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自粛から授業再開へ...中国の受験生の今

4月8日を境目に行われた武漢市ロックダウン解除に引き続き、現在中国各地では、学生たちが学校に帰っていく動きがあります。

この頃コロナウィルスの沈静化を対外的にもアピールしている中国ですが、実態はまだ潜在的な感染者/無症状の感染者を大量に抱えているリスクがあるので、学生たちの学校への復帰は、極めて辛い決断だったと思います。

理由としては、特に大学受験生の全国共通入試ーーー“高考”が差し迫っていることが大きい。一流大学に受からなかったら親のコネクション抜きに就職できないと言われるほど、超学歴社会に生きる中国人にとって、人生でたった一度の大勝負です。

中国は日本と違い、9月始業の秋入学であるため、通常大学入試は6月に開催されます。しかし今年はコロナウィルスの影響を受け、冬休みが自宅隔離という形で長引き、学生たちは春学期の登校を断念せざるを得ませんでした。

登校が叶わなかった期間中に、自宅でオンライン講義を定期的に受け、自主学習に取り組む学生もたくさんいましたが、中国の高校は基本寮制で厳しい学習スケジュールが組まれているため、自宅環境の効率や設備に困難を感じた人も多くいます。

従って、受験生のリソースの差を無くすためにも、学校側は今回の呼びかけを決意しました。

とは言え、学校という人口が密集する場所の性質から、社会に疑問の目を向けられています。学生本人、及び家族の不安を少しでも拭うべく、各学校が独自に編み出した予防策を下で紹介して行きたいと思います。

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