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高島眞貴子さん:EU協会での10年の活動を振り返って…
京都・奈良EU協会
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🎼 音楽はNara EU Celtic Harp Club
一月一日
スカイボートソング
ラバーズコンチェルト
モルダウ
ヴィバルディ 四季 冬 第2楽章
また、1/15(水)の楽しかった収録に先立ち、高島眞貴子さんから手記を頂いております。
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「EU協会での10年の活動を振り返る」というテーマですが、堅苦しくなく色々なお話が出来たらと思っております。
・EU協会に入会したきっかけ
大学の時に第二外国語がフランス語でしたし、2007年の11月に、2013年の8月に主人とフランスへ旅行に行きましたので、フランス語を学びなおしたかったのです。
仲井先生のクラス《Bon Moment(ボンモマン)》に入会したのがきっかけで、EU協会に入りました。もう12年も前になるのですね。あっという間に過ぎてしまいました。10年間の年月です。30分では話せないほどたくさんの思い出があります。
・どのような活動を期待していたか?
外国人の方々との交流ができるのかなと思っていました。最初に、ラジオのパーソナリティや、英語クラブとフランス語クラブに誘われたのがはじめだと思います。
・NPO法人京都・奈良EU協会ってどのようなところ?
いろんな楽しいことをを思いつく仲井理事長が中心となってSympa(フランス語で「感じの良い」「居心地の良い」「好感の持てるという意味)な仲間と共に楽しいことを企画、共有して良い思い出を作っていく‥そんなところだと思っています。
英語クラブ、フランス語クラブ、ろくさろんでの音楽コンサート、サイエンスカフェ、ワイン会など、楽しいイベントがたくさんあり、私にとって、知識欲とか、探求心とか、、、そういったものを掻き立ててくれる場所です。
知識を得る喜びは素晴らしいものです。「勉強が大変だね‥」ではなくて、「楽しいね!」と心から言えるようになる場所です。
西洋の歴史や文化など、知れば知るほど面白いじゃないですか?そういった知識を持って旅行に行くのと、知らないで行くのとでは、モノの見え方が違ってくるでしょう。小さな夢ですが、いつの日か、海外旅行に行った時に、自分はEU協会で勉強したからこんなに成長してる‥と感じられるようになっていたいんです。
最初の頃は奈良日仏協会に入っていたので、イベントの主催が奈良日仏協会だったのですが、途中からEU協会に移ったのでした。
(少しあいまいな記憶になってきてますが)楽しいことをしたい、届けたいという気持ちには変わりなく、当時仲井先生と、それから主にボンモマンの仲間といっしょに活動していました。
志賀直哉旧居でシリル・コピーニさんの落語を聞いたり。そのあと「ソワレDEなら」コピーニさんを連れて行って、わたしにとってのEU協会は、そのあたりからのスタートだったように覚えています(おそらく2015年)。
その前に、2014年の2月に、親友のエリーがオーストラリアから来た時に、EU協会の英語クラブに連れて行ったんです(ちょっとだけね)。それが幻の1回目です。
仲井先生がお知り合いのヴィオラダガンバ奏者の坂本利文さんご夫妻をご紹介してくださいました。おふたりに志賀直哉旧居で演奏していただいたりしました。
おはなしの方では生駒おはなし会の先輩だった長嶺知永子さんに語っていただいたり、その時にハープの清水祥江先生にもご出演をお願いしたり‥。
それから奈良の依水園でもイベントをしましたね。坂本さんの息子さんの坂本龍右さんと坂本洋子さんに仲井先生が演奏をおねがいして開催しました。
