徒然日記
小学生の頃、何にもできなさそうなところにたこ焼き屋ができた。
それは子供達がよく遊んでいる公園の近くだった。
安い値段にすれば売れそうなところをそこそこの値段で、夜はたこ焼きバーになるみたいな店だった。
案の定人気は出ず、2、3年で何かに変わっていた。
それは中学生になった頃で、もうあまり通らなくなったから何になっていたかは覚えていない。
そんなことはどうでもよかったんだが、今日久しぶりにそこを通ると看板屋になっていた。
「いい看板つくります!伝えたいこと伝えます!」そんな看板がついた看板屋。
どうせ売れないだろうなと思いつつ、同じ場所に沢山の店が存在していたということを考えた。
それは街の移り変わりを見ているようで、それは人生のような気がした。