Daisuke TanabeとYosi Horikawaが音楽を手掛ける、ネイチャードキュメンタリー映画「A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ」のサントラ楽曲がリリース!
渓流魚であるイワナをモチーフに、「自然のコモンズ」のあり方を探ったネイチャードキュメンタリー映画「A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ」のサウンドトラックが本日デジタルリリースされた。
「種を守るとはどういうことか?」深山幽谷に息づく魚・イワナ。その生態はいまだに謎が多く、神秘の魚としてこれまで多くの人々を魅了してきた。
そんなイワナを取り巻く生態系が、いま危機に直面している。養殖や放流、人工ダムや堰堤といった人間の行ってきた活動と自然をめぐる様々なジレンマと苦難。
SDGsが声高に叫ばれる昨今、テクノロジーと自然環境保全、科学と文化、地域と共に「自然のコモンズ」とは何かを探るサイエンスドキュメンタリー「A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ」。
本作を音楽で支えるのは、エレクトロニカ、ダンスミュージックシーンで活動を行うサウンドプロデューサーのDaisuke Tanabeと盟友のYosi Horikawaの二人。
釣り人であるDaisuke Tanabeと、フィールドレコーディングという手法で自然と対峙してきたYosi Horikawaの二人のアーティストが全曲を担当。
またアートワークは、狩猟免許を持ち、東北の山猟文化に関わりながら制作を行う絵画作家・永沢碧衣。自然環境、渓流魚、野生動物に注目し、
今も関わり続けるクリエイターが集結し、生物多様性のあるべき姿に迫った本作の魅力を体現した新たなサウンドトラックに仕上がっている。
Daisuke Tanabe コメント
生い茂る藪を漕ぎ分けて水際を求める。泥底に足を取られ身動きが取れなくなる。息を殺して自分が自然の中に溶けてゆく。周りの動植物、虫などが活発に動き回り始める。
普段味わうことのない驚きや恐怖。そんな釣りを通して味わう様々な感覚をどうやって音楽に落とし込むのかを考える過程が、とても楽しく新鮮でした。
今回幾つかの楽曲で共作したYosi Horikawaくんが作り出す世界観と、自分の世界観が混ざってゆく感覚や監督のディレクションから生まれる新しいアイディア。
改めて聴き直してみても、面白いものが出来上がったと思っています。
Yosi Horikawa コメント
普段、自分が録音してきた環境音やその土地の雰囲気に刺激を受けて作曲を始めることが多いんですが、今回の作品では制作手順が大きく違いました。
自分が足を踏み入れたことのない山奥で撮影された映像を見ながら、主人公であるイワナが水中で聞いている音を想像してみたり、人が地球とどう関わって生きていくかを考えたり、いろいろなことに思いを巡らせながら、一つずつ音を探していく過程はとても新鮮で楽しいものでした。
共作したDaisukeさんとはこれまでも何度かコラボレーションしたことがありましたが、今回は監督のプロデュースが入ったことでいつもとは違った発想や展開があり、それもまた新しいものを作る良い勢いになりました。
本ドキュメンタリー映画は既に海外映画祭にて多数の賞を受賞しており、国内でもフェスやワークショップなど場所やシーンを問わず上映先を拡大中。
また、本サウンドトラックはデジタルリリースの他に上映会場と一部の店舗限定にてCDパッケージ盤での販売も行っている。
Release Info
アーティスト:Daisuke Tanabe & Yosi Horikawa
タイトル:A TROUT IN THE MILK Original Motion Picture SoundTrack
CD発売日:2023年8月26日(土)
配信発売日:2023年9月6日(水)
映画情報
ドキュメンタリー映画『A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ』
監 督:坂本麻人
出 演:中村智幸、森田健太郎、佐藤拓哉、山中裕樹、宮沢和史、その他
公式ホームページ:
予告編:
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