当日は雨で、弦が切れたりして、大変でしたが、お越しくださったみなさんがとても喜んでくれたのが嬉しかったです。
ひとつやると、次にやらなければならない事や、やりたい事が見えてきます。
日仏協会でも、EU協会でも、周りの方々が先生だらけ。スタッフとしてお手伝いするにしても、一家庭の主婦で世間知らずの私はいつもあっぷあっぷしてました。ほら、プールの中で背が立たないところに爪先立ちで立ってあっぷあっぷする感じ。
わかりますか?その「少し頑張る」ことが楽しかったんです。いつのまにかできない!と思ってたことができるようになっていたりするんです。それが例えば一年後に振り返ってびっくりする時があって、この年でこんなに成長させてくれてありがとう!という気持ちが生まれてくるのでした。
・EU協会での出会いや、そのことを通しての自分自身の活動への変化など
沢山の方々との新しい出会いがありました。優しい会員の方々に支えてもらってきました。本当にありがとうございます。
沢山の出会いの中から気の合う同じような趣味の友達も見つけることができました。
志を同じくする仲間を見つけることができました。それがとても嬉しいし、培ってきた時間がもう二度とない宝物です。
2014年に仲井先生のフランス語のクラブ、ボンモマンに入会してくださった米津春日先生はフランス料理界における重鎮でした。
残念ながら米津先生は昨年の3月31日にお亡くなりになられたのですが、奥様とふたり、ほんとうにとてもよくしていただき、楽しい思い出が沢山あります。
米津先生を中心としたレザミドラフランスというお料理の会を作りました。スタッフはボンモマンのメンバーでした。そのメンバーも、この十年間の間に遠くへ行ってしまったり、亡くなってしまったり‥人は永遠ではないですね。
寂しいです。奈良の小西通りにあるフレンチレストランのシェフ、久保田シェフですが、、、彼が「高島さん、やろうよ!!」と言ったんです。それが始まりでした。
季節に合わせてのメニューをみんなで考えたりしました。みんなと何をしようかって考えたり、楽しい思い出がいっぱいあります。
いちごのドレッシングを作ったり、フランスにはクレープの日というのがあるのを教えてもらって、それは2月2日なんですよ。聖母マリアのお清めの日なんですって。
黄色い丸みのあるクレープは春の訪れを連想させる縁起物とされているそうです。
クレープの日で思い出しましたが、仲井理事長がお店のプロジェクターをつかってその時々のイベントにあったおはなしをしてくださいました。
そんなレザミドラフランスは米津先生がいたからこそ‥の会だったので、だからもうレザミドラフランスはできないんです。一期一会なのだな‥と思います。
それからまた、奈良にある、ある有名なスモールラグジュアリーホテルで「一足早いクリスマス」というイベントを米津先生とホテルの方々と一緒に企画したりもしました。栢口昇さんはそのひとりで、かけがえのない思い出を共有した仲間です。
全国的にもとても有名で人気のある格式の高いホテルですが、米津先生のおかげで習いたてのハープチームがそこで演奏させていただいたことは忘れられない思い出です。しかもとても大切にしていただきました。そこは超一流の音楽家の方々が集うホテルになったので、今では考えられないことです。
私が覚えているこのイベントでの一番の思い出は、ハッシュドビーフのスタンドクッキングです。ボォっと炎が上がるものでした。monsieur米津とその弟子の仙石シェフが2人揃うと顔を見合わせてニコニコするんです。すごく嬉しそうで生き生きと楽しげで、それを見ているだけでしあわせでした。
会を開くたびにいつも満席で、お越しくださったみなさんが本当に喜んでくださっていたことを思い出します。「ありがとう」「嬉しいです」「楽しかったです」そう言ってもらえるのが嬉しくて仕方ありませんでした。
・英語クラブについて
