中国コスプレ界のNOWトレンド「漢服」
中国風のコスプレと言われて思い出すのは、やはりチャイナ服でしょうか。
ボディコンシャスでかつ、柄やボタンが凝っていてかわいくもセクシーですよね。中国でも撮影や動画投稿の衣装として大人気です。
しかしチャイナ服は厳密に中国の民族衣装とは言えないということを、皆さんはご存知でしょうか。
チャイナ服ー中国語で“旗袍”とは、中国最後の王朝である清の統治民族、女真族、または満州民族と呼ばれる民族が身につけていた礼服に20世紀以降の洋裁の技術やデザインを取り入れて作った、創作性の極めて高い、いわば“ファッション”であり、お洋服です。
満州民族の礼服
現代における旗袍の形とほぼ同じ1930年代の旗袍
1980年代以降になると女性の社会進出が増え、業種においても活躍の場が増えたので、忙しく動き回る必要がある女性たちにとって旗袍は全く重宝されなくなりました。
やがて21世紀現在、旗袍は飲食の制服、パーティードレスやコスプレの衣装など、強い印象付けするための衣装という立ち位置を獲得したのです。
さて導入が長くなりましたが、中国の本当の民族衣装の話をしましょう。
それは、「漢服」。または「華服」とも言います。
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