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ECサイトの制作は専門外。それでもECサイト製作をお願いしたのは、同じ目線でブランドについて語れるパートナーだから。

この夏、fuacha初の実店舗となる拠点を、卸売市場につくりました。

そして今回、新しく市場の店舗のHPもオープンとなりました。

この素敵なHPは、株式会社ヴァルワークスの杉山さんにお願いしたのですが、彼は、下記の記事で紹介したデザイナーのわたべさんと同じく、創業時から本当に長い間伴走してくれたパートナーです。

今回は私がビジネスパートナーとして大切にお付き合いしたい方の2人目として、杉山さんをご紹介しながら、新しいHPができるまでの経緯をお届けします。


サイトの話だけでない、背景にある想いを汲み取ってくれた杉山さん

最初は、知人の紹介で自社HPの制作を杉山さんにお願いしました。

今までたくさんのサイトを作ってきましたが、作業工程としては、デザインのフレームを提案いただき、それに嵌める画像と文章をこちらで用意して、流し込んでいくのが通常の作業です。杉山さんはちょっと違いましたね。

一番印象的だったのは、初回の打合せの際に、サイトのデザインよりも、込めたい想い、事業内容、人のバックグランドなどをじっくりとヒアリングすされました。その打合せのお陰で、一気に距離感が縮まり、今までの事業もご一緒してきたかというパートナー感が生まれ、この人なら私と同じ目線で事業に合うサイトを作ってくれると思いました。

fuachaの事業を開始した時も、初めからサイト作成は杉山さんにお願いしようと決めていました。

ECサイトの制作は専門外。それでも杉山さんにお願いしたかった。

しかし、HP製作はみんな同じと思ったら、ECサイトはカート機能や決済機能があり、通常のHPと大きく違って、杉山さんは専門外で作成経験はありませんでした。

そもそも会社のHPとECサイトは目的が異なります。前者はあくまで会社の顔として、そのビジョンや実績や会社のイメージを伝えるのが目的です。一方でECサイトは、お客様の商品の良さを伝えるのももちろん、何より、購買意欲を促し、商品を購入していただくことが一番の目的です。

そのためには、サイト構成も企業HPと大きく異なりますし、買いたい意欲と買うまでのスムーズな決済プロセスが重要です。トップページのバナーや商品の配置、決済までの導線、特定商取引法の記載など、ECサイトならではのものがたくさんあります。

つまり、杉山さんにお願いするとなると、そういった膨大な知識のインプットも含めて彼に勉強していただくことを意味しました。

もちろん、知識と経験豊富なEC専門のサイト制作サービスは世の中にたくさんあります。周りにも何社があります。

ですが、ここでも私は自分の信念を大切にしたいと思いました。

それは、ブランドオーナーの私と同じように、ブランドに愛着を持ち、会社の想いやビジョンに共感してくれている方々とお仕事したいというものです。

そうなると経験は関係なく、選択肢は一つ、杉山さんにお任せすることにしたのです。

出店依頼側の百貨店にも褒められる、世界観が伝わる唯一無二のECサイト。

幸い、杉山さんも、勉強しながらで良ければぜひやらせてください!と快諾いただきました。

とはいえ、今の時代、shopify、BASE、STORESなどよく知られているECサイトの制作ツールは探せば山ほど出てきます。

ここでも杉山さんは1つずつ丁寧に検討し、素人の私にも分かりやすく説明し、最終的shopifyを利用すると一緒に決めました。shopifyは作り込みの自由度が高く、杉山さんは日々勉強しながら、私たちの意見を取り入れたサイトに仕上げてくださいました。

特に感動したは、初回の打合せで、「ユーザーのペルソナを作ってみました!」とオーナーの私以上に想いを込めてくれました。お陰で、最初にユーザー像の摺合せをしっかりできましたので、デザインや機能を考える時は主軸がぶれずにできました。

機能についても、「本当はその機能ではなくてもできるし、こっちの方がより目的達成にはいいかも」というような提案もしてくれて、本当に主体性を持ってサイトを作ってくれました。

もちろん、shopifyのサイトを作り込むための専用の会社は多くあるのですが、知らない誰かが、ただの仕事の1つとしてこなすとなると、ブランドへの愛着はもちろん、こういった細やかな提案や相談まではできなかったと思うのです。

1つ1つの背景や言葉を大切にしてくれる杉山さんに頼んで本当に良かったと思う瞬間でした。

最終的に完成したサイトでは、「売る」ということを全面に押し出してはいないので、たまに広告宣伝会社から「もっと目立つようにすれば売れますよ!」なんていう営業が入ることもります。

