4月1日を前に:人、モノとの出会いの不思議さと魅力を語る…🌸
京都・奈良EU協会
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NPO法人京都奈良EU協会がお送りする「ランデヴDEなら」(奈良の出会い)のお時間です。本日のパーソナリティは高島真貴子です。
もうすぐ3月は終わり。あさっては4月1日🌸4月1日と言えば…✨
ひと足早いエイプリールフール(四月馬鹿)、出席者を紹介しがてら1題ずつ騙ってもらいます(何かな❓)。
・EU協会のサボテン博士、片桐芳美さん。お写真を撮るのがとてもお上手。
・「金重美代先生のscience café」のスタッフ、島本眞紀さん。文章を書くのがとてもお上手。
・EU協会の創立時からのメンバー、小寺順子さん。とても古くから活動されている大先輩。
・素晴らしい語り手としてご活躍されている、長嶺知永子さん。ならまちでお店(Café Garagaradon)を開いておられます。EU協会のイベントもよくそこで開きます。
https://www.facebook.com/garagaradon3/
https://www.picuki.com/tag/GARAGARADON
ーまず初めに長嶺知永子さんのお話を伺います:「最近発見したこと」
昨年、完全なコロナ鬱にハマりました。食べられないとか眠れないとかいうことはないんですが、何もしたくない。こんな状態になる自分が信じられなくて。
それが、一年たったときに、あるちっちゃなことがあって、解き放たれたみたいな状況になって、もう鬱が全くなくなったんです。私が心の奥の方でどうにかしたいなと思っていた事柄自体は結局はまた戻ってるけど、一回自分の中で吹き飛んでしまった鬱が、もう私にはない。
自分の力では解決してないんです。ぱぁっと光のように私の中に入ってきて自分の全ての鬱的なものがなくなった。どうしようもないことは自分から湧き出ようとするものを萎えさせる。抜けられない泥沼の中で他(他者)からの手助けを、何かの奇跡を待つことなのだ、と思いました。
今まで宗教や占いに入り込んでいく人とかを、私は容認できない人間だったのに、そういうことに頼らないと人って生きていけないんだと、その人たちの気持ちが少し分かった。
ー島本眞紀さん:「最近私に訪れた発見と変化」
私は元々人形というものにあまり関心がなくて、どちらかと言うと苦手な方でした。だけど最近、もしかしたら生まれて初めて、ある人形に一目惚れしてしまったので、そのお話をしたいと思います。
それは私の知人である人形作家さんの作品です。今まで彼女の作品展を訪れた事はありますが、その場で素敵な作品を楽しませてもらって、帰ってくるだけでした。今回も事前に展示予定のお人形達の写真を見せてもらったんですが、どういう訳かその中の1つに目が引き込まれてしまって。あれ、私、この子すごく好きかもって思いました…。
私はすぐに作家さんに「この子が好きだ」っていう意思を伝えました。だけどその時はまだ、この子が家に来る、という所までは分からなかったです。
ー小寺順子さん:「モーリシャスへの旅行」
一昨年、かねてから行きたかったモーリシャスとその近くにあるレユニオンに行こうと思いまして、モーリシャスからレユニオンにはいけるのですが、かえり、レユニオンから直接帰ることはできなくて、諦めてモーリシャスにだけ行ってきました。でも、残念で。レユニオンには私の友達が2人いて、どうしても彼らに会いたくて。それでもし、コロナが終わったらもう一度、モーリシャスとレユニオンに行こうという計画を立てました。
−片桐芳美さん:
私、実はもうじきまた誕生日がきたら72歳になりますが、子供の頃から中身何にも変わってないと思います。気が多い。気が変わりやすい。思いついたことはすぐにとっかかりたい。でも長続きしない。