英語クラブはEU協会の根幹だからとても大切なものなのです。と、EU協会に入る時に、仲井理事長に言われました。
お手伝いすることになりましたが、ぜんぜん英語ができないので、ほんとのことを言うとものすごく不安でした。
でも、お引き受けしたからには!と思って、すごく一生懸命頑張りました。今でもほぼ毎日、英語とフランス語の勉強をしています。これを学生時代にしておけばよかったと後悔してますが、後悔しても仕方ないので、今を大切にすべきだと思って頑張ってます。
困難こそ、まさに満足感を与えてくれるものであると、アランの幸福論に書いてありましたが、、最初あんなにハードルが高いと恐れ慄いていた英語クラブが大好きになって、大切にしていました。
家の近所のイタリア料理店のルカさん、そのお友達のドイツ人のヨアヒムさん、お友達に連れて行ってもらったパーティーで知り合ったスイス人で五カ国語を話すロジェさん‥
ドイツ人で大学の先生のギーゼラさんは生駒に住むママ友の親友です。私の大切な友達を紹介するから大切にしてねと言われたのを覚えています。そのギーゼラ さんのお友達のクリスティーンさん。彼女は墨アーティストで、彼女の個展が生駒で開催された時向井佳代子さんと一緒にみにいったのが、初めての出会いでした。
何回も来てくださっているうちに彼らはEU 協会のメンバーとすっかり打ち解けて仲間になっていたように思います。ルカさんのお店でクリスマスパーティーをしたこともありました。
2015年からアメリカに行っておられた中村副理事長がアメリカから帰国されました。
そして再び英語クラブの中心となって活躍して、まほろばを再開してくださるようになりました。きっとアメリカでも「EU協会英語クラブは大丈夫なんか?!」と、ハラハラして、心配してらしたのではないかと思います。
副理事長は学生時代はESSに在籍していたそうです。だから彼の作る英語クラブは「ESSまほろば」ってネーミングなのだそうです。
英語クラブでの思い出といえば、奈良町にあるジャズの老舗店で英語クラブをしたことも良い思い出です。あの企画を理事長と副理事長に話し、副理事長は英語を担当してくださり、あの空間で、英語の授業をしてくださいました。音楽はハープチームのみんなと「ムーン・リバー」を奏でました。
理事長も副理事長も楽しいことを企画するのが大好きです。
生まれてから死ぬまでなるべくいろんなことを体験しておきたいという欲張りな私は、いろいろ面白いことに挑戦させていただいています。
・ラジオパーソナリティとして
ラジオパーソナリティをさせていただくようになって、10年ほど経ちました。初めは何が何やらぜんぜんわからず、失敗ばかりしていました。今思い出しても、ごめんなさいです。
コロナ禍になるころ、仲井先生からひとりでやるように任されました。試行錯綜して、いま、ようやく自分の道が見えてきたような気がしています。
みなさんの素晴らしい日々の生活や思いをラジオを通してお届けしていければ、そして聴いてくださった方々の心になにかを届けられたら、手を繋いでいけたら、そんな事ができたら嬉しいなと思ってます。
・ハープの会
2015年の8月18日の火曜日に初めて清水 祥江さんに会ったんですね。。それから2016年の4月27日にアイリッシュハープを清水祥江さんに習うことに決めたんです。
2017年2月10日にハープの体験会をしたしました。その時は金重さんと下村淑子さんが清水先生のお手伝いに来てくれていたと書いてありました。いろんな歴史があったんです。
今日はこのあと、ハープの仲間と‥名前はレザミとつけました。フランス語で友達という意味です。
・EU協会での活動
あっという間の10年間と言いますが、振り返ってみるとすごいたくさんの人々と沢山のことを経験してきていました。
アンドレ・アンジェイ先生の文明講座も面白かったです。アンジェイ先生が話すのを記録して帰ってからまとめるのにすごく苦労したのを覚えてます。頑張りました笑
