時間

大学3年の夏。

みんな忙しそうにしている。

「明日あそぼ」じゃみんな予定があって遊べない。

多くの人は就活に時間を割く。

私も将来について考える。

高校の頃は教師になりたいと思って、大学に入ってやっぱり教師はやめようと思って、今また教師になりたいと思っている。

教師を辞めようと思ったとき、教師は忙しいから、自分の時間が欲しいからやりたくないと思った。

「時間がない」

これが今日のテーマ。

やりたいことは沢山ある、やらなければならないことも沢山ある。

そーなると時間を有効活用しないといけないと考える。

それがプレッシャーのようで、余裕がなくなって、生き急ぐ。

そんな日々を過ごした時期があった。

できるだけ時間を有効活用しようとし、できるだけ早くやるべきことを終わらせる。

それでもなぜかいつもやることはあった。

最近はそんなことしててもどうせ変わらないし、出来るだけ楽しい方を選ぶようにしている。

そこでたまたま最近買った本にいいことが書かれていたから紹介したい。

『限りある時間の使い方』という本。

まず時間を使うという感覚がおかしいという主張。

確かにそうだ。

時間を支配することなんてできない。

現代では一人の時間を過ごすことが流行っている。

その背景には

「時間は自分自身のものだから、好きなときに好きなことをやるべきだ」

という考え方があると筆者は述べている。

そして、価値のあることは他人との協力が不可欠で自分一人では実現できないと述べている。

そんな中でそれに向き合わないのは

他人に身をゆだねて、心が傷付くのが怖いかららしい。

たしかにそうかもしれない。

仕事が出来る人ほど仕事が増える。

効率化すれば、逆にいらないものが増える。

いつか全てのタスクが終わって自由な時間が来るのは幻想。

時間は限られている。

全てを行うのは不可能で限界があるということをまず知る必要がある。

何を選ぶのか。

効率化されたものを選ぶのか、不便でも味わいのあるものを選ぶのか。

どちらの方が生き生きとしていられるだろうか。

どんな時に選ぶのか、これも大事になりそう。

自分にできることは限られている。

当たり前だけどこれだけは忘れないでいよう。