音MAD合作におけるスケジューリングについて
こんにちは。先日ピンクの象さんの顔を晒して色々暴露しブロ解被ブロされまくったユーロです。
反省はしています。次はこんなこと無いようにします。
掴みはこの程度にして、今回26Kさんのブログ記事やチョコ味バームクーヘンさんのnoteによって広がった波紋を解決出来そうな話が盛り上がったので、それをここに書き記しておきます。
このnoteを作った理由
前提として、26Kさんのブログ記事とチョコ味バームクーヘンさんのnoteを読んで、自分がどう思ったかを考えながら読んでください。リンクも貼ります。
さて、作った理由と致しましては、時事ネタという事もありますが、前々から音MAD合作の遅刻の愚痴を聞いたり、企画の反省会生放送、自分の経験等でどうにか出来ないかという思いがありました。
そのフォーマットの一つとして提案出来ればと思いnoteを書くに至りました。
アドバイザーとして、現職SEの父がスケジューリングの事を教えてくれました。この場を借りてお礼を申し上げます。
さて、肝心の中身としては、このように進んでいくつもりです。
このように分けて父の助言を受けながら書いていきます。概要も少し書いてますが、これからの文章は中身を肉付けした物と思ってください。
また、大袈裟な書き方をしてあるのは大きい合作を想定しているので、実際の運用方法と変えても構いません。適宜合わせるのが良いでしょう。
スケジューリングについての解説
0.コンセプト思い付き期間
画像にない事から始まりますが、これがなければ始まりません。
「色々な人の作るストーリー音MADが見たい!」とか、「誕生日企画!周年企画!」等大きい構想から、「好きなコンテンツが一緒だから企画したい」「この人のこういう音MADが見たいけど、リクエストだと対等じゃない感じがするから一蓮托生で一緒に作りたいな」等小さな願いまで、音MADのアイデアのように湧いてくることはあるでしょう。
まず自分が音MADに馴染んでないとここが出ないので、新人さんはまずは半年から一年近く活動したりしてメモに残す等しておくべきでしょう。
ほかにも、人と会話して思いつく合作もあるでしょう。交流は広めにとっておくべきです。思想として「私は孤高に生きていく……」や「ちょっと人づきあいが怖くて……」等ある方は強制はしません。そういう方はどちらかというと主催ではなく参加者側になることが多くなるかと思われますので、今後の文章は自戒として覚えておくべきだと思います。
1.人数集め期間
・集める方法
コンセプトが思いつき合作考案後、まずチームがないと合作は成り立ちません。人を集めましょう。
ウマ娘合作など大きい合作なら1年前、普通の中規模な合作では半年前、身内の少人数で手軽に済むものなら3ヶ月前が望ましいと思われます。(そういうデカい合作に参加したことないからわかんない)
集める作者についてですが、誰でもいいというのであれば本当に公募で集めて、思いつく人を招待もしてというのが良いと思います。
ただ、N2の「聖なるバリア-ミラーフォース-さんの八兆にそ久保パートが見てえんだよ俺は!」みたいな主催が見たいコンセプトがあれば、真っ先に余裕を持たせて誘うべきです。
また、音MAD作者は気紛れで多忙です。現実のこともあるし、誰もがぴ〇ロさんみたいにヒキニートなわけじゃないので、向こうのスケジュールとの擦り合わせが必要です。
まず大前提として、事前告知があってこれから制作しますと予告されている音MDMのような企画に誘われている人は絶対に誘ってはいけません。
いやマジで聖バリさんの時は知らなかったんだってまじで!!!!!