岡春樹さんのワインの会もものすごく人気がありました。さかいのぶえさんがソムリエで受け付けなどをしてくださっていました。
岡さんはいろんな国のワインについて解説をしてくださいました。あんなワイン会は他では無いと思います。岡さんの探究心がすごいので、内容がとても詳しいのです。ワインって奥が深いのですね。
それから神戸にお住まいのフランス語の先生の松原容子先生ともEU協会を通して仲良くなりました。松原先生はワインエキスパートという資格を持っておられます。
神戸にみんなでバッハコレギウムジャパンの音楽を聴きに行った時、帰りに松原先生のデグヴェルトというお教室があるんですが、そこに寄らせていただきワインを飲んだんですよ。
・音楽について
EU協会にはろくさろんという音楽をみんなで聞く会があります。ピアニストの恵理さんと仲井理事長とで、もう長年企画されています。
素敵な会だと思っています。
小さい頃ピアノを習っていましたが、転勤族の娘でしたので、転校が多くて習い事が続かなくて、音楽をEU協会に入ってから再開できたのもとても嬉しいことの一つです。
・今後の夢
夢は‥元気でいること。みんなも元気でいてほしいです。
そして周りのみんなと仲良く楽しい思い出を沢山作っていくことです。
それから、アイリッシュハープの腕をもっと磨いてみんなといろんなところに演奏に行けたらと思います。海外に行って演奏してみたいというのもあります。おはなしとハープを組み合わせてボランティアにいけたらいいなぁとかも‥ですがどんなふうに組み合わせたら良いのかがまだわからないんで、これは夢ですね。
・タンタン
2014年だったと思いますが、ボンモマンのみんな、仲井先生もいたんですが‥とふらりとはいったあるお店に柳谷安以子さんがいたんです。
彼女のフランス地方菓子のお店でした。
才能に溢れた彼女は語学も堪能。素晴らしいお友達として仲良くさせていただいていたのですが、地方菓子を習おうよと誘ってくださったのをきっかけにフランス地方菓子作りにもハマりました。楽しい、美味しい!!ですが太る‥みたいな。
・最後に
私が2013年からフランス語を習い始めて、12年が経ちました。仲井理事長のおかげで、たくさんの素晴らしい方々と知り合うことができました。
この間の学びは、毎日の積み重ねで少しずつ私の中で育っています。
本当にありがとうございます。これからも精進して、一歩ずつ歩み続けて育てていきたいと思っておりますので、みなさま、これからもどうぞよろしくお願い致します。
NPO法人京都・奈良EU協会理事 高島眞貴子
一月一日
スカイボートソング
ラバーズコンチェルト
モルダウ
ヴィバルディ 四季 冬 第2楽章
また、1/15(水)の楽しかった収録に先立ち、高島眞貴子さんから手記を頂いております。
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「EU協会での10年の活動を振り返る」というテーマですが、堅苦しくなく色々なお話が出来たらと思っております。
・EU協会に入会したきっかけ
大学の時に第二外国語がフランス語でしたし、2007年の11月に、2013年の8月に主人とフランスへ旅行に行きましたので、フランス語を学びなおしたかったのです。
仲井先生のクラス《Bon Moment(ボンモマン)》に入会したのがきっかけで、EU協会に入りました。もう12年も前になるのですね。あっという間に過ぎてしまいました。10年間の年月です。30分では話せないほどたくさんの思い出があります。
・どのような活動を期待していたか?
外国人の方々との交流ができるのかなと思っていました。最初に、ラジオのパーソナリティや、英語クラブとフランス語クラブに誘われたのがはじめだと思います。
・NPO法人京都・奈良EU協会ってどのようなところ?
