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【キャリザード】プレシャスキャリー型リザードンexについての考察(全文無料)


〇自己紹介と執筆の経緯

 はじめまして。えうぷふと申します。普段は大学生をしながらポケカを楽しんでいます。今回シティリーグS1で使用した【プレシャスキャリー】を採用した【リザードンex】のデッキについて情報を集めようと思った際に、他のエーススペックを採用している【リザードンex】のデッキと比べて参考資料が少ないように感じました。(探し方が下手だっただけかもしれません…)
 そのため、同じような方がもしいるようであれば、少しでも比較・参考用の資料になればと思い、まったく実績はありませんがこのnoteを書かせていただきました。ちょっとでも知見の足しになると幸いです。(同じように語ることができる「楽園ドラゴーナ」環境はあと1週間足らずで終わってしまいますが…)もう終わってしまいました…

お詫び
 「各対面へのプラン」では、元々は主要な環境デッキに対しての動きをまとめる予定でしたが、「超電ブレイカー」が発売され、「楽園ドラゴーナ」環境と同列に語ることができなくなってしまいました。
 そのため、書き上げていた+あまり新弾後も影響がないであろう【タケルライコex】対面へのプランのみとなっております。
 誠に申し訳ございません。 

※備考

 このnoteではデッキ名やカード名に対して一般的に使われている俗称を使わせていただきます。ご容赦ください。
 


◯デッキリスト

こちらが今回使用したリストになります。
次の章で各採用カードについての解説をしていきます。

◯採用カード

◇エーススペックについて

 まずは今回のnoteを書くきっかけになったエーススペックについてです。
 よく言われていることですが、【ピジョットex】と【リザードンex】を組み合わせたデッキはどのエーススペックとも相性が良く、なんのエーススペックが入っているかが読みにくいことが1つの特徴として挙げられます。
以下はポケカブック(@pokeca_book)さんによる前週の【リザードンex】のデッキの採用率まとめになります。

 1位 アンフェアスタンプ   55%
 2位 プレシャスキャリー   20%
 3位 プライムキャッチャー 12%
 4位 ヒーローマント     6%
 5位 偉大な大樹       4%
 6位 マキシマムベルト    2%
 7位 ポケモン回収サイクロン 1%

箇条書きでざっくりとですが、それぞれのメリット・デメリットを自分なりに考えてみました。
※大変申し訳ありませんが、【ポケモン回収サイクロン】は扱いません。

◎アンフェアスタンプ
メリット
・殴ってくるデッキに対しては腐りにくい
・序盤、中盤に強度の手札干渉ができる
・追加のドローソースとして使える(かも)
・ペパーから触れる手札干渉である
・手札干渉+裏呼びがしやすくなる
デメリット
・殴ってこない対面には使えない
・自分の手札が5枚になってしまう
(=アンフェアを使うと「そくせきじゅうでん」で貯めた手札が減る)
(その増えた手札を使って十分に動いてからだと強い)
(手札が減ってしまうとしても強い)
 ・手札2枚にしても結構復帰されて悲しい

◎プレシャスキャリー
メリット
・複数展開がしやすくなる
・封印石を残しやすい?(後述)
・安定しやすい…?(後述)
デメリット
・初動で触れないと(キャリーとデッキの)出力・(キャリーの)価値が大きく下がる
・初動でネオラントを使ってしまうことが多い
・(多くの場合)1ターン目にエーススペックがばれてしまう
・初動で触れなかったら悲しい

◎プライムキャッチャー
メリット
・裏呼びがしやすい(特にサイドが勝っているとき)
・いれかえ札として使える
デメリット
・(もしかして特に無い…?)

◎ヒーローマント
メリット

・不意の高耐久で相手のプランを崩しやすい
・【ペパー】で持ってこれる「どうぐ」が増える(=【ペパー】の価値も上がる)
・システムポケモンを守りやすい
デメリット
・【ジャミングタワー】・【ロストスイーパー】等で無効化されると悲しい
(受動的な「どうぐ」であるため仕方ない)
・殴ってこない対面には使えない

◎偉大な大樹
メリット
・【ヨノワール】・【ピジョットex】が立てやすい
・【リザード】が立てやすい
・【デヴォリューション】に強くなる
・手札に来たエネを、技を使うためのエネルギーとして活用しやすい
・腐りにくい
デメリット
相手にも使われてしまう
・封印石からでないと触りにくい
・ピジョンやサマヨールの2枚目等の枠が必要になる
・割られると悲しい

