市川雛菜しあわせ哲学論・Ⅰ【シャニマス】
みなさん、こんにちは。
弊学にて『市川雛菜しあわせ哲学論・Ⅰ』を担当する、朝コミュ名誉教授のevansと申します。
まさか当選するとは…。これで朝コミュ有識者としての地位も確実なものとなったでしょう。運営様、感謝します。
それでは、講義を進めるにあたってまずはこちらのシラバスをご覧ください。
市川雛菜とは⁉️
アイドルマスター シャイニーカラーズ【略称:シャニマス】に登場するアイドルです。
齢15歳の高校1年生。
しかし、彼女の本質を捉えた発言の数々には作中の登場人物だけではなく、時に画面越しの我々にまで衝撃を与えます。
本講義では、そんなアイドル市川雛菜さんの発言をもとに、皆さんの中で言葉の解釈を深め、何か一つでも今後の人生の糧として幸せな時間を過ごせるようになる事を目的としています。
どうでしょうか?ふわふわの感のある良い単位だと思いませんか?
それでは成績の評価方法について説明します☺️
なお、本講義ではシャニマスのコミュを時系列順にピックアップしながら、市川雛菜さんを追っていきます。
もしシャニマスのコミュが気になった方は、有志の方が編集されている下記wikiの参考書をオススメします。
ちなみに少しコミュのネタバレになる箇所がありますが、一番大事な箇所だったり展開については隠して言及していません。
少しでもシャニマスの世界に興味のある生徒たちに向けて、これを機にコミュを読んでもらえるような内容になっていると思います!
1.『……辛くて大変じゃないと、頑張ったことにはならないの~?』
予習済みの生徒は知っているかと思いますが、初手からこの威力。
シャニマスに追加された新ユニット、ノクチル。
当時、私の中ではノーマークだった彼女でしたが、最初に触れるWING編の"この一言"が、コミュを読み進める手を止めました。
この言葉が刺さったそこのあなた。もしかして自分自身が知らないうちに疲れているのかもしれません。
インターネットが普及して、直ぐに他人と比較ができるようになった現代社会。
無意識のうちに「周りにはもっと凄かったり、もっと大変で辛そうな人が沢山いるから、このくらいじゃ頑張ったとは言えない」と思い込みがちです。
作中のプロデューサーがそう言う事を伝えたかったんじゃないのは分かる。これは雛菜とプロデューサーの勘違いから始まる歩み寄りの物語です。
でもこの言葉を聞いて「あー、自分ってちゃんと頑張っていたんだな」って自身を認めてあげてもいいんじゃないでしょうか。
これ当時の私も「あ、あれ〜……このアイドル、もしかしてやばいのでは……!?」と泣きながら横転していた記憶があります。
そしてここから雛菜のコミュを読み始めていくようになり………
気づいた時には現在の"市川雛菜に真剣マジ卍"毎日シャニソンデッキ公開オタクモードに突入していきます。
2.『他の誰かにはなれないし、雛菜はずっと雛菜でしかいられないでしょ〜〜〜』 『だから雛菜は、雛菜がしあわせ〜って思える方を選ぶんだよ』
先ほどのコミュから続きのお話。
あの時のすれ違いは、お互いにお互いの事を考える時間を作っていました。
市川雛菜、原点にして最高のコミュ。
自分らしさを大切にし、自分の幸せを追求する。
何度も言いますが、直ぐに他人と比較してしまう時代です。そんな今だからこそ、これは大事な考え方なのかもしれません。
これを聞いた後のプロデューサーの返答、気になりませんか???
私自身、雛菜に驚かされてはいたんですけど、この後のプロデューサーの言葉にもっと驚かされて………………
いや〜〜〜、言いたくねぇ〜〜〜読んで欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
彼女が気になったそこのお前‼️
まずはWING‼️WING‼️WING‼️
市川雛菜に限らず、シャニマスのアイドルはまずWonder.Idol.Nova.Grandprix. "W.I.N.G"を読みましょう。
WING最高‼️WING最高‼️
3.『雛菜が遅いんじゃなくて、1限が早いだけなのに〜……』
このコミュから読み取れること。それは"時間"という概念は本来人間が勝手に作り出したもので、それに惑わされることは人間の本能を抑え込み、真の幸福には到達できな
え〜〜〜〜〜〜、寝坊してるだけですこれ。
私も高校生の時は「いや朝課外(0限目)が早すぎるから、1限にも間に合わなくてさァ!」って言ってました。福岡県民わかるな?
