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【購入費用編】電気自動車オーナーの本音レビュー!半年乗ってわかったメリット&後悔ポイント
「電気自動車(EV)って、実際のところどうなの?」
EVに興味はあるけれど、「充電が面倒そう」「長距離移動が大変そう」「本当にコストは安くなるの?」といった不安から、一歩踏み出せない人も多いのではないでしょうか?また、EVにネガティブな印象を持っている方の中には、「結局ガソリン車のほうが便利でしょ?」と考えている方もいるかもしれません。
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実際に半年間EVを購入して、乗ってみて、私自身も予想とは違う部分がたくさんありました。「ここはすごく良い!」と感じた点もあれば、「正直、これは困ったな…」と後悔したことも。
本記事では、実際の使用感をもとに、EVのリアルなメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。憶測ではなく、実体験に基づいたレビューを通して、EVに関するイメージを少しでもクリアにできればと思います。
(本記事でのガソリン車はハイブリッド車も含んで使用させていただきます。)
結論から言うと下記に該当する方にEVのメリットを最大限享受できるはずです!
戸建てに住んでいる
太陽光発電を導入している
週末ドライバー
遠出は年数回
【ガソリン車とどう違う?実際に乗ってみてわかったEVのメリット&後悔ポイント】
✔ 購入費用は高い?補助金はどれくらい?
✔ ガソリン代 vs. 充電代、どっちが安い?
✔ 走行性能や乗り心地はどう違う?
✔ 充電の手間とインフラ事情は?
✔ バッテリーの寿命やメンテナンスコストは?
✔ リセールバリューはどうなる?
✔ EVのお得な使い方!
今回の記事では、「購入費用は高い?補助金はどれくらい?」について紹介します。他記事も順次掲載予定ですので、ぜひEV検討の材料、EVのリアルを知ってください。
購入費用は高い?補助金はどれくらい?
「EV購入のイニシャルコストは高い?補助金でどれだけお得になるかをチェック」
イントロダクション
EVの購入費用とは?
補助金・助成金を活用した実質負担額
自宅での充電設備導入費用
購入後のトータルコストの把握
まとめ
1.イントロダクション
EV購入のイニシャルコストに関する疑問
EVを購入する際に最も気になるのは「イニシャルコスト」。ガソリン車と比較して高いのではないか、補助金がどれくらい適用されるのか、具体的な金額感を知りたい方に向けて、実際の価格帯や補助金について、私の実体験を例にお話しします。
2.EVの購入費用とは?
a.EVの価格帯
まず、代表的なEVの価格帯を紹介します。
▪️軽自動車クラス 代表車種:日産サクラ
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2024年国内で一番売れたEVである日産サクラ。軽自動車+EVという特徴で街中でも見る機会が増えていますね。気になる価格は2,599,300円から。
同じクラスのガソリン車の軽自動車の価格が約130万円からのため、ガソリン車+約100万円となります。
▪️コンパクトカークラス 代表車種:日産リーフ、プジョーe-208、BYDドルフィン
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日本のEVの先駆者といえば日産リーフ。価格は4,081,000円から。他にも輸入車だとプジョーやBYDもコンパクトカークラスで発売しており、価格は350万円台や500万円台と色々な選択肢があります。
ガソリン車クラスだと約250万円が人気価格帯となっており、車種次第ですが、100万円から200万円高となっています。
▪️ミドルカークラス 代表車種:日産アリア、トヨタbz4x、ボルボ C40
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使い勝手のいいミドルクラスだと日産やトヨタからEVが発売されています。
日産アリアは6,590,100円から、トヨタbz4xは5,500,000円から。
同じクラスのガソリン車だと、約400万円台から人気車種が購入できるため、価格差は150万円〜250万円となっています。
▪️ラージカークラス 代表車種:テスラモデル3、BYD SEAL、レクサスRZ
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ラージかークラスだと、世界で最もEVを販売しているテスラが国内でも人気です。テスラモデル3は5,313,000円から。BYD SEALも5,280,000円からと、価格はワンクラス下とお買い得になっています。
このクラスはガソリン車も高価格帯が多くなっており、トヨタクラウン、ハリアー、スバルレヴォーグなどセダン、SUV、ステーションワゴンと単純比較は難しいですが、約400万円から800万円と幅広い価格レンジとなっています。そのため、場合によってはEVの方がお買い得になるケースもありますね。
b.EVとガソリン車の価格の違いについて
EVはガソリン車と比べると一般的に価格が高めです。なぜこの違いが生まれるのか、主なポイントを解説します。
バッテリーが高額
EVの価格が高くなる最大の理由は「バッテリー」です。
EVの動力源となるリチウムイオンバッテリーは、車両価格の30〜50%を占めるとも言われています。バッテリーが高いの理由は以下が考えられます。
大容量が必要:ガソリン車の燃料タンクと同じ役割を果たすため、大きなバッテリーが必要。
製造コストが高い:リチウムやニッケルなどの希少金属を使用し、製造コストが高い。
寿命と安全性の確保が必要:長期間使用できるようにするため、品質管理が厳しく、コストがかかる。