◎マキシマムベルト
メリット

・【ドラパルトex】対面やミラーでの要求が下がる
・230・260・290・320…の火力が出る
・【ペパー】で持ってこれる「どうぐ」が増える(=【ペパー】の価値も上がる)
・相手のプランを崩せる(かも)
・1爆発分の【サマヨール】を節約できる
デメリット
・使えない・使いにくい対面がある
・打点補助は【まけんきハチマキ】や【カースドボム】で足りている

※ここまで述べてきたことは全て個人の感想です。


◇プレシャスキャリーの利点

 ここで、他のエーススペックにはない【プレシャスキャリー】の強みとしては、
①相手に利用されない展開札である
②高効率での山札圧縮が可能である
③展開の安定に寄与する
④封印石を温存しやすい
⑤対面に影響されずに使える
⑥展開と手札枚数の確保の両立
⑦デッキ枠の圧縮
の7点があげられるかと思います。(せめて5個ぐらいにしとけ)

①相手に利用されない展開札
 他のエーススペックの展開札として挙げられるのは【偉大な大樹】ですが、これは相手に使われることや、③④⑥の観点からも差別化が可能であると考えます。
 やはり【偉大な大樹】は相手に利用されやすいことがとても引っ掛かりました。【ピジョットex】を立てやすいことは非常に魅力的ですが、特に【ドラパルトex】対面では、【ヨノワール】や【ドラパルトex】がニョキニョキと生えてくる上に、相手は自身が採用しているエーススペックも使えることが大きなデメリットであると思います。

②高効率での山札圧縮
 【プレシャスキャリー】は1枚で最大5枚分の圧縮をすることができます。これによって、中盤・終盤に引いてもあまり嬉しくないが序盤の展開には欠かせない【ヒトカゲ】【ヨマワル】【ポッポ】などのたねポケモンをデッキから引っこ抜いて「強い山札」を作ることが簡単になっています。*そのため、【ロトムV】の「そくせきじゅうでん」でより質の高いドローをすることができたり、手札干渉に強くなったりするのではないかと考えました。
 ここまでの圧縮が可能なエーススペックとしては、【パーフェクトミキサー】と【エネルギー転送PRO】が挙げられますが、どちらもデッキに合うとは言い難いでしょう。

*【リザードンex】のデッキは山札を引くことがあまり得意ではなく、主に
【ピジョットex】の特性「マッハサーチ」や【ペパー】による確定サーチでデッキを回していくため、終盤になっても山札の枚数がそんなに減らず、結果として不純物の多い山札ができやすい傾向がある気がします。(デッキ自体がパワカの塊なのでそれでもどうにかなりますが…)

③展開の安定に寄与する
 「展開の安定」をどのように捉えるかによるとは思いますが、【リザードンex】デッキはⅠ.たねポケモンを並べること、Ⅱ.ポケモンを進化させることの2点にハードルがあると思います。
 【プレシャスキャリー】はⅠに大きく貢献してくれるカードであり、【偉大な大樹】はⅡに貢献してくれるカードですが、ⅰ.そもそも展開ができてないと進化ができない、ⅱ.触りにくいカードであるの2点から差別化ができるかと思いました。

④封印石を温存しやすい
 【リザードンex】のデッキを使っていて「初手に【ペパー】しか有効なカードがない…」という経験をされたことはないでしょうか?そこで仕方なく【ペパー】で【ネストボール】+【森の封印石】→【ロトムV】を持ってきて「スターアルケミー」で【なかよしポフィン】を持ってくる…という動きをしなくてよくなります。
 自分の体感ですが、【プレシャスキャリー】の採用によって中盤~終盤まで「スターアルケミー」が残っていることが多くなった気がします。これについては、上でのべた動き以外にも、⑥で述べますが、潤沢な手札を確保しやすいため、その点も関係していると思います。

⑤対面に影響されずに使える
 殴りあう対面全般に使える【アンフェアスタンプ】やエーススペックの「原点にして頂点(だと勝手に思っている)」【プライムキャッチャー】は汎用性が高いですが、それ以外については対面やタイミングが限られることます。【プレシャスキャリー】は「カビゴンLO」系統のデッキ以外であれば常に最大バリューを出すことができます。

