出会い
様々な工芸品との出会い。城之崎温泉に行く前に夜行バスで京都に行ったのですが、ここでもすばらしい工芸品との出会いがあり、手に入れましたが。その話はまた別の機会に。
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作:岡田 皖(1946-) 第31回(1999年)日展出品作品
https://yuki-pallis.com/?p=7349 より転載
念願の城崎温泉について最初にしたことは、海鮮をいただいたことでした。(笑)それですか。それから、2015年にむぎわら細工をみたお店をさがすために観光案内所にいくと、それは、みなと屋さんだということで、早速伺いました。むぎわら細工はだいぶ減っていましたがありました。感激の対面。2泊滞在するので、ざっとみて、麦わら細工伝承館へ。また出会えました。このむぎわら細工と。。
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受付の方と少しお話しをして、最近麦わら職人の方が一人亡くなったとのこと。やはり早くやらなければ!!という思いが募る。商店街の酒屋さんを除くと東京ではめったにおめにかかれない香住鶴をみつけて、店先の専用スペースでいただいてしまう。結局食い気?!
神谷さんとの約束の時間になったので、お店に向かう。お店に行ってきづいたのだが2015年に私はここに来ていた。たしか額縁に小さな麦わら細工がかざってあったお店だった。それを神谷さんに話すとお兄さんがやっていたお店だったそうだ。その後神谷さんが麦わらの道にすすみ、この店を引き継いだそう。
原材料の麦わらの生産
お店にはお弟子さんの今井さん、奥様もいらっしゃった。私が宿に忘れ物をしたので奥様が車で連れて行ってくださり、車の中でお話ができた。最近、麦わらの生産を始めた。農家さんにお願いしているものの、量も少なく品質もなかなかよいものがとれないそうなので、原材料がとだえては元も子もないので、育て方を習っておけば引き継げるだろうと、だんなのお尻をたたいてはじめたとのこと。ああこの奥様あってなんだなあと、私は本当にうれしく思いました。
勝さん登場
さて神谷さんとデザインの打ち合わせを。せっかくだから親子共作にしようとか、四季を表現しようとかいろいろと盛り上がっていると、お父様の神谷勝さんが偶然にお店にいらっしゃった。珍しいことだそうだ。その少し後でも再び名刺をもってわざわざ来てくださいました。この勝さんを2015年に別の勝さんの店舗でおみかけし、これは商売にならないとおっしゃっていたことを鮮明に覚えている。その言葉が今でも私の胸につきささり、根底にある。神谷さんは3代にわたり、麦わら職人の一家である。
2,3時間でデザインや、まずは3個作る事、それから神谷さんから和文化グランプリに出品する提案をいただき、だいたいの話はまとまった。
また、浦上桐工芸さんや、いち松さんも紹介いただいた。
夕方になったので翌日また伺う約束にして、興奮はさめやらなかったが宿にむかった。
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