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大好きだった鬼師匠へのラブレター

20年って長かったよね

いゃ、短かったのかもしれないかな
自分の足で歩けなくなるまで続ける
アプローチの上で死ねたら本望

そう言っていたのにスパッと止めたんだものね


最近、過去を振り返ることが増えて
チョイチョイ懐かしいなぁ~って思い出すの

ほとんどのボールは処分したんだけど
1人で遊びに行く程度の一式は残してあるんだ
未練だよねぇ~

また、コッソリ始めようかな?(笑)

なんて、うそうそ^^;


きっと私は

母と1コ違いの鬼師匠に
父親の姿を重ねていたんだろうと思う

鬼師匠にとって私は
最後の愛弟子だったでしょ?(笑)

クシャクシャの顔で
頭ポンポンしながら褒めてくれたり
目をつり上げて
本気で叱ってくれたりもした

目指す方向性が変わってしまった頃
思いっきり反抗して避けた時期もあったよね

意味も無くお父さんを毛嫌いする娘のようだった
我ながら笑ってしまったな

そんな態度をとる私に
最期まで変わらぬ優しさで接してくれていたよね

晩年は入退院を繰り返して会えなかったけど
最後のお見舞いの時に
試合で優勝した賞状を見せたら喜んでくれたよね

頑張ったなぁ~!
良かったなぁ~!
って、くしゃくしゃの笑顔を見せてくれたよね

私は、鬼師匠の自慢の愛弟子になれていたかなぁ?
憎まれ口ばっかりで可愛くなかったよね(笑)
でもね
私の「おとーさん」になろうとしてくれてた
そんな気がしてたの


わたしね
鬼師匠に頭ポンポンされたかったんだよ
失敗したときの笑顔のゲンコツが嬉しかったんだよ


もしも
また私がこっそり何処かでボウリングしてたら
めっちゃ下手くそになっているはずだから
そっと「魔法の手」を添えにきてね

またね。

やさしい鬼師匠。



素敵な企画に巡り会ったので
恩師にラブレターを綴ってみました(^^)
#片思いのラブレター

空心菜おひたち様 ありがとうございました♪

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