⑥展開と手札枚数の確保の両立
 【プレシャスキャリー】無しの構築でベンチをフル展開*しようとした場合、最低でも【ネストボール】1枚(【ロトムV】用)+【なかよしポフィン】2枚が必要になります。(充電前手札-3)そのような手札がそろっていることはほとんど無く、3枚もしくはここに挙げたボール系グッズ1枚+【ぺパー】で「スターアルケミー」まで使うと同じ事が可能ですが、その場合も充電前の手札-2に加えて「スターアルケミー」まで消費しています。
 その点、【プレシャスキャリー】を採用していると、【ハイパーボール】→【ネオラントV】→【ペパー】から展開しても充電前手札-3かつ「スターアルケミー」は残った状態です。【ペパー】や【プレシャスキャリー】を素引きしていた場合は驚異の手札枚数-1でベンチフル展開ができます。
 手札が多いと相手視点は手札を流したくなりますが、一部【ジャッジマン】を撃てる【タケルライコex】や【トドロクツキex】等の速攻デッキを除き、先行2ターン目は2進化デッキの場合【ペパー】、【ルギアV】や【ソウブレイズex】の場合は【博士の研究】等を撃ちたいターンであると思います。そのため、相手視点では
 ナンジャモを撃つ→自分の動きが弱くなる(かも)
 その他サポートを撃つ→相手の手札が多いまま の2択を迫られることになります。ナンジャモを撃たれても「スターアルケミー」が残っているためほとんどの場合に復帰は可能であり、撃たれなかった場合は増えた手札を使って強い動きをすることができます。

⑦デッキ枠の圧縮
 エーススペックによって発生するデッキ枠の圧縮は
【アンフェアスタンプ】
 0枚(デッキ内で手札干渉は2~3枚程度のため、ナンジャモの枠が【アンフェアスタンプ】になる)
【プライムキャッチャー】
 0枚(裏呼びはデッキ内で4枚程度の採用が多いため、【ボスの指令】 or 【カウンターキャッチャー】の枠が【プライムキャッチャー】になる )
【ヒーローマント】
 0枚(同じ役割を持つカードが入ってないので枠圧縮が発生しない)
【偉大な大樹】
 0枚(同じ役割を持つカードが入ってないので枠圧縮が発生しない+ピジョンなどのカードが増える)
【マキシマムベルト】
 0枚(【まけんきハチマキ】の枠が変わる or 単純に増える)
【プレシャスキャリー】
 2~4枚
(【なかよしポフィン】が4→2(人によっては1)、【ネストボール】が3(2)→2) となっています。(個人の感想です。)
 この圧縮で浮いたデッキの枠をデッキの出力を上げるカードに割くことができるのは他のエーススペックにはない魅力だと思います。


◇プレシャスキャリーを採用した理由

 【リザードンex】のデッキに対する自分のイメージとしては
①出力は高いが初動の安定感に難がある
②多少遅れたとしても巻き返せる
③(【ピジョットex】は前提として)【ロトムV】とボムラインの有無で出力に大きな差が出る

の大きく3つがありました。
 ①・③の観点から、盤面展開の安定性が担保できるプレシャスキャリーに目を付けました。特に序盤のドローソースと【森の封印石】の張り先を兼ねている【ロトムV】を置きながら追加の盤面展開がしやすいところは魅力的だと思います。
 また、②の観点からも盤面が完成してから強い動きができるまで待つプレイがしやすいことや、こちらでもポイントになる【ロトムV】を置きやすいということからも【プレシャスキャリー】の価値が高いと思いました。
 加えて、上で述べた【プレシャスキャリー】の利点も【プレシャスキャリー】採用の後押しとなりました。 
 参考までに、他のエーススペックの不採用理由を自分なりに考えてみました。

【アンフェアスタンプ】
 【アンフェアスタンプ】もとても強いエーススペックですが、初動の遅れを序中盤の強い干渉でごまかすよりも、そもそも展開したほうが強いのでは?と思いました。さらに、結構干渉から復帰されることも多いため、自分の動きを強くできる【プレシャスキャリー】を採用しました。(自分の使い方が良くないのかもしれません。)
 自分もずっと【アンフェアスタンプ】で使い続けており、【プレシャスキャリー】wwwとか思っていたのですが、1回使ってみたらめちゃくちゃ強かったです。

【プライムキャッチャー】
 いれかえ札になるのは偉いのですが、裏呼び札として見たときにあまり押せ押せのサイドを先行し続ける展開にならない(=カウンターキャッチャーで事足りることが多い)ことから不採用に至りました。
 特に【タケルライコex】等を重く見るのであれば【かがやくリザードン】が複数回走りやすくなるためいいと思います。

【ヒーローマント】
 使いどころが難しい上、採用率の上がってきている【ロストスイーパー】で対策がされてしまうことやうまい相手にはケアされてしまうことから不採用としました。うまく使えれば1ターンもらえてとても強いと思います。自分ではその強さを出し切れませんでした。

【偉大な大樹】
 【ピジョン】を入れないといけないという枠の問題と、1進化ポケモンがサイド落ちしたり手札に来てしまったりしたときにうまく使えないことや相手にも使われてしまうデメリットの大きさから不採用としました。