いろんな楽しいことをを思いつく仲井理事長が中心となってSympa(フランス語で「感じの良い」「居心地の良い」「好感の持てるという意味)な仲間と共に楽しいことを企画、共有して良い思い出を作っていく‥そんなところだと思っています。
英語クラブ、フランス語クラブ、ろくさろんでの音楽コンサート、サイエンスカフェ、ワイン会など、楽しいイベントがたくさんあり、私にとって、知識欲とか、探求心とか、、、そういったものを掻き立ててくれる場所です。
知識を得る喜びは素晴らしいものです。「勉強が大変だね‥」ではなくて、「楽しいね!」と心から言えるようになる場所です。
西洋の歴史や文化など、知れば知るほど面白いじゃないですか?そういった知識を持って旅行に行くのと、知らないで行くのとでは、モノの見え方が違ってくるでしょう。小さな夢ですが、いつの日か、海外旅行に行った時に、自分はEU協会で勉強したからこんなに成長してる‥と感じられるようになっていたいんです。
最初の頃は奈良日仏協会に入っていたので、イベントの主催が奈良日仏協会だったのですが、途中からEU協会に移ったのでした。
(少しあいまいな記憶になってきてますが)楽しいことをしたい、届けたいという気持ちには変わりなく、当時仲井先生と、それから主にボンモマンの仲間といっしょに活動していました。
志賀直哉旧居でシリル・コピーニさんの落語を聞いたり。そのあと「ソワレDEなら」コピーニさんを連れて行って、わたしにとってのEU協会は、そのあたりからのスタートだったように覚えています(おそらく2015年)。
その前に、2014年の2月に、親友のエリーがオーストラリアから来た時に、EU協会の英語クラブに連れて行ったんです(ちょっとだけね)。それが幻の1回目です。
仲井先生がお知り合いのヴィオラダガンバ奏者の坂本利文さんご夫妻をご紹介してくださいました。おふたりに志賀直哉旧居で演奏していただいたりしました。
おはなしの方では生駒おはなし会の先輩だった長嶺知永子さんに語っていただいたり、その時にハープの清水祥江先生にもご出演をお願いしたり‥。
それから奈良の依水園でもイベントをしましたね。坂本さんの息子さんの坂本龍右さんと坂本洋子さんに仲井先生が演奏をおねがいして開催しました。
当日は雨で、弦が切れたりして、大変でしたが、お越しくださったみなさんがとても喜んでくれたのが嬉しかったです。
ひとつやると、次にやらなければならない事や、やりたい事が見えてきます。
日仏協会でも、EU協会でも、周りの方々が先生だらけ。スタッフとしてお手伝いするにしても、一家庭の主婦で世間知らずの私はいつもあっぷあっぷしてました。ほら、プールの中で背が立たないところに爪先立ちで立ってあっぷあっぷする感じ。
わかりますか?その「少し頑張る」ことが楽しかったんです。いつのまにかできない!と思ってたことができるようになっていたりするんです。それが例えば一年後に振り返ってびっくりする時があって、この年でこんなに成長させてくれてありがとう!という気持ちが生まれてくるのでした。
・EU協会での出会いや、そのことを通しての自分自身の活動への変化など
沢山の方々との新しい出会いがありました。優しい会員の方々に支えてもらってきました。本当にありがとうございます。
沢山の出会いの中から気の合う同じような趣味の友達も見つけることができました。
志を同じくする仲間を見つけることができました。それがとても嬉しいし、培ってきた時間がもう二度とない宝物です。
2014年に仲井先生のフランス語のクラブ、ボンモマンに入会してくださった米津春日先生はフランス料理界における重鎮でした。
残念ながら米津先生は昨年の3月31日にお亡くなりになられたのですが、奥様とふたり、ほんとうにとてもよくしていただき、楽しい思い出が沢山あります。
米津先生を中心としたレザミドラフランスというお料理の会を作りました。スタッフはボンモマンのメンバーでした。そのメンバーも、この十年間の間に遠くへ行ってしまったり、亡くなってしまったり‥人は永遠ではないですね。
寂しいです。奈良の小西通りにあるフレンチレストランのシェフ、久保田シェフですが、、、彼が「高島さん、やろうよ!!」と言ったんです。それが始まりでした。
