自分が関わるサービスの影響力を知るのは大事
最近、自分が開発として関わるサービスを出展しているイベントに参加した。
その中でお客さんの反応であったり、競合からの認知というのを強く感じたのでそのことについて書く。
イベントでは、主に直近の新規機能について話すことが多かった。
機能としては新規だが、概念としては昔からあるもので、それを別のサービスにも横展開できるような、いわゆるコンパウンド的なものを狙っているため、お客さんの反応は良かった。
いかに簡単に使いやすく使ってもらうかに焦点を当ててきたサービスでもあるので、この連携のしやすさのアピールをする時は自分自身もウキウキな気分になり、声の抑揚が上がったのを感じる。
しかも、その連携部分を実装したのは自分だったため、より強く感情を乗せられたと自分では思っている(お客さんはどう思ったかは分からないが😂)
そこで改めて、自分たちのサービスの大きさというか、影響力的なものを感じることができた。
自分で説明していて、「おぉこれすごいな」っていう感想を抱いたのはなかなか圧巻だった。
そして何より、競合にかなり認知されているというのを実感した。
競合が何度も話をしに来たみたいで、かなり意識されているということが分かった。そのおかげで、競合にとってもうちのサービスはかなり手強いものだと思っていそうというのを感じた。
実はここが一番自分のモチベーションを上げた。
競合に意識されるだけのサービスを作っているという実感が湧いたのだ。
自分的には、開発だけしていると自分達のサービスがどれだけすごいか、使いやすいかとかを感じるのは難しい。
もちろん、機能を考えたり、UIを考える時は使いやすさを意識するが、それで実際使いやすいのかっていうのはドッグフーディングしていてもあまり気にしなくなる傾向がある。
なぜなら、開発してる過程で死ぬほど同じことを繰り返したり、画面を見ることで感覚が麻痺してくるのだ。
しかし、こういうイベントの場でお客さん相手に自分で説明していると、お客さんの反応や競合の反応を肌身に触れることで、実生活に影響を与えるものなのだという実感が湧いたのが非常に良い収穫だった。
これは特にどのサービスだからというわけではなく、同じようなサービスを作っている競合があるものであれば感じることができるものだと思うし、自分としては逆に競合とそういった話をしたいとも思っている(競合と話すことは御法度という考えは自分はそこまで賛成ではない)
これまで、受託の会社であまり影響力を感じることができない開発をしていたが、今は自社のサービスを開発してきて3年目にしてようやくその実感を湧くことができたというのは、なかなか開発者としての心構え的なとこは学び甲斐があるというか、長い道のりだなぁというのも改めて実感できた。