【マキシマムベルト】
 【サマヨール】が爆発することでサイド1枚と引き換えに打点を+80することができる+【まけんきハチマキ】で事足りているため、わざわざエーススペックの枠とデッキ枠を1つ使ってまでも採用はしなくてもよいのではないかと思い、不採用としました。


改めて、ここからはそれぞれの採用カードについての採用理由・枚数等の解説をさせていただきます。(あくまで個人の感想です。)

◇ポケモン

◎リザードンライン
 リザードンex        2
 リザード(フレアヴェール) 1
 ヒトカゲ(まるやけ)    3
・リザードンex
 殴りたいときに殴れるように・終盤に引けるように3枚欲しかったですが、2体目を使いたいときは大体1体目が倒されている(=トラッシュに落ちている)ため【夜のタンカ】で拾えること、【夜のタンカ】の2枚目の方が汎用性が高く、2回目以降の爆発がしやすいことや枚数を絞っているエネルギーの管理が楽になることから基本的に2枚しか使わないことも後押しして、【夜のタンカ】の2枚目に枠を譲りました。
 
・リザード(フレアヴェール)
 さすがに0は舐めてるので1採用。主に【デヴォリューション】のケアや後続の【リザードンex】を立てる要求を低くするために使います。(一応「ファントムダイブ」のダメカンばらまきも効きませんが、元から的になりにくいと思います。)枠があれば2枚目を入れるともっと楽できます。
 HP100の【リザード】や【ミミッキュ】(しんぴのまもり)をワンパンできる【リザード】もいますが、「月光手裏剣」を撃ってくるデッキが環境に少ないことや【ヨノワール】の爆発で【ミミッキュ】は突破できることから【リザード】(フレアヴェール)の採用になっています。
・ヒトカゲ(まるやけ)
 HP60の【ヒトカゲ】はワザが優秀ですが、HP60は【ドラパルトex】の「ファントムダイブ」のダメカン6個で倒されてしまうためHP70の【ヒトカゲ】を採用しました。
 ワザ「ひのこ」を持つ【ヒトカゲ】もいますが、2エネで40ダメージを出すメリットが見つけられなかったことや、ワザ「まるやけ」の方が相手の【ポケストップ】や【ジャミングタワー】等のスタジアムをはがせて強いと思ったため、「まるやけ」の方の採用となりました。
 枚数については本当は4枚欲しいところですが、【プレシャスキャリー】のおかげで1ターン目に素引きしなくてよく、基本は2枚使えたらよいため3枚の採用となりました。「ボムパルキア」対面は絶対に3匹出しましょう。

◎ピジョットライン
 ピジョットex 2
 ポッポ    2
 最強特性【マッハサーチ】のおかげでこのデッキは成り立っているといっても過言ではありません。(ピン投のカードなんと驚異の15枚!)どちらも試合の中でカギになるポケモンです。最速で立てたいですが、どちらも3枚はやりすぎだと思ったのでサイド落ちを考慮しての2枚採用です。(恐ろしいことに、落ちててもゲームは余裕で成り立ちます。)

◎ボムライン
 ヨノワール 1
 サマヨール 1
 ヨマワル  2
・ヨノワール
 最近何かと話題ですね。よく終盤に爆発して【かがやくゲッコウガ】を取って【ブライア】と組み合わせてサイド4枚取りをしたりします。他にも相手の2面用意した育成中のアタッカーを「バーニングダーク」と合わせて取ったり、色々できます。
・サマヨール
 一番よく使うのはサイドがとられていない or 1枚取られている段階で【ピジョットex】にボムを当てて倒すときです。その他にも「ファントムダイブ」で倒されないように進化したりもします。
・ヨマワル
 ヨマワル2枚と1枚では盤面の圧が違う・なるべく初手に置きたいためサイド落ち考慮のヨマワル2枚採用です。最有力ネジキ候補で、1枚ベンチ・1枚トラッシュにおいておくと色々できます。

◎かがやくリザードン 1枚
 サイド1アタッカーとして低コストで250点という大火力を出してくれます。特にアグロ系統に対しては必須になります。連続で技が撃てないところと逃げエネが重いところがチャームポイントです。使うときには可能な限り次のターンに動けるような盤面・手札を作っておくと相手に放置されたときに困らずに済みます。

◎ロトムV 2枚
 封印石の張り先+序盤の手札補充を兼ねてくれます。待つプレイがしやすいのもこのカードの「そくせきじゅうでん」のおかげです。
 今回は【プレシャスキャリー】の採用により並べやすくなったため、その先の出力担保のためにサイド落ちケアの2枚採用としています。【ロトムV】がいないと【ペパー】の価値も大きく下がってしまう上、「そくせきじゅうでん」の3枚がとても沁みるため、できる限り盤面に置いておきたいです。

