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本好きの下剋上を読んで

香月美夜さんのネット小説「本好きの下剋上~司書になるためには手段をえらんではいられません~」の夢中になって時間を忘れて読んでました。

2021年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は550万部を突破しているそうです。

ストーリーは本好き大学生の女性が、地震で本に埋もれて死んでしまい、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で、現代知識を駆使して本作りを目指していきます。

転生した先は、字を読むことができない人が多い世界。家に字を書いたものなんてありません。そんな世界から最後は自分の図書館まで作り上げていきます。

平民から貴族になり神殿長になって、領主の養女そして最後は、自分が領主になってしまいます。夢のような話ですね。

身体も小さく体が弱く、すぐ寝込んでしまうマイン。それを支えてくれる幼馴染のルッツとともに、マインは本が読みたいために自分で本を作り上げていきます。

本のことしか頭にないマイン。自分の好きなことには猪突猛進。そして前の世界と今の世界の違いに苦しみながら強く生きて行く。

とても人を大事にする思い、家族が大好きな、本が好きな思いがとてもあふれる作品でした。

ところどころ涙が出ました。

ぜひ読んでみてください。僕は2回読み直して複雑な世界がようやく頭に入ってきました。もっと深く読み込みたいです。アニメ化されたりしてとても人気な理由がわかった気がします。

Kindle Unlimitedだと1冊目が無料で読めるので、ぜひ読んでみてください。

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