季節に合わせてのメニューをみんなで考えたりしました。みんなと何をしようかって考えたり、楽しい思い出がいっぱいあります。
いちごのドレッシングを作ったり、フランスにはクレープの日というのがあるのを教えてもらって、それは2月2日なんですよ。聖母マリアのお清めの日なんですって。
黄色い丸みのあるクレープは春の訪れを連想させる縁起物とされているそうです。
クレープの日で思い出しましたが、仲井理事長がお店のプロジェクターをつかってその時々のイベントにあったおはなしをしてくださいました。
そんなレザミドラフランスは米津先生がいたからこそ‥の会だったので、だからもうレザミドラフランスはできないんです。一期一会なのだな‥と思います。
それからまた、奈良にある、ある有名なスモールラグジュアリーホテルで「一足早いクリスマス」というイベントを米津先生とホテルの方々と一緒に企画したりもしました。栢口昇さんはそのひとりで、かけがえのない思い出を共有した仲間です。
全国的にもとても有名で人気のある格式の高いホテルですが、米津先生のおかげで習いたてのハープチームがそこで演奏させていただいたことは忘れられない思い出です。しかもとても大切にしていただきました。そこは超一流の音楽家の方々が集うホテルになったので、今では考えられないことです。
私が覚えているこのイベントでの一番の思い出は、ハッシュドビーフのスタンドクッキングです。ボォっと炎が上がるものでした。monsieur米津とその弟子の仙石シェフが2人揃うと顔を見合わせてニコニコするんです。すごく嬉しそうで生き生きと楽しげで、それを見ているだけでしあわせでした。
会を開くたびにいつも満席で、お越しくださったみなさんが本当に喜んでくださっていたことを思い出します。「ありがとう」「嬉しいです」「楽しかったです」そう言ってもらえるのが嬉しくて仕方ありませんでした。
・英語クラブについて
英語クラブはEU協会の根幹だからとても大切なものなのです。と、EU協会に入る時に、仲井理事長に言われました。
お手伝いすることになりましたが、ぜんぜん英語ができないので、ほんとのことを言うとものすごく不安でした。
でも、お引き受けしたからには!と思って、すごく一生懸命頑張りました。今でもほぼ毎日、英語とフランス語の勉強をしています。これを学生時代にしておけばよかったと後悔してますが、後悔しても仕方ないので、今を大切にすべきだと思って頑張ってます。
困難こそ、まさに満足感を与えてくれるものであると、アランの幸福論に書いてありましたが、、最初あんなにハードルが高いと恐れ慄いていた英語クラブが大好きになって、大切にしていました。
家の近所のイタリア料理店のルカさん、そのお友達のドイツ人のヨアヒムさん、お友達に連れて行ってもらったパーティーで知り合ったスイス人で五カ国語を話すロジェさん‥
ドイツ人で大学の先生のギーゼラさんは生駒に住むママ友の親友です。私の大切な友達を紹介するから大切にしてねと言われたのを覚えています。そのギーゼラ さんのお友達のクリスティーンさん。彼女は墨アーティストで、彼女の個展が生駒で開催された時向井佳代子さんと一緒にみにいったのが、初めての出会いでした。
何回も来てくださっているうちに彼らはEU 協会のメンバーとすっかり打ち解けて仲間になっていたように思います。ルカさんのお店でクリスマスパーティーをしたこともありました。
2015年からアメリカに行っておられた中村副理事長がアメリカから帰国されました。
そして再び英語クラブの中心となって活躍して、まほろばを再開してくださるようになりました。きっとアメリカでも「EU協会英語クラブは大丈夫なんか?!」と、ハラハラして、心配してらしたのではないかと思います。
副理事長は学生時代はESSに在籍していたそうです。だから彼の作る英語クラブは「ESSまほろば」ってネーミングなのだそうです。
英語クラブでの思い出といえば、奈良町にあるジャズの老舗店で英語クラブをしたことも良い思い出です。あの企画を理事長と副理事長に話し、副理事長は英語を担当してくださり、あの空間で、英語の授業をしてくださいました。音楽はハープチームのみんなと「ムーン・リバー」を奏でました。
