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熱帯よりの使者

今年も死滅回遊魚(季節来遊魚)の季節がやってきた。
毎年相模湾で釣りのついでにこの手の魚を採集している。
近場で熱帯魚が採集できて、飼育もできるのはワクワクしないだろうか。
冬には死滅してしまうので救出している感もあってなんとなく善行をしている気になる。
始発電車にていつもの釣り場へと向かう。
眠すぎて帰りたくなるが、気合いでなんとか進む。

この時期は朝の風が心地よい
歩くこと30分でポイントに到着

子供の頃どちらかというと山育ちだった自分は海といとただけで興奮したもの。特に磯というものに殆ど行ったことがなかったので、大人になった今磯場にいるだけでテンションがバカ上がりする。ネットや図鑑でしか見たことがなかった生物が水深30センチくらいの水溜まりにウヨウヨいるのだ。そして毎回行くたびに潜んでいる生物が微妙に変わるところも楽しみの一つ。
今回うねりがあったため釣りはせず、タイドプールで魚採集のみとした。

格闘の末、ナミチョウの幼魚を2匹採集
隣はクサフグ
オヤビッチャ

チョウチョウウオx2匹、オヤビッチャx1、カワハギx1という結果。
ガチ勢は伊豆や和歌山で採集しているが、そこまで本格的ではない筆者は近場で済ましている。
因みに珍しい種類は少ない。
都心から1時間くらいでこんな魚が採集できるというのも面白くないだろうか。

下は昨年採集したオヤビッチャの現在の姿。
ワンコインサイズから7センチくらいに成長。
今では水槽の暴君と化し多くの魚を葬ってきた。

昨年採集したオヤビッチャ


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