7/10 SOUND TRACK ALBUM COVER challenge for 10days
「ビートルズ10」プロデューサー、「サンデー・ソング・ブック」2代目ディレクター 長崎栄さんよりご指名に預かり、10枚サントラ盤を挙げるその7回目。
⑦『白い恋人たち』(原題:13 Jours en France)1968年 フランス
監督 クロード・ルルーシュ フランソワ・レシャンバック
脚本 ピエール・ユイッテルヘーヴェン
撮影 ウィリー・ボグナー他
イタリアからフランスへ。ルルーシュと言えばフランシス・レイ。このとても変なアングル(レンズ)のジャケはスキー撮影のウィリー・ボグナーのカメラではないかと想像する。映画としてもサントラとしても超有名な「フランスにおける13日間(冬季オリンピック)」のサントラ。
誰でも知っている「白い恋人たち」はもれなく幼少の僕の耳にも入っていて(コーラスでなくインストの方)、ただ当時は当たり前にこの曲があったし、「大人が聴いているダサイ曲」くらいのイメージしかなかった。が、残った。心に強く残った。大学へ行って初めてオリジナルサントラを聴き、フランシス・レイの独特で変な感じにのめり込んだ。なんでここでこのアレンジ?どの作品にも出てくる、このメロディを奏でるオルガンみたいな変わった楽器はなんだろう?(エレキ・アコーディオン)
https://www.youtube.com/watch?v=JT4qH6z-cSs&t=111s
映画は「男と女」(1966)が最も好きだけど。サントラは「パリのめぐり逢い」(1967)を1番聴いた。主役三人それぞれのテーマ曲。これに尽きる。
カトリーヌ(妻)のテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=G8dpII2la9A
ロベール(夫)のテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=_D56OiAUvdw
キャンディス(若い浮気相手)のテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=bTEHb5N73iI
三者三様どれも美しい。
このフランシス・レイ風ヨーロッパ音楽は日本の70年代のTVドラマに強く影響を与えたと思う。キャンディスのテーマは「Gメン75」や「特捜最前線」のサントラにも聞こえてくる。それくらいヨーロッパ風の音楽が普通にあった。