理事長も副理事長も楽しいことを企画するのが大好きです。
生まれてから死ぬまでなるべくいろんなことを体験しておきたいという欲張りな私は、いろいろ面白いことに挑戦させていただいています。
・ラジオパーソナリティとして
ラジオパーソナリティをさせていただくようになって、10年ほど経ちました。初めは何が何やらぜんぜんわからず、失敗ばかりしていました。今思い出しても、ごめんなさいです。
コロナ禍になるころ、仲井先生からひとりでやるように任されました。試行錯綜して、いま、ようやく自分の道が見えてきたような気がしています。
みなさんの素晴らしい日々の生活や思いをラジオを通してお届けしていければ、そして聴いてくださった方々の心になにかを届けられたら、手を繋いでいけたら、そんな事ができたら嬉しいなと思ってます。
・ハープの会
2015年の8月18日の火曜日に初めて清水 祥江さんに会ったんですね。。それから2016年の4月27日にアイリッシュハープを清水祥江さんに習うことに決めたんです。
2017年2月10日にハープの体験会をしたしました。その時は金重さんと下村淑子さんが清水先生のお手伝いに来てくれていたと書いてありました。いろんな歴史があったんです。
今日はこのあと、ハープの仲間と‥名前はレザミとつけました。フランス語で友達という意味です。
・EU協会での活動
あっという間の10年間と言いますが、振り返ってみるとすごいたくさんの人々と沢山のことを経験してきていました。
アンドレ・アンジェイ先生の文明講座も面白かったです。アンジェイ先生が話すのを記録して帰ってからまとめるのにすごく苦労したのを覚えてます。頑張りました笑
岡春樹さんのワインの会もものすごく人気がありました。さかいのぶえさんがソムリエで受け付けなどをしてくださっていました。
岡さんはいろんな国のワインについて解説をしてくださいました。あんなワイン会は他では無いと思います。岡さんの探究心がすごいので、内容がとても詳しいのです。ワインって奥が深いのですね。
それから神戸にお住まいのフランス語の先生の松原容子先生ともEU協会を通して仲良くなりました。松原先生はワインエキスパートという資格を持っておられます。
神戸にみんなでバッハコレギウムジャパンの音楽を聴きに行った時、帰りに松原先生のデグヴェルトというお教室があるんですが、そこに寄らせていただきワインを飲んだんですよ。
・音楽について
EU協会にはろくさろんという音楽をみんなで聞く会があります。ピアニストの恵理さんと仲井理事長とで、もう長年企画されています。
素敵な会だと思っています。
小さい頃ピアノを習っていましたが、転勤族の娘でしたので、転校が多くて習い事が続かなくて、音楽をEU協会に入ってから再開できたのもとても嬉しいことの一つです。
・今後の夢
夢は‥元気でいること。みんなも元気でいてほしいです。
そして周りのみんなと仲良く楽しい思い出を沢山作っていくことです。
それから、アイリッシュハープの腕をもっと磨いてみんなといろんなところに演奏に行けたらと思います。海外に行って演奏してみたいというのもあります。おはなしとハープを組み合わせてボランティアにいけたらいいなぁとかも‥ですがどんなふうに組み合わせたら良いのかがまだわからないんで、これは夢ですね。
・タンタン
2014年だったと思いますが、ボンモマンのみんな、仲井先生もいたんですが‥とふらりとはいったあるお店に柳谷安以子さんがいたんです。
彼女のフランス地方菓子のお店でした。
才能に溢れた彼女は語学も堪能。素晴らしいお友達として仲良くさせていただいていたのですが、地方菓子を習おうよと誘ってくださったのをきっかけにフランス地方菓子作りにもハマりました。楽しい、美味しい!!ですが太る‥みたいな。
・最後に
私が2013年からフランス語を習い始めて、12年が経ちました。仲井理事長のおかげで、たくさんの素晴らしい方々と知り合うことができました。
この間の学びは、毎日の積み重ねで少しずつ私の中で育っています。
本当にありがとうございます。これからも精進して、一歩ずつ歩み続けて育てていきたいと思っておりますので、みなさま、これからもどうぞよろしくお願い致します。
NPO法人京都・奈良EU協会理事 高島眞貴子