・参加不参加について
そんな話は置いておき、Twitter等にどこかしらに「合作×」など書いてる人がたまに居ます。そういう人は余裕もって誘い、もしかしたらコンセプトが気に入って貰えたら向こうがリスケジューリングし、参加してくれる可能性はミリグラムはあります。実際に誘わないとわからないことがあるので一発勝負し、ダメだった場合は潔く引き下がりましょう。それが主催が執着してるイメージを作り上げてくれる作者であってもです。
ある程度の作者はコンセプトで判断するので、ビジネスメールの書き方などを参考にダイレクトにプレゼンテーションして、長すぎず短すぎずで招待するのが良いと思います。
要はお前の作りたい合作次第です。頑張ってひねり出せ。
・想定外の事について
締切ギリギリに補充要因として呼ぶ人はガチで暇そうな人にお声がけするのが一番です。大抵Twitter(自称X)やDiscord等で交流があったりすると、「最近バイト終わりキツイわ」とか言ってる人は避けましょう。現実に忙しかったり、仕事に余裕がなさそうな人は避けるべきです。
暇そうな人は、平日の15時頃にツイートをしてる人を狙うべきです。また、休日オフ会やその他飲み会等してる可能性はあるので、土日作業を強要するような事はやめましょう。
N2の時は鍵垢で投稿日2日前に嘆いている時に参加者が身内に呼びかけてくれたり、参加してくださったりしてくださったので、本当に有難かったです。
以上をまとめると、「規模に合わせて余裕もって、色んな作者と交流をして怖気付かずに招待しましょう。」です。頑張りましょう。ここが正念場です。
2.アイデア共有期間
参加者が集まってひと段落、それも束の間。当合作にどういう考えを持って参加してくれたのか、聞くべきです。
・アイデアの出し方
私の現時点で参加してる合作では、取りたいパートをGoogleフォームで募り、構想やパートへの思いを聞きパート分けしているところもありました。アイデア製造の促し方としては大いに面白かったと思います。
オリジナルメドレー合作となれば、まずメドレー担当に自分の担当したいパートのイメージと曲を持っていくのが最適でしょう。そのほか音MAD有名曲等で打線を組むのが良いかと。そこらへんはメドレー担当の方に摺り合わせをするべきです。曲のリファレンス……増やしたい……(自我)
また、アイデアが浮かばない人にはボツ案や通話等で促してみるのもありでしょう。会話は脳のシナプスの働きを促し、創作意欲につながります。
苦手でも、億劫でも、浮かばない時は人を頼ったりするのも手です。
ここまでで大き目な合作ならば2~3週間は取るべきでしょう。小規模であれば1週間程度で問題ないかと思います。
3.第1次音声締切
・締め切りについて
まずは音声締切です。アイデア書込み期間が終わって大体1ヶ月ぐらいで聞いた方がいいかもしれません。
まず手をつけているか、そもそもパートを取っているか、どれぐらいの作業スピードなのかをここで一旦聞くべきでしょう。
最低限、PF作って原曲置いてBPM合わせてる程度が望ましいかと思います。というか参加した初日にやるべきです。
個人的に好まない言葉ですが、タスク管理の「見える化」をしておくと、いついつまでにこういう構想があるからこれをやって、この間はこう繋げたい等考えられます。見える化って言葉ほんまに気持ち悪くて好きじゃないんだけど、これが適切な言葉だと思います。
また、その人個人の作業スピードを把握することで今後の展開も予測出来るようになると思います。そういった事まで考え、今後を見据えるのが良いでしょう。
4.第2〜n次音声締切
ここからは出来上がりや作業スピードに応じて個人個人に設けるのがよろしいでしょう。
最終デッドラインまでに作業をどのくらい進められるか、また進捗管理をこまめにすべきか、大きく見積もるべきか。そういった事も考えましょう。
例としては2ヶ月から3ヶ月が望ましいので、細かく進捗管理をやるべきか大きく見積もるべきかも早急に考えるのがよろしいかと思われます。
5.第1次動画締切
音声はだいたい同時スタートかと思われますが、音声の完成というゴールは各個人で異なります。なので音声作成スタートから4〜5ヶ月を目安に置いておくのがよろしいかと思います。
もしそこまでに音声完成していなくても、絵コンテレベルで動画の想定を聞いた方がよいでしょう。
自分はスタートしてる時点で動画が脳内に思いついてる時と何も思いついてない時のどっちかなので、何も思いついてない人がいる場合、アドバイザーや他の人のアイデアを聞き、発想のシナプスの電気信号を促すのがよいでしょう。僕は大体他の人の動画や、Vtuberや音楽のMVを見たり、漠然としたやりたいことをやるべきかどうかを考えたりして実践してみたりしてます。個人作でやるべき事を合作でやってます。毎回すみません、ありがとうございます。(今までの合作に感謝)
6.第2〜n次動画締切
ここも音声と同じですね。各個人事に進捗管理をして、最終デッドラインまでに完成を促す。
