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ホニャララLIVE #079 竹倉史人(人類学者)

2度目の登場、竹倉史人さん。11月12日に第43回サントリー学芸賞の受賞作品が発表されましたが、竹倉さんが今年出版された『土偶を読む』が受賞されています!竹倉さんのユニークな研究の結果がこれで一層多くの方に届くことになるのだろうと思います。素晴らしいことです。

前回のご出演はホニャララLIVEを初めて3回目という初期で、僕の記憶が正しければこの時はあまり土偶の話はせずに「生命」についての話していたと思います。『土偶を読む』の出版を控えていたということもあるし、手探りのホニャララLIVEは脱線しまくりだったということもあるし。脱線は今も変わりませんけど。

そんなわけで今回はどっぷりと土偶の話を聞きこうと決めていました。とはいえこれはホニャララLIVE。講演会とは異なります。土偶とは一体なんなのかという話に始まり、インスピレーションのこと、感覚のこと、yujiさんの領域である風の時代の話など実に多岐に渡りました。

僕が竹倉さんに初めてお会いしたのは竹倉さんの講演会でのことでした。その内容は現在『土偶を読む』として出版された研究を、竹倉さんがスライドを交えて発表するもので、それがとにかく面白くて興奮したまま家に帰って家族に「土偶とは何か?」を熱く語ったのを覚えています。その後しばらくは会う人に熱く語っていた気がします。

それはもちろん土偶が何を象っているのかを解き明かしたことに対する興奮もあるのですが、同時に竹倉節の痛快でユーモラスな雰囲気もあったのだろうと思います。竹倉さんの本は当然面白いのですが、「生」竹倉はもっと面白い(笑)。今日だって「土偶から足洗いたい」とか、「転職する」とか言っちゃうし。

そしてyujiさんによるとそれは案の定、星に出ていると言います。こちらは土偶ではなく『星を読む』ですね。竹倉さんはyujiさんの『風本1』を読んで自らのこれまでの人生を振り返り、答え合わせをしたと言います。風の時代を生きる上で似た部分がこの二人にはあるようで、いつか2人の共著なんてアイデアも浮かんできたり…。

『土偶を読む』は土偶は何を象っているのか?という大いなる謎を解き明かそうとする試みです。でも実は土偶にはもう一つ重要な謎が残っていて、それは「土偶は一体何のために存在するのか?」ということ。縄文の人々は土偶を使って何をしていたのかということです。そしてその謎はもしかすると今回ホニャララLIVEの中で、意外にもyujiさんが解き明かしてしまったかもしれません。竹倉さんをも唸らせるyujiさんの土偶のヴァイブス読みを楽しみにご覧ください。

土偶に興味ある人もそうでない人も、感覚的に生きることの重要性やその感覚をロジックに結びつける方法など、竹倉さんから学ぶことはたくさんあります。どうせ学ぶなら笑いながら、ということでぜひアーカイブを観てください。

2021年11月13日


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