube.com/watch?v=05QJlF06F4s&t=7s
死亡遊戯への引用 1978
https://www.youtube.com/watch?v=k7qbt3TwqAU
これをきっかけにジョン・バリーのサントラを買い漁ることになる。最も好きな作家のひとりで、小粋なジョン・バリー・セブン時代、壮大で叙情的なスコア作品【「ある日どこかで」「愛と哀しみの果て」「チャーリー」】、どれも好き。僕の原点、チャップリン、ブルース・リー、007、全ての音楽を担当したのも納得がいく。作家でレコードを探した初めての音楽家。
何よりも素晴らしいのは彼の「対旋律(オブリガートとかカウンター・メロディとか)」の美しさ。最も顕著なのがこの「You Only Live Twaice」とサッチモの「女王陛下〜」の挿入歌「We Have All The Time in The World」。主メロとしても通用し、だがしかし主メロの邪魔をしない。そこに惚れたし、その後の自分のテーマとなった。
https://www.youtube.com/watch?v=RktwEMS0u28