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ただし、バッテリーの技術は年々進化しており、今後は価格が下がることが期待されています。
EVは最新技術・装備が標準搭載される
EVは、環境性能だけでなく「最新のテクノロジーを備えたクルマ」として販売されることが多いため、先進的な装備が標準搭載されがちです。
例えば…
自動運転支援システム(ADAS)
大型ディスプレイや最新インフォテインメントシステム
OTA(Over The Air)アップデート対応のソフトウェア
など、高級車に搭載されるような装備が標準になっているケースが多いです。
ガソリン車ではオプション扱いの機能も、EVでは標準装備されるため、その分価格が高くなることがあります。
量産効果の違い
ガソリン車は100年以上の歴史があり、大量生産の技術が確立されています。一方、EVはまだ生産規模が小さく、コストを抑えにくい状況です。
大量生産が進むことで、部品のコストや製造費が下がり、EVの価格もガソリン車と同じくらいに近づくと考えられています。
私が購入したのは・・・
ちなみに私が購入したのは、BYD SEALです。購入検討にあたりテスタモデル3と非常に悩みましたが、BYD SEALを選択しました。車両本体価格は5,280,000円の後輪駆動仕様のモデルです。
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3.補助金・助成金を活用した実質負担額
EVには国や自治体などからの購入補助があります。
a. EV購入時の減税制度
EVを購入する際には、エコカー減税が適用されます。EVは自動車取得税や自動車重量税、環境性能割が免除されます。ただガソリン車の中でも一部ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車も免除される車種がありますので、いちがいにガソリン車よりお得、とはいえません。
b. 補助金を活用した実質負担額の軽減
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EVの購入や充電設備の設置に対して、国や自治体から補助金が提供されています。ここがガソリン車との大きな違いです。
CEV補助金:国土交通省が実施する補助金制度で、EV購入時に最大85万円の補助が受けられます。(但し補助金を利用する場合、一定期間以上車両を保有する必要があります。補助金の詳細はこちら)
自治体の補助金:各自治体でも独自の補助金制度を設けており、国の補助金と併用することで、さらに負担を軽減できます。例えば、東京都では最大70万円の補助金が出るなど、住む場所によっては非常にお得な制度となっています。
私の場合は・・・
私の住む自治体ではEV購入の補助はありませんでした。よって受けた補助金はCEV補助金です。ちなみに当時のBYD SEALの補助金金額は45万円でした。
ただ補助金は前述の通り、一定期間の保有は必要です。4年間はBYDに乗り続けないと補助金の返還が求められます。制度とはいえ残念ですね・・・
4.自宅での充電設備導入費用
戸建ての方はEV導入当たっては充電設備の導入もお勧めします。EVの自宅充電設備は、大きく「3kW充電」と「6kW充電」の2種類に分かれます。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
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a. 3kW充電
200V・15Aの電源を利用し、3kWの出力でEVを充電する方式です。
メリット:
✅ 設置費用が安く、導入しやすい(約10万円〜)
✅ ほとんどの家庭で電気契約を変更せずに設置可能
✅ 充電器の選択肢が豊富
デメリット:
⚠️ 充電速度が遅め(30kWhのバッテリーなら約10時間、60kWhなら約20時間)
⚠️ 夜間の充電で満充電に間に合わない場合がある
b. 6kW充電
200V・30Aの電源を利用し、6kWの出力でEVを充電する方式です。
メリット:
✅ 充電時間が短く、実用性が高い(3kWの約半分の時間で充電可能)
✅ 夜間の充電でもフル充電しやすい
✅ 1日に長距離走る場合も安心
デメリット:
⚠️ 設置費用が高め(配線工事や電力契約の変更が必要になる場合がある)(約30万円〜)
⚠️ 契約電力の増加により、電気代の基本料金が上がる可能性がある
私の場合は・・・
私は週末に短距離の走行がメインのため、3kW充電設備を導入しました。
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5.購入時のイニシャルコスト総額
EVの購入時の費用をまとめると以下となります。
費用:車両本体価格、充電設備、購入時の諸費用、ショップオプション
補助:CEV補助金、自治体の補助金、エコカー減税
私の場合は・・・
BYD SEALの購入時のイニシャルコストは以下です。
費用
車両本体価格:5,280,000円
充電設備:104,500円
購入時の諸費用:144,990円
ショップオプション:192,000円
補助
CEV補助金:45万円
エコカー減税:0円
下取車充当金:29万円
キャンペーン値引き:33万円
キャンペーン充電設備費用負担:10万円
総額
450万円!BYD SEAL登場のすぐの週末に購入したため、当時のキャンペーンで45万円ほど値引きがありましたが、それでもこの金額で600km近く走るEVが買えるとは思っていませんでした。
6.まとめ
EV購入と充電設備導入の初期費用は高く感じるかもしれませんが、補助金を上手に活用すれば、実質的な負担を大きく減らすことができます。
車種によって同じクラスのガソリン車と比べ高く手が出しにくいかもしれませんが、テスラやBYDでは補助金を加味すると非常にコスパの良い車種もありますので、是非検討してみてください。
次回の記事では、「ガソリン代 vs. 充電代、どっちが安い?」をテーマに、EV車を使ってわかったメリット、後悔ポイントを紹介します。