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意識を解く、呼吸の音を聴きながら
QUANTUM GIFT
Therapist OCOさんと、月曜日の朝、8時15分くらいから対話をします。大きなテーマは「感覚をひらく」ということ。 アーカイブは残しません。その時、その場の空気感を尊重します。アーカイブは自分の記録であると同時に、未来で誰かに出会うためのツールです。ですから、アーカイブの代わりに僕のテキストによる記録をつけることにしました。
5.7.2021
配信を聴いてくださる方からお便り(レター)をいただきました。今週はそれらにお応えするところから始めました。1つめはこちら。
レターをいただいたことに喜ぶOCOさん。
このレターの”素晴らしいポイント”は2つだそうです。ひとつは、
意識の壁に触れず、自分の中心から物事を見る訓練…
という部分。意識の壁を認識しているということと、自分の中心から物事を見るという視点。
前週に思考を手放して感覚を受け入れるということについて、おしゃべりしているのですが、意識の壁を認識するというのは、思考を手放す第一歩なのかもしれません。手放すにはまずは認識する必要があります。
”素晴らしいポイント”の2つめは、
自分の思考から来る行動パターンがはっきり見えた…
という部分だそうです。行動パターンが見えた背景には、執着していることをコントロールしようとしてしまったということがあるようですから、因果も正しく理解されているのだろうと思います。
何かをやってみる、取り入れてみる、というのはもちろん素晴らしいのですが、その結果を観察し、多少ネガティブなものだとしても客観的に捉えることができるというのは、素晴らしいことだろうと思います。観察し、認識できればその次の世界が広がるのでしょうね。
別の方からもお便りがありました。
こちらのOCOさん的な素晴らしいポイント”は、呼吸に意識を向けるということを実践したという点。実践はそれだけでも価値がある。
“素晴らしいポイント”はもう1つあって、それは
“何だか分からないけどこんな感じ”というものを信じることによって受け取れるのかなぁと思いました。
という部分です。何だかわからないままに受け取るということは、あえて言語化しないということです。言語とは意識でコントロール可能なものであり、言語化とはつまり、「すでに知っている何か」に置き換える作業だとも言えます。
言語化を放棄しつつ、しかし受け入れるというスタンスは、思考ではない「感覚」を楽しんでいるとも言えるのかもしれません。感覚は確かに受け取っており、それを知覚しているかどうかの違いだけです。
少し話は変わりますが、このレターの冒頭に「呼吸を意識的にする」ということが書かれてあります。OCOさんは意識は複数の異なる調子のものが、並列して活動しているといいます。音楽に例えるならば、
・ヘ長調のポップス
・ハ長調のクラシック
・ヘ長調のトランス
など(あくまで例えであり、音楽として実在するものかどうかは気にしていません)異なるものが渾然一体と重なって流れているような状態だそうです。であるが故にそれらを個別に離してあげると、意識を手放すという状態に近いのかもしれません。自分の状態としては心地よいものになります。
この状態はある種の瞑想によって実現することができます。OCOさんは「自分の呼吸音を聞く」という瞑想法を教えてくれました。瞑想などと言わずとも、ゆっくりと呼吸に意識を向けるだけで構いません。その際に自分の呼吸の音に耳を傾けるというだけです。音を立てているのも、聞いているのも自分となり、意識は呼吸に向くので、必然的に多重的な意識は離れていくのかもしれません。
これはぜひやってみたいと思います。