いやでも「オイ!このくらいの精神-マインド-で生きていこうぜ!」って話です。
日常生活での小さな挫折や失敗に対して、否定的な感情にとらわれず、明るく前向きに生きていたいですね。
4.『周りが勝手に変わるだけで雛菜が雛菜じゃなくなるわけじゃないし』
他者からの評価が変わるかもしれない、そんな未来の事について語っているときの台詞。
生きていく中で、考え方や言葉は少しずつ変わっていくはず。それは作中のプロデューサーやアイドルたちも同じでしょう。
大人になると、よく「変わったね〜」って言われませんか?
これって人によっては良い意味にも悪い意味にも捉えられるもので…
でも結果はどうであれ、人間の根幹である魂の部分は変わらないのかもしれない。
……では二人はどうなるのでしょうか。
この先、市川雛菜とプロデューサーは変わっていくのか。それとも変わらないのか。
それはまだ、少し先のお話です。
5.『すごいね〜、なんで頑張ってないとかわかるんだろう』 『雛菜は雛菜のことしかわかんないけどな〜』
シャニマス界ではもはや伝説の「ほたるこい事件」(放送事故)後のお話。
うん、そうだよな………正直、耳が痛いです。
やっぱり人間って物事を自分のものさしで語るじゃないですか。
でもその裏側では、私たちが知らない出来事や理由があったのかもしれない。
当時、イベントコミュ【天塵】はシャニマスファンの中でも大きな衝撃を残していきました。
今読み返しても、色々と考えさせられるコミュです。俺たちは一生「いつだって僕らは」に囚われてる。
初心者の方にもオススメなので是非ご覧になってください。
ボンゴレファミリー守護者の話をされてる?
6.『……楽しいことっていつもすぐ終わっちゃうし、おいしいものもすぐ無くなっちゃうから』 『ちゃんと撮っておくの』
二人で今までの写真を振り返っている時のお話。
いや〜〜〜、これは目覚めましたね。
確かに、楽しい瞬間や美味しいものの終わりは早い。帰宅した後に1人でいるとたまに思い出して哀愁や切なさを感じます。
でもこれ不思議なもので、脳内の思い出し映像じゃなく、実際の写真を見返すと何故だか楽しい気持ちになってくるんですよね。
個人差はあると思いますが、物凄くオススメです。ゲームスクショばがりの人生でしたが、最近は積極的にリアルの写真を撮るようにしています。
現地でオタクと笑い合ってる写真とか見返すと嬉しくて涙が出そうになる。
ヒナナ、オデ、ジンセイ、カワッタヨ…………
それにしても高校1年生が、人生の喜びが一時的で、すぐに過ぎ去ってしまうことを認識しているのが余りにも強すぎる。
恐ろしい才能。おそらく私があの域に到達したのは、20を超えた成人後……
すみません、まだ到達すらしていませんでした。
7.『言いたいことが言えて、やりたいことができるのとおんなじくらい』 『言いたくないことを言わなくてよくて、やりたくないことをやらなくていいのも、大事でしょ』
前々からファンの要望があった雛菜のルームツアー配信。これはその時のお話です。
見事に配信をこなしていく雛菜。
自社プロダクションの事務所配信を終えた彼女は、プロデューサーから今後の配信について展望を聞かれます。
あ、あの………
こ、高校1年生…………!?
本当に忘れがちだけど、やりたくないことをやらなくていい今が実は幸せだったりするし、
逆に上手くいってる様に見えて、やりたくないことをやってる今が不幸だったりするんだよな……
enzaのコミュは2Dのアニメーションが良いとよく言われますが、まさにそうだなと。
最後の表情が良すぎる。
ただ、この話を聞いたプロデューサーの返答は何か含みがありました。
彼はこの時、一体なにを思ったのか……
是非、あなた自身でコミュを読んでみてください。
8.『いっぱい時間をかければ、ちゃんと考えたってことになるの?』
先方から雛菜へのお仕事依頼。
しかし、偶然にも二つの依頼が重なってしまったため、プロデューサーは雛菜にその事を伝えに行きます。
想像より返答が早かった雛菜に対して、プロデューサーは少し心配になります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
確かに、かけた時間 = ちゃんと考えたっていう証明にはならないよな………………
人間って「目的」と「手段」が逆になる時があるんですよね。
でも見て欲しいのは次。
だからと言って、いっぱい時間をかけたプロデューサーが考えていない…ってことでは無いんですよね。
彼は彼なりに、自身の思いを語っています。
この二人ってお互い似ているんですよ。
自分の信念があって、それをぶつけていって、より良い形を目指しているような。
個人的にですが、シャニマスコミュの人と人の歩み寄りがとても好きなんですよね〜。
前の章からも続いているんですが、
【♡LOG】って市川雛菜とプロデューサーの関係性がギチギチに詰まっている最高のコミュなんですよ。
二人の意見や想いが、最終的に"アイドル市川雛菜"にとってどのように着地するのか。
気になる方は是非、セレチケ等で取得して読んでみてください。
9.『誰かを攻撃しないといけないくらい、すきな人が自分のしあわせの全部ってことでしょ〜?』 『それってなんか……大変そうだよね〜……』
恋愛リアリティーショーの番組に出演した雛菜。これは二人がその番組について語っている時のお話です。
これを聞いた彼女は、少し考えて話し始めます。
あーーーーーー
いや実際そうじゃないか、みんな?
