【スピッツカバーの話】 遠野さんとの出会い
みなさんこんにちは* DTMするシンガーソングライターのユリカです。
昨日、遠野朝海さんとのカバー曲動画をYouTubeにアップしました!
嬉しかったな〜〜〜〜〜〜。
今日のnoteは今回のカバーがどのようにして始まったのかについて、ちょっと記事を書いてみようかなって思います。**
遠野さんとの出会い
遠野さんとは、Twitterでなんとなく知り合っていて、数回直接お会いしたこともあるのですが、カバーのきっかけになったのは、11月の「DTMerオフライブ」というやつでした・・・!
こちらのオフライブは、作曲家の長谷川千夏さん主催のちいさなライブで、南柏Ms barにて行われました。出演者は四組。出演者の持ち時間は比較的短めだったのですが、楽しいことに、後半はオープンマイクだったのです*
千夏さんのお人柄ももちろんあるのですが、集まったお客様も演者も本当に素敵な方達で! めちゃくちゃ楽しいイベントだったんです。
そしてこのオープンマイク、最初はみんな遠慮がちだったのだけど、どんどんどんどんみなさんノリノリになってきて、後半は大盛り上がり! みーんな多才な人たちで、本当に素晴らしかったんです。
このオープンマイクの時間に、遠野さんが「何か一緒に歌いませんか」と声をかけてくださって。
「わわ、わたし、スピッツのチェリーならギター弾けますっ!!」
とのことで、2人で、打ち合わせもゼロで、スピッツのチェリーをオープンマイクで歌いました。わたしがアコギと歌で、遠野さんがピアノと歌で。
遠野さんの歌声ほんとうに素晴らしいのですが、わたしの声に合わせてハーモニーしてくださった時に、あまりにも心地よくって気持ち良くって、いいきぶんになってしまったことを覚えています。
声、多分すごく合うな。。。とそこでなんとなく感じて、後日TwitterのDMを通して、一緒に何か曲をアップしませんか? とお話して、今回の実現に至りました。
遠野さんの歌
遠野さんとわたしは、Twitterで頻繁にやりとりしてたわけでもないし、プライベートのことをなんでもシェアしちゃうお友達とかでもないんだけれど、きっと「音にこのようにして関わりたいな」という気持ちが似ているんじゃないかなぁって思っていて。
なんとなくその雰囲気を感じていて、一緒に今回作ってみたけれど完全にストレスフリーで、素晴らしかった。
最初に遠野さんがピアノを送ってくれて、まず感動して惚れ惚れして。ギターを入れてみたり、ベースやドラムを入れてみようとしてみたりしたけど、なんだかどれもしっくり来なかったから、結局アレンジするのはやめたのですがそれが正解だったみたい。
優しくて切ないピアノに合わせて歌ったら、なんだかいつものわたしとは少し違う歌が引き出されたような気がしています。
わたしの歌に合わせて遠野さんが自分のパートとコーラスを入れてくれた時も、ラフミックスを聴いてすごく心震えちゃって、なん回も1人でリピートしちゃったもの。
遠野さんの歌、飾り付けられていないところがすごく好きで。まっすぐ心に入ってくるまっすぐな歌が、やっぱり一番強いんだよなって、そんなことを思いました。
どんなテクニックを持ってしても、1Aの遠野さんのメロの入り部分、「あの日もここで泣き出しそうな」には、絶対勝てないのです。最初の一音で、もう心と耳を奪われてしまう、あの感じ。
だって、余りにも優しくて、あまりにも素直な歌なんだ・・・!
わたしの人生の目標の一つに、「最初の一音歌っただけで、圧倒的な愛を感じて人が泣いちゃうくらいいい歌を歌えるようになる」っていうのがあります。
遠野さんの歌って、まさに、そんな感じだなぁと思うのです。
計算とかなくて。こうやって歌ったら、こういう風に聴こえるだろうとか、感動させてやろうとか、思惑とか嫌味みたいなものが、1mmもない。だから、ちょうどいい温度のお茶飲んだ時みたいに、身体にすっと溶け込んで、すぐ馴染んで、同化してしまう。そんなような歌。
わたしも、やっぱり、そんな歌を目指したい。。。
色々な歌唱法や表現法があって、上手いシンガーだって信じられないくらいいっぱいいるけど、結局心の中に入っているものがあらわれるのが音楽だよなぁって再認識したな。遠野さんの心の優しさに、完全に負けた気分だった。笑
あともう少しだけで良いから、優しくなりたいなあ。
もっと大きい心の器で、いろんなことを抱きとめられる人になりたいなあ。
きっとそれがまた、歌に影響してくる気がするんだなあ。
わたしは全然優しくないし、まだまだなんだけれど、でももーっと大きくなりたいなぁと改めて思わされた、遠野さんの優しい歌声でした。*
一緒にカバーを作って、本当にいい経験をさせてもらって、感謝でいっぱい! 願わくば、第二弾がありますように・・・・!
ゆりかでした〜。