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テープが原因で原状回復費用を支払う羽目に

旧居の退去費用の精算が済んだ。

ルームクリーニング代の他に原状回復費用を支払う羽目になった。

原状回復費用をいくら請求されたのか?


私が把握する傷や汚れはこんな感じ。

傷や汚れ1

木枠の塗装剥がれ。

カーテンフックを両面テープで貼っていた。

シール剥がしを使ったら塗装が剥がれてしまった。


傷や汚れ2

木枠の塗装剥がれ。

保護テープを貼っていた。

それを剥がした時に塗装も剥がれてしまった。

ちなみに、補修クレヨンを使ってみたがご覧の通り。


傷や汚れ3

フローリングの傷。

家財を倒して傷つけてしまった。

傷の大きさは1cmほど。


傷や汚れ4

テープの剥がし跡。

突っ張り棒で木枠を傷つけないように保護テープを貼っていた。

粘着剤が乾燥して固まってしまったようで剥がしきれなかった。

ちなみに、酢や中性洗剤を使ってみたがご覧の通り。


まず、火災保険を使えないか保険会社に問い合わせてみた。

私「保険を使えないか確認したい。」

女「どれも対象外。」

私「どんな状態だと対象になるの?」

女「壁や床に穴があいたとか。」

契約時にもらった保険契約ハンドブックも読んでみた。

単なる外観上の損傷であり、借用戸室の機能に直接関係のない損害は補償の対象外となります。

保険契約ハンドブック

あの程度では『単なる外観上の損傷』ということ。


退去立会い前に原状回復費用を見積もってみた。

ちなみに、ネットの情報をもとに自分で見積もったので精度は低い。

  • 窓枠の塗装剥がれ 1,000円

  • 棚枠の塗装剥がれ 1,000円

  • フローリングの傷 5,000円

  • テープの剥がし跡 5,000円

見積の合計は12,000円。

ただし、いずれも部分的に補修する場合の費用。

木枠やフローリングを全体的に補修するとなると10倍以上に跳ね上がる。

とはいえ、まずは12,000円以内に収まるかどうか。


いざ、退去立会いへ。

管理会社の担当が室内を見渡し、棚や押し入れを確認する。

担当が語る。

「テープの剥がし跡は費用が発生するかもしれない。

清掃業者がやっておいてくれる場合もあるけど。

立会いで見つからなくても作業をしてみて見つかる場合もある。

排水口にボールペンが詰まっていて交換に3万円かかった例もある。

請求は1か月後になる。」

退去立会い時に原状回復費用は決まらない。

清掃業者からの請求をもとに管理会社が借主への請求額を決める。


3週間後、管理会社から電話あり。

テープの剥がし跡の補修費用4,400円を請求された。

この部分にかかる費用は想定通り。

その他の部分について費用を請求されていない。

請求額は許容範囲なので支払った。


今回の経験をまとめておく。


一、テープはトラブルのもと。

テープは便利なのでつい使ってしまう。

しかし、長期間経つと粘着剤が乾燥して剥がしにくくなる。

そうすると、剥がす時に壁紙や塗装を痛めることもある。

ちなみに、新居の賃貸借契約書にこう記載されている。

柱、建具、壁等に接着テープ、フック類、釘、ビス等を取り付けないこと。

賃貸借契約書

テープはもう使わない。


二、良い管理会社を選ぶ。

今回、原状回復費用を支払う羽目になったが許容範囲だった。

しかし、悪い管理会社になると高額を請求されかねない。

物件探しの段階から管理会社の良し悪しを気にしておいたほうがいい。

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