見出し画像

【雑記】#凍結祭りだし辞世の句詠もうぜ

前略

私が凍結している間にTwitterのフォロワーがバズって記事になっていた。

※ちなみにこの記事に出てきているバズったフォロワーこと比呂ころくさん。noteにもキレのある記事を書いているので気になった人はメンバーシップに入って読んで欲しい。

いつものノリでハッシュタグを作って盛り上がっているのは見ていたのだけれど、まさかあの俵万智さんまで参加しているとは思わなかった。以前別記事で「Twitterが凍結したおかげで情報が全く入ってこない」と書いたが、まさにこういうお祭り騒ぎの時に蚊帳の外に置かれてしまうのが本当に痛い。
ちくしょう、私も参加したかった。

女子SPAの記事を補足する形で説明を加えると、記事で紹介されているゲーム「文豪とアルケミスト」には俳人、歌人も多く実装されていて、サービス開始時点では正岡子規、北原白秋、若山牧水、石川啄木と教科書でおなじみの顔ぶれが、そして後期実装組には伊藤左千夫、三木露風、吉井勇、種田山頭火、尾崎放哉、斎藤茂吉、釈迢空こと折口信夫、高浜虚子、河東碧梧桐とそうそうたるメンバーがそろっている。俳人と歌人だけでこの層の厚さなので、小説家のほうに関しては推して知るべしである。そしてこの層の厚さで高校生だったら文学史のテストで最低でも80点は取れるレベルの情報量の知識と、男と男のクソデカ感情(大体史実通り)(たまに無から関係性を生やす)が織り交ざったストーリーをぶつけてくる。直撃を食らうユーザーからすると楽しいけれど一溜りもない。

その影響か、公式から推しの供給を受けると、誰彼ともなく俳句や歌を詠みだすという流れが出来上がった。いや、元から真面目に歌を詠む方もいらっしゃるのだが、何故か激情に襲われると普段詠んでいなくとも一句詠みたくなるのである

なお過去には

青空にかざした透け透けパンツの画像
フォロワーから唐突に届いたパンツの詰め合わせ
洗剤を入れ過ぎた状態で回したせいで泡だらけになった洗濯機

などを題材にタイムラインで歌会が開かれた。何を言っているのかよく分からないって? 私もよく分からないよ!

ちなみ替え歌や替え題材もしょっちゅうやっている。リレー文学「走れタピオカ」もこの辺りの人たち発祥だったりする。あとおーいお茶とヒプノシスマイクがコラボした俳句コンテスト「リリッ句大賞」の受賞者にも何人かこの辺りの人がいたような覚えがある。

※スケパン歌会TLのまとめはこちらから

※公式からの供給によって辞世の句を読み始めるお司書こと文豪とアルケミストのゲームユーザーたち

※タピオカは激怒した

とまぁ、想像以上に影響が広がってはいるが、やっていることはいつもの仲間内のお遊びだったりする。そして私はというと冒頭でも言った通り辞世の句を詠む間もなく討ち取られてしまったので参加できていない。誠に無念である。いい加減にしろよTwitter公式、そろそろ崇徳院ばりに祟るぞ。

……いや、別に詠みたい時に詠めばいいのだから今からでも遅くは無いはず。というわけでこの後にいくつか詠んでみたい。「いやお前既に死んどるやんけ」というツッコミは頼むからやめて欲しい。私も遊びたいんだよ!!

・どうしてと 口々に言う フォロワーを 何もできずに じっと見ている
・君ならば 生きて覚えて くれるのか 書いた跡すら 残らないのに
(モチーフ元は紫式部の辞世の句「誰か世に ながらへて見る 書きとめし 跡は消えせぬ 形見なれども」)
・夕かけて 青き小鳥の 凍みる羽 木を失なへて さみしかりけれ

(本歌は北原白秋の「夕かけて 白き小鳥の ものおもい 木にとまるこそ さみしかりけれ」 本歌取りとして正しいのかは分からない)
・沈みゆく 船から落ちて 思うこと 私だけでも 生き延びてやる

以上四句を出してみるなど。死ぬ気が一切無いからなのだろうか、全体的に辞世の句っぽくないという体たらくである。
とりあえず今はこれで留めておいて、そのうち本当に死ぬ時が来たらもうちょっとまともな辞世の句を考えようということで、最後はこの句で締めようと思う。

・存在を 吐き出す場所が奪われて それでも私は 詠い続ける


拙作を最後まで読んで頂きありがとうございます。
感想、ご意見、何か話題にしてほしいネタのリクエストなどありましたらお気軽にコメントくださると嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!