だだひとつ、昔から好きでずっと続けていることに、サボテンと多肉植物の栽培。これは小学生の頃からずっとやっていまして、この年になった今までもぜんぜんあきることはありません。いつか、機会があれば実際にサボテンや多肉植物が生えている南北両アメリカ大陸を訪ねたりとか、砂漠の気候どんなものか、現地の様子を見に行きたいなと考えています。
中学生のころに立ち上げた「サボテン愛好家連盟」の会報を作って、それに使うための写真を上手く撮れたら良いなと思ってました。勉強しているうちに、写真そのものが面白くなってきました。やっぱりいちおう男性なので女性には自然と興味が湧いてきました。写真の世界では、女性ポートレートを写すというのはひとつの確立された分野になっていたので、写真を撮ってあげたら喜ばれて。それから、私の生き方、人生っていうのか、サボテンワクワク、写真撮ってワクワク。なんかこう、ワクワクできるものがあると楽しいなという‥それを続けてきたような気がします。
私の外国人の友達がある女性の家にホームステイをしていました。その人が「パーティするから一回おいでよ」と言ってくれて、そこのお家にお邪魔させてもらって、楽しく外国の人を自分の家にホームステイさせて楽しんでいる世界を知りまして、世界が広がっていったような気がします。その人に誘われて、京都・奈良EU協会の集まりに誘っていただいて、協会の活動が自分に合っていたというか、気持ちの良い人が多いんですね。本当に良い人ばかりに巡り合います。
そこで語り部をされている長嶺知永子さんに知り合いました。本を読み聞かせて、人に涙を流させるほど素敵な話をされます。私も読み聞かせとかストーリーテラーに興味を抱くようになりました。昨日、本屋に立ち寄ったら「あなた、読み聞かせを始めたら、読んでいるうちに言葉のかわりに涙が出てきます」と書いてあった本が目につきました。中身をちょっとパラパラとみてみたら、もうすごく心を捉えられたんです。こんな年になっても自分の気持ちを捕まえてくれるような一冊の本が本屋の店頭に並んでいたのがすごい縁に思えます。
今回バックに流れている音楽はアイリッシュハープによる清水祥江さんの演奏です:
🎼1曲目と4曲目はご自身の即興演奏
🎼2曲目はオリジナル曲でla prière(祈り)
🎼3曲目はモーツァルトの歌芝居『魔笛』から
もうすぐ3月は終わり。あさっては4月1日🌸4月1日と言えば…✨
ひと足早いエイプリールフール(四月馬鹿)、出席者を紹介しがてら1題ずつ騙ってもらいます(何かな❓)。
・EU協会のサボテン博士、片桐芳美さん。お写真を撮るのがとてもお上手。
・「金重美代先生のscience café」のスタッフ、島本眞紀さん。文章を書くのがとてもお上手。
・EU協会の創立時からのメンバー、小寺順子さん。とても古くから活動されている大先輩。
・素晴らしい語り手としてご活躍されている、長嶺知永子さん。ならまちでお店(Café Garagaradon)を開いておられます。EU協会のイベントもよくそこで開きます。
https://www.facebook.com/garagaradon3/
https://www.picuki.com/tag/GARAGARADON
ーまず初めに長嶺知永子さんのお話を伺います:「最近発見したこと」
昨年、完全なコロナ鬱にハマりました。食べられないとか眠れないとかいうことはないんですが、何もしたくない。こんな状態になる自分が信じられなくて。
それが、一年たったときに、あるちっちゃなことがあって、解き放たれたみたいな状況になって、もう鬱が全くなくなったんです。私が心の奥の方でどうにかしたいなと思っていた事柄自体は結局はまた戻ってるけど、一回自分の中で吹き飛んでしまった鬱が、もう私にはない。
自分の力では解決してないんです。ぱぁっと光のように私の中に入ってきて自分の全ての鬱的なものがなくなった。どうしようもないことは自分から湧き出ようとするものを萎えさせる。抜けられない泥沼の中で他(他者)からの手助けを、何かの奇跡を待つことなのだ、と思いました。
今まで宗教や占いに入り込んでいく人とかを、私は容認できない人間だったのに、そういうことに頼らないと人って生きていけないんだと、その人たちの気持ちが少し分かった。
