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私と彼氏の家庭格差

私は今2年お付き合いしている彼がいます。
私は地方出身で彼は生まれも育ちも東京です。

実はさっき「あのこは貴族」という映画を観て、久しぶりに彼との家庭格差を思い出しました。

彼は日本では知らない人がいない幼稚舎から高校まで私立でした。大学も私立です。
学校の友人には伝統芸能の家、大手企業経営の家、不動産王、由緒正しいお寺の家、1000年以上歴史のある会社を経営している家などいるそうです。
彼は江戸時代から代々家業をしているお家です。
話を聞いているととびきり裕福ではないのですが、高級車を数台所有していたり、アルバイトの経験が無いため裕福であることは間違いないです。

かくいう私は祖父母が会社経営してるものの小さい会社で、母が金銭管理が下手なのもありとても貧しい(思いをさせられた)家庭環境でした。
学校は大学まで地元の公立でしたし、大学の学費もアルバイトで払いました。旅行もあまり行ったことがありませんでした。

最初は彼との格差について不安がありましたが、私の彼は庶民派で移動も電車なのでホッとしました。
でも時々彼との家庭格差について気付かされる時があります。

良いレストランに行った時は彼は普通に振る舞いますが、私はとても緊張して毎回マナーを調べます。
洋服を買う時も私はセールを狙ったり安い服を買う事が多いのですが、彼は1着2、3万の服をまとめ買いして仲の良い店員さんに好みの服をお店に用意してもらっています。
彼の家にはポルシェなどがあり、私の家には軽一台。
彼のうちは東京に一軒家で3階建、私のうちは地方に一軒家で築40年の平屋。
大学時代、彼は部活に熱中していて自費でワークショップ参加の為ヨーロッパ行ったり道具に何十万かけたり、私はバイト三昧で父の介護。
あげたらキリがないです。

彼と大学生の頃の話をすると「バ畜じゃん」と軽く言われショックで、彼にそういう配慮の無い発言はやめてと強く言った記憶があります。
まだ私の中では青春を謳歌できなかった、しなかった自分に負い目があったんだと思います。
私も彼に「本当世間知らずのボンボンだね、もうちょっと世間知った方がいいと思うよ」と言い返してしまったのでお互い様ですね。
今は彼もそんな発言しないし、私の価値観や育ってきた環境を理解してくれようと思います。
私も彼の世界を知ったり、理解しようとお互いに努力している所です。

そんな感じで泥臭く生きて来たので、私からすれば彼は貴族に見えます。笑
住んでいた場所も家庭環境も違うし文章に書き起こしてみると、何で付き合えたのか不思議です。

話は戻りますが、映画「あのこは貴族」の主人公は生まれも育ちも東京•松濤で、もう1人の主人公は地方出身で裕福ではない家庭出身です。細かいですが、振る舞い方やファッション、ちょっとした話でも2人の主人公にははっきり生まれ育った環境の違いがわかります。
私は東京に2年しか住んでいませんが、東京に住んでこそ分かる格差を感じました。
東京では明らかな身分の差があり、東京の人はそれを当然のように受け入れて暮らしているのだなと感じました。そして裕福な人は田舎みたいに威張り散らす感じではなく、むしろ優しく素敵な振る舞いをする人が多いなという印象です。

話はそれましたが、この映画を観て彼との家庭格差を思い出しました。
お付き合いして2年、交際がこのまま続けば数年のうちに結婚する可能性が高いです。
その時に家庭の問題で反対されるのがものすごく怖いのです。彼は潔癖な所があるので古い実家にも連れて行きたくない。

彼は将来お父様の会社を継ぐので結婚式は必ずすると言っていますが、私はまだ結婚資金がそんなに無く、親には出せないと今の段階で言われています。
そういうわけで、自分で稼がないといけないのです。

姉がいるのですが、姉は会社員から独立し20代で年収1000万以上あります。そしてこの前結婚しました。姉は結婚費用も全部自分で準備しています。

結婚について相談すると姉からは今の仕事を頑張り自分で道を切り拓きなさいと言われています。
姉はかなり苦労して自分の力で這い上がったのを私は見てきました。本当に尊敬してるし背中で語ってくれました。
かくいう私は専門性が高く独立がしやすい職業ですが、今もまだ怖くてあまり動けていないのです。
本当に情けない。

普通の会社員して結婚できる子が羨ましいと時々思ってしまうのは、多分本気で行動してないから。
あぁ辛いけど、多分彼との結婚を金銭的な理由で諦めても次に現れる人も同じ理由か何かに付けて、上手くいかない気がします。

私はまだ何も持ってなくて失うものも何も無いのに、こんなに不安になるなんて。
人生には向き合わないといけない事があるけど、私は結婚して子供が欲しいので、お仕事頑張ろうと思います。

こんなに赤裸々に語ってしまって恥ずかしいので、いずれ消すかもしれません。笑

アラサーの戯言でした。
みんな、人生辛いこともあるけどがんばろうね。


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