自分は動画作業が苦手なので、さっさと完成させて後は逃げてます。もう早く終わりたい。
場合によっては音声と動画で担当の人が違ったりすると、「音声の人が遅刻して動画担当がギリギリになってしまった」にならないように、そういう時は音声進捗を定期的に共有して作れるところから作ってもらうのが一番かもしれません。
7.まとめ作業
・音声まとめ、動画まとめ。
です。
まとめ担当などがいる場合、提出が来次第まとめていくのが一番ですが、主催がまとめをする場合は、早めに自分の作業を終わらせ、取り掛かるのが一番でしょう。
音声まとめについてはowataxさんのブロマガの魚拓があるので、そちらを参考にして自分流にまとめて、参加者にも意見を聞いたりするのが良いでしょう。
僕は投稿まで楽しみにしておきたいし、自分のパートが台無しになっててもまあいいやの精神なのでまとめ進捗はあまり聞きません。聞けよ。
動画まとめ、コンポジションやトランジションとも言います。
たいてい参加者側が入り抜きを作ってくれたりしますが、なかったりぶつ切りだったりすると、シーンチェンジを作らなければなりません。
シーンチェンジはトランジション素材や白黒グレーのグラデーションのフィルタ素材などがあります。N2では後者を多用しました。
Vegasなどもグレーグラデーションのシーンチェンジらしく、よく星雲のシーンチェンジが割られて定期的に配布されていたのを見たことがあります。
なのでここでもします。
まあ動画まとめは見た時に違和感やミスがなければ良いです。
エンコードとかは僕以外の人に聞いてください。僕は最近NVEncを使ってGPUの大切さを感じてます。
8.投稿
音声まとめも動画まとめも終わり結合、いよいよ投稿です。
時間きっかりに投稿したい場合、ニコニコはプレミアムにならないと投稿予約機能が使えないので注意が必要です。Youtubeはスケジュール投稿機能が使える。
また、記念日投稿の場合日付間違いにも気をつけましょう。
これぐらいしか言うことないですね。主催は直前までミスがないか動画をかみしめながら見直すのがいいかもしれません。優雅に見よう
9.反省会
投稿!終わったー!はー解散解散……
ではありません!
主催、参加者、各担当何かしら反省点があるはずです!
絶対ではありませんが、全力を出し切れなかった可能性はあります。
なので反省会は絶対にすべきです!
「大きな企画のように生放送して公開処刑のように取り組め」ということではないのでそこには注意してください!
・Good&Moreについて
個人的にはそんな難しく厳しい雰囲気で取り組んでもらうのではなく、「今思うとこうしたらちょっとはよかったかもしれない」、や「今回自分と隣のパートの人と会議してネタ繋ぎした。上手くいったのでよかった。」等More(もっと出来たかも)とGood(とてもよかった所)を参加者各位フォームか何かで集め、スプレッドシートで公開、その後改善点があるのであれば各々で改善、反省などするのがいいかもしれません。
・そもそもについて
これは僕が就労支援施設に通い、模擬就労という模擬的に、かつ実務的な仕事に取り組むプログラムで得たことを一部取り入れています。
Good&Moreは参加者の承認欲求や改善に繋がります。確実に。
自分で「ああしておけばよかった……」と悩むより、人に見聞きしてもらい、そしてお互いに、全体でよかった所をあげて脳内報酬を貰い、結果と実績に残せるようにすべきです。
実際、僕は模擬就労で「集中したり、後回し癖で時間管理が甘いからマイルストーンを作って時計をみたり、腕時計を買い正確に動く」等行動の改善が出来ました。自分で実験済みなので、Good&Moreは良いことだと思います。
おわりに
ここまで色々書き連ねてきましたが、あくまでも参考程度に留めるべきです。その合作ごとに可変させたり、そもそも使わなかったりしても大丈夫です。
参考報告も大丈夫です。要りません。もし言うなら会った時にこそっと言ってくれると凄く嬉しがります。
実際、個人鯖でN2の備忘録を参考に合作を主催すると言ってくださった方が居て、めちゃくちゃ嬉しかったです。
嬉しいのとは別に、これは界隈全体に強制することではないです。
まあ仕事のスケジューリング経験に繋がりますが、「あくまで趣味。音MADを仕事のように厳しく管理されたくない」という人も居るので、まあ26Kさんのような不満を抱くようなことが減るようにこのnoteを書いています。
それと、父から聞いたのですが、現場ではまとめ担当のように「スケジューリング担当」も個人で存在するようです。
スケジューリング担当は嫌われ者という話も聞いたので、主催や担当は自分が鬼になる気持ちで。参加者は自分の向上のために緩くいなして、戒めつつ受け止めるとよいかと思います。
それではこれにて今noteを閉めさせていただきます。ご質問があればロジィさんの質問鯖にてお伺いするか、DMにて受け付けます。
長文読了、お疲れさまでした。
意味なし