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D2Eって何?(2話目)

学生でありながら起業家であるという特別な学生起業家のステータスを取得し、またフランスで学生でいながらフランスで起業するまでの過程をお伝えするこのマガジンの2話目です。
昨日深夜に最初の審査のためのフォームを記入し、また面接予約をしました。そこまでの内容が1話目です。


1話目にも出てきたD2Eって何でしょう?


Le Diplôme inter-établissements Étudiant-Entrepreneurの略です。大学の一年の特別コースで学生起業家ディプロマ(D2E)は、起業プロジェクトを持つ若い卒業生が、国家学生起業家資格の利点を受けながら、個別の起業支援プログラムに従うことを可能にするものです。D2Eの目的は、プロジェクトリーダーが事業の創造と継承に関する知識とスキルを習得・発展させ、最大限の安全性と可視性をもってプロジェクトを遂行できるようにすることです。

D2Eは、「Learning by doing」を重視した事業創造のための個別支援プログラムです。学生起業家は、起業家プロジェクトに直接関連する知識、専門的および/または個人的な経験を獲得または深め、強固な起業家プロジェクトを構築することができます。

学生起業家ディプロマ(D2E)プログラムは、スタートアップ企業のプレインキュベーションプログラムと考えることができます。講義はほとんど無く、個人のプロジェクトを中心に個別指導と集団指導が行われます。 個別指導では、学生起業家一人一人に、学識経験者や専門家のチューターが付きます。資金調達、知的財産の保護、産業界との連携など、技術的な面でも専門家のアドバイスが受けられます。グループ指導は、事業創造プロセスに焦点を当てたテーマ別ワークショップの形で行われます。

このプログラムでは、学生起業家はPÉPITE (四回目の投稿で説明します)が提供するリソースを利用することも可能です。社会経済的なパートナーや、PÉPITE PEIPS学生起業家デーなどのイベント、チャレンジやアクセラレーションプログラム(PÉPITE Prize、PÉPITE Start-up Île-de-France )、専門家との接触(EGEE協会とのパートナーシップ、など)、クラウドファンディングのプラットフォームとのパートナーシップなど恩恵を受けられます。

誰が受講できるの?

  • 当初の履修コースに関わらず、あらゆる機関に在籍し、起業家的なプロジェクトを持っているすべての学生。

  • 学校を卒業した者は、1年間学生として再入学することができる。この段階では、すでにプロジェクトのアイディアがあることが不可欠。個人的なプロジェクトでも集団的なプロジェクトでも構わない。

  • 年齢制限はない。すでにプロフェッショナルなキャリアを持ちで、学校に戻っている人や、最近高等教育のディプロマを取得された人でも、可能。学生企業ステータスを持つことで、税の関係や健康保険で親の保護下に入りながらも、親にもメリットがある状況が生まれるが、それらの恩恵は28歳以下という制約から、このコースに入るには28歳以下が基本も推奨されるらしい。年齢を超えていても本人が希望したり、審査官が必要と思えば入学できるようだ。

  • すでに博士課程を始めている生徒や通常の修士コースに通っている場合などはD2Eを受講せずにle SNEEだけで進めることも可能。(le SNEEとはなにか、またD2Eの違いについては後ほどの投稿で説明します。)

申し込み方法

D2Eを行っているフランスの大学に申し込みます。
おそらく日本人の方でその大学の規定している学業を日本で終えている場合、フランス語のB2クラスの語学力があれば、申し込み合格すれば、入学許可をもらい、長期ビザ申請を行いフランスに1年間このコースの学生として滞在することができると思います。

まとめ

簡単に言うとこのコースは学生企業ステータスを持たせ、税の関係や健康保険で親の保護下に入りながらも、親にもメリット与え、起業に必要なものは全部サポート、指導されるためのもの。フランスは本当に学生に優しいし、学生であろうとするものにも優しいのです。。。

私の場合はちなみに40歳を過ぎているのでle SNEEだけで進める方が良いと言われましたが、結局このコースに入学しました。


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