約束を守れない人たちから考えた経営の難しさについて
とあるサービスを利用していた時の話。
簡単に言うと、とあることについての論評をするというサービスなのだが、残念ながら時間通りに開始ができないばかりか、そもそも参加者が登場しないということがあった。
このサービスの最大の問題は、全てを自社開発しているところにある。
例えばZoomなどのすでにあるサービスを利用すれば、通信速度などの外的環境を除いて、論評をするという点においては、それで全て完結することができるように思うのだが、品質の悪いサービスによってこちらが不利益を被るのはいかがなものかと思った次第である。
自社開発の全てが悪いのかと言ったらそうではない。
ただ永遠とベータ版サービスに安くない金銭を投下し、結果満足のいかないサービスを提供しているという点に問題がある。
これをベンチャーという言葉で、さも忙しいように取り繕い、問題がないようにしてしまうことが最大の問題である。
つまり、客の方向を見ずに自分が自分が、の経営になっていることで残念ながら、スケールすることはないように思う。
しかしそれは自戒でもある。結局なにか問題があるからこそ、利用者が減少し、思った通りの経営ができないわけである。
自分も同様であって、忙しいという言葉にかまけて、本来すべき大切な部分を蔑ろにしていることによって、なにか問題が発生しているのだ。
それは正しい問題設定なのか、正しい問いに対する行動が不足しているのか、それともそれ以外の外的要因の変化によるものか、人の心理的行動の変化によるものなのか、様々なことを勘案して経営していかねばならない。
それは思ったより難しい。
それどころか辛いことのほうが多い。
何日か前に、結婚してだめだったら一緒に屋台でもやろうと思っていたが、実際は家庭に時間を使うこともできず、離婚した。というツイートを拝見した。
まさにこういうことの積み重ねであろうと思われる。
むしろこういうことが根底にあるので幸せになろうとか、そういうことを思っていないというのは、私の中にあるのかもしれない。
これもある意味で正しいのかもしれないのだが、周囲との差が生まれるわけで、それはそれで良いのだが、そのような生き方をするということは、非常に辛い営みであるということでもある。
約束を守るということは、非常に簡単なことである。
当事者間で合意した内容を期限までに履行するだけのこと。しかしそれができない人間が多い。そうならないようにしていかねばならないということ改めて決意した。
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