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野分と和紙 〜日本の美しいもの〜

京都・奈良EU協会
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その昔、日本では「台風」のことを「野分」と言いました。
「野分」という言葉は、風になぎ倒される野の草花への思いが込められている、日本人らしいとても美しい言葉です。「台風」とは一味違いますね。
さてその源氏物語、いよいよ紫式部が筆を執り始めました!大河ドラマの中の話ですが…笑
忘れてはいけないのは、日本にはその時すでに、それを綴るための上質の紙があったということ。ドラマでは紫式部(まひろ)の元にたくさんの越前の和紙が届きました。
 明治初期に使われた海外製の脆弱な紙幣を改造する時に使われたのは和紙の原料「みつまた」。日本の紙幣を支えてきたのもまた上質な紙です。
 今回はそんなお話をヴィヴァルディの『四季』の中の「秋」と共にお聴き頂きます。
※写真は、奈良は吉野の手漉き和紙工房に取材に行かせてもらった時のものです。
Concerto No. 3 in F major, Op. 8, RV 293, "L'autunno" (Autumn)
— Movement 1: Allegro
— Movement 2: Adagio molto
— Movement 3: Allegro
from The Four Seasons by Antonio Vivaldi
Wiedemann Recital Hall, Wichita State University
John Harrison — Violin / Robert Turizziani — Conductor / Wichita State University Chamber Players

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