ー島本眞紀さん:「最近私に訪れた発見と変化」
私は元々人形というものにあまり関心がなくて、どちらかと言うと苦手な方でした。だけど最近、もしかしたら生まれて初めて、ある人形に一目惚れしてしまったので、そのお話をしたいと思います。
それは私の知人である人形作家さんの作品です。今まで彼女の作品展を訪れた事はありますが、その場で素敵な作品を楽しませてもらって、帰ってくるだけでした。今回も事前に展示予定のお人形達の写真を見せてもらったんですが、どういう訳かその中の1つに目が引き込まれてしまって。あれ、私、この子すごく好きかもって思いました…。
私はすぐに作家さんに「この子が好きだ」っていう意思を伝えました。だけどその時はまだ、この子が家に来る、という所までは分からなかったです。
ー小寺順子さん:「モーリシャスへの旅行」
一昨年、かねてから行きたかったモーリシャスとその近くにあるレユニオンに行こうと思いまして、モーリシャスからレユニオンにはいけるのですが、かえり、レユニオンから直接帰ることはできなくて、諦めてモーリシャスにだけ行ってきました。でも、残念で。レユニオンには私の友達が2人いて、どうしても彼らに会いたくて。それでもし、コロナが終わったらもう一度、モーリシャスとレユニオンに行こうという計画を立てました。
−片桐芳美さん:
私、実はもうじきまた誕生日がきたら72歳になりますが、子供の頃から中身何にも変わってないと思います。気が多い。気が変わりやすい。思いついたことはすぐにとっかかりたい。でも長続きしない。
だだひとつ、昔から好きでずっと続けていることに、サボテンと多肉植物の栽培。これは小学生の頃からずっとやっていまして、この年になった今までもぜんぜんあきることはありません。いつか、機会があれば実際にサボテンや多肉植物が生えている南北両アメリカ大陸を訪ねたりとか、砂漠の気候どんなものか、現地の様子を見に行きたいなと考えています。
中学生のころに立ち上げた「サボテン愛好家連盟」の会報を作って、それに使うための写真を上手く撮れたら良いなと思ってました。勉強しているうちに、写真そのものが面白くなってきました。やっぱりいちおう男性なので女性には自然と興味が湧いてきました。写真の世界では、女性ポートレートを写すというのはひとつの確立された分野になっていたので、写真を撮ってあげたら喜ばれて。それから、私の生き方、人生っていうのか、サボテンワクワク、写真撮ってワクワク。なんかこう、ワクワクできるものがあると楽しいなという‥それを続けてきたような気がします。
私の外国人の友達がある女性の家にホームステイをしていました。その人が「パーティするから一回おいでよ」と言ってくれて、そこのお家にお邪魔させてもらって、楽しく外国の人を自分の家にホームステイさせて楽しんでいる世界を知りまして、世界が広がっていったような気がします。その人に誘われて、京都・奈良EU協会の集まりに誘っていただいて、協会の活動が自分に合っていたというか、気持ちの良い人が多いんですね。本当に良い人ばかりに巡り合います。
そこで語り部をされている長嶺知永子さんに知り合いました。本を読み聞かせて、人に涙を流させるほど素敵な話をされます。私も読み聞かせとかストーリーテラーに興味を抱くようになりました。昨日、本屋に立ち寄ったら「あなた、読み聞かせを始めたら、読んでいるうちに言葉のかわりに涙が出てきます」と書いてあった本が目につきました。中身をちょっとパラパラとみてみたら、もうすごく心を捉えられたんです。こんな年になっても自分の気持ちを捕まえてくれるような一冊の本が本屋の店頭に並んでいたのがすごい縁に思えます。
今回バックに流れている音楽はアイリッシュハープによる清水祥江さんの演奏です:
🎼1曲目と4曲目はご自身の即興演奏
🎼2曲目はオリジナル曲でla prière(祈り)
🎼3曲目はモーツァルトの歌芝居『魔笛』から
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