もちろん、商品をトップに並べて、購入ボタンをたくさん置けば、買ってもらいやすくなるというECサイトのお決まりパターンがあるのはわかります。

ですが、fuachaを創業した初期はブランドの価値や、伝えたい世界観をまず知ってもらいたい、そんな想いを込めたサイトデザインにしています。

事業のフェーズによって、デザインも変わると思います。今は3年目になり、商品を見せるように、少しリニューアルしました。

フェーズによって少しずつ変更していく、定期的にメンテナンスしていくことは大切ですね。

かなりこだわった甲斐あってか、出店依頼をしてくれる百貨店さんなどからは、褒められることが多いのです。百貨店側やイベント主催者からすれば、どんな商品かは大事ですが、その世界観がその会場の雰囲気に合っているかどうかはとても重要な観点です。

そうした意味で、このサイト作りも正解だったと自信にもつながりました。

初店舗teastudioのHPができるまで

ここまで杉山さんには自社HPfuachaECサイトとたくさんのサイトづくりをお手伝いいただきましたが、今回市場に実店舗を構えるにあたり、そのHPも杉山さんにお願いしました。

NOTEMAを使ってスピード制作

fuachaの場合はオンライン販売が先で、店舗ができたのはその後です。そのため、当初はわざわざサイトを作るのか?新規でドメインを取るのか?など検討事項が多く発生しました。

そんな時も頼れるのは杉山さんです。
1つ1つ相談しながら進め、最終的には杉山さんが開発したNOTEMAというサービスを利用して、新しくHPを作ることに決めました。

NOTEMAではある程度フォーマットが決まっており、0から作り上げる必要がないため、かなり楽です。1からデザイン作れるならもちろんいいですが、何回も経験しているから思うのは、素人にとって仕様を決めて、情報を揃えて、、、等々、業者に依頼すること自体が結構大変な仕事ですよね。その点、フォーマットが決まっているからすごく楽でした。

また、サブサービスとして、毎月一定のメンテナンス作業もやってくれます。会社にもよりますが、作ったっきりで何年も変更しないところも多い。うちの場合は、商品や店舗サービスの内容など、やりながら決めていくので、変更がちょこちょこ発生します。その点メンテナンスがあるのはとてもありがたいです。

杉山さんが良く言うのは、「新しい情報があっても、面倒だからってHPに反映しない会社さんが多い」、「HPは一番自社情報を伝わりやすい一番の宣伝ツールなのに、全然機能していない会社さんが多い」、とてももったいない。それを解消するために、NOTEMAを考えたそうです。

一番恩恵を受けているのは私ですかね(笑)ありがたい。

打ち合わせにも同席し、社内メンバーと同じ目線でディスカッション

teastudioの花茶や果茶、そしてオリジナルティーを作るワークショップは、日本にまだないものです。それをどう表現すればよいか、結構悩みました。結論プロのライターさんに依頼することにしました。

なんと、杉山さんは、ライターさんとの打合せにも参加してくれました。

そのおかげで、「この部分は僕がこの機能をつけられるから、文字は入れなくて良い」など技術的にフォローしてくれて、お陰でとてもスムーズにライティングもサイト作成も進みました。

何度も周りに言うのですが、杉山さんは自社社員ではありません!(笑)が、今や社内メンバーと同じ感覚で、事業推進に不可欠のメンバーです。

メンバーと同じ目線で、ネガティブなことにも向き合ってくれる

「社内にいるメンバーと同じような感覚」と書きましたが、それはネガティブなことや、面倒なことに向き合う時も同じです。

例えば、サイトを作っていく中で、全ての商品が並ぶ商品棚を真正面から撮った写真がないことが判明した時のこと。

杉山さんに「正面からの写真はないんですよね、、」と伝えると、「撮ればあるはずだから、撮ってください!笑」と率直に言ってくれたのです。

その後もプロの写真じゃないし、、、などと言い訳しそうになっても「スマホでいいからまずは撮れるものを撮りましょうよ!」とごもっともなご意見を伝えてくれました。

本当にその通りで、実はこの写真を撮っていなかった背景として、テーブルや茶器など全部撤去しないと全景は取れないので面倒がって、後回しになっていたという事実がありました。

20種類の花茶と果茶の説明文を考えるときもそうでした。

一般的なお茶などにはそもそも説明文を入れていなかったり、商品によって書き方が違ったりと統一感がない状態になっていました。

でも、ここでも杉山さんは「手を抜かないでちゃんと書きましょう」とごもっともな指摘をくれます。社内メンバーでも代表には言えないことを指摘いてくれ、本当にありがたいです。

おかげで、商品紹介が詳しい分、検索にも引っかかりやすくなりますし、すべてのスタッフが商品について同じ温度感、知識レベルで説明できるようにもなりました。

「fuacha TEA STUDIO」公式サイト無事OPEN!

無事10/23に公式サイトをOPENしました!そして、告知宣伝なしですが、ワークショップの予約も続々来て、ビックリしているところです。


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