ここで言う「すきな人」は、意中だったり友人だったり推しだったり……
その「すきな人」を考えすぎると、自然と"敵"が生まれるんですよね。正直わかるこれ。
守る、ムカつく、訂正したい。色々理由はあるけど………それで、そう、結局は辛いんだよな〜〜〜。
雛菜はこの行動原理を否定するのではなく、そうなった人たちのことを考えていました。
なあデカすぎるって視野と器が。
あ、プロデューサーがまたこのモードに入ってる。
誰かを攻撃することって最終的に自分も辛くなりますよね。最近はそうならないように意識できる方法もあるのかなって思います。
これは否定ではなく、物事の考え方を増やしているという近況です。人生って難しいな……
10.『こうなりなさい〜とか、これが正しい〜って誰かに決められたものになるの』 『成長っていう〜?』
とある仕事の収録終わり。
ノクチル4人は海を眺めながら、この番組について話し合っていました。
彼女は4人の中でもアイドルでありたいという想いが強く(これにも色々な理由がある)、自身が変われたのかどうか、また今後どうあるべきかを悩んでいました。
変わらない雛菜スタイル。強い。
このシーン、全く登場人物が映らないんです。
映るのは4人が今見ているオレンジに染まる海のみ。
でも今回ばかりは、小糸は雛菜とは違う。
小糸は、みんなが望む小糸になろうと……
あーーーーーーーーーー!!!!!!!!
ひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこいひなこい
ゆらめく海の光がさァ!!
[回避が1回以上発生している時]追加でこのゲーム中、最大手札枚数+1がさァ!!!
全世界で初、シャニソンカードテキストに物語性を見出してるオタクになったかもしれん。
真面目な話に戻しますが、
雛菜はずっと最初からそうだったよな…
雛菜は雛菜、小糸は小糸、俺たちは俺たち。
自分らしく生きる事を目標にする人もいれば、みんなの理想系を目指す人もいるし、他者と比べることを努力の糧にする人もいる。
最初から雛菜は、自分自身のことをずっと語っていたんだなって……
最終的には自分の事しかわからない。だから相手の事も相手にしか分からない。
これって究極の相互理解な気がするんですよね。
だから他人に言えることって、参考までのアドバイスにしか過ぎないんです。それが他人の人生を変えることもあれば、全く刺さらない人もいる。
でも、だからこそ歩みよるその姿勢。シャイニーカラーズの良いとこ出てるんですよ。
このコミュを読んで、結論としては今回この言葉に行き着つきました。
本講義は何も「雛菜のように生きろ!」という内容ではありません。雛菜の言葉から何か受け取るものがあればそれでよし。
ん〜自分はそうは思わないな〜。これもよし。
は?お前、雛菜のその解釈は違うだろ。これもよし。
自身の感性を大事にしてくれ。お前の事はお前にしか分からないから。
でもそこから何か、少しだけでも他者から受け取れる幸福論があれば良いよね。
最新のコミュも、もしかしたらそう言う話だったのかもしれない。
予習がなくとも読める最高の作品なので是非。
今日の「市川雛菜しあわせ幸福論・Ⅰ」はここまで。
みなさん、お疲れ様でした。
今回、自称朝コミュ名誉教授として、何回も何回も偉そうなことを書いていきましたが、この機会に私も私を見つめ直してみようと思います。
なりたい自分を見つけよ……
先生、僕は、僕は…今すぐグレード7でオタク達の対面をぐちゃぐちゃに破壊したいです(闇落ち)。
それでは次回、田中摩美々すき焼き心理学でお会いしましょう。
おわり。