◎ネオラントV 1枚
 このデッキでは特に1ターン目に【ペパー】→【プレシャスキャリー】+【
森の封印石】をするために、【ハイパーボール】が当たりとなるこのポケモンの価値は非常に高いと思います。
 スタートやサイド落ちが大事故につながりかねないので、【ロトムV】の2枚目を【ネオラントV】の2枚目にしてもいいかもしれません。その場合は【ルギアV】に入っている【ネオラントV】のイメージに近くなるでしょうか。1枚目で【ペパー】から展開をし、2枚目で【ボスの指令】や【ブライア】をサーチしてリーサルを狙いに行く感じになると思います。

◎キチキギスex 1枚
 終盤の貴重なドローソースになります。このデッキはあまり手札が増えないので3枚がとても沁みます。「この3ドローで何か引け…!」という経験は皆さんあるのではないでしょうか?
 ほぼ無いですが、ワザ「クルーエルアロー」をごくごくまれに使うことがあります。


◇グッズ・どうぐ

◎なかよしポフィン 2枚
 【プレシャスキャリー】の採用によって削っても許されそうなので2枚にしました。【プレシャスキャリー】がサイド落ちしてしまったときの【ペパー】からのサーチ先として必要なので、0枚は許されないと思います。1枚採用でも許されそうですが、先行の時に最低限の展開をするための素引きの確率を少しでも上げたかったため、2枚にしました。

◎ネストボール 2枚
 キャリーなしで【ロトムV】や【キチキギス】、【かがやくリザードン】に触れます。キャリーを使った後に【キチキギス】と【かがやくリザードン】を置くために2枚もあれば十分だろうと判断しました。

◎ハイパーボール 4枚
 このデッキでは初動に【プレシャスキャリー】を使うためネオラントにつながりやすくしたいということや、進化ラインが多く採用されていることから最大枚数の4枚採用です。異論は認めません。

◎プレシャスキャリー 1枚
 既に上でたくさん書いたのであまり詳しくは書きませんが、なんやかんやで後1で触れる確率は計算してみたところ80%ぐらいみたいです。文系なので詳しい確率は知りません。考慮していないケースもあるかもしれないのでご容赦ください。

◎ふしぎなあめ 4枚
 問答無用の4枚採用です。あめの枚数は絶対に確認しましょう。

◎すごいつりざお 2枚
 このデッキはエネが山札から飛んでくる上、エネの枚数を絞っているため大体1枚は使います。1枚でもいいのかもしれませんが、使いたいときに使えないととても困るので2枚採用です。
 余談ですが【ネジキ】があるため、たねポケモン、特にヨマワルについては山札に戻すのかをよく考えたほうがいい場面が多発します。

◎夜のタンカ 2枚
 2枚目がお気に入りポイントです。従来は【ふつうのつりざお】+【ハイパーボール】等でリザードンexを復帰させていたのですが、山にエネさえ残っていたら【夜のタンカ】1枚で復帰できるのがとても強かったです。
 また、2枚入れておくと2回目以降の爆発や2回目の【かがやくリザードン】の発進もしやすくなります。【夜のタンカ】を2枚にしたことも1つの言い訳にして【リザードンex】を2枚にしています。

◎カウンターキャッチャー 2枚
 ボムでメンヘラ裏呼びしたりできます。【ボスの指令】に頼らず裏を呼べるのはとても強いです。裏呼びを1試合で多いときは3回使い、その中で1回目は展開+裏呼びをすることが多いためサポートは【ペパー】を使っていること、2回目以降は【ナンジャモ】による手札干渉を絡めて裏呼びをしたいこと、3回目はリーサルのターンであることが多いので【ボスの指令】でよいことから、2枚以上の採用が必要だと思います。
 3枚目が入っていても素引きしやすくなって強いと思いますが、3枚は過剰かつデッキ枠がないため2枚採用となりました。

◎ロストスイーパー 1枚
 なくてもよいのですが、最近増えてきた「ボムドラパ」に入っている【シャリタツ】の【緊急ボード】や【タケルライコex】の【勇気のおまもり】・【ポケストップ】、ミラーの【ヒーローマント】等、【ロストスイーパー】で消したいものが増えてきたので採用しました。
 【サーナイトex】や非exの「トドロクツキ」といったデッキに対しては直接的にサイドをとれるカードにもなる可能性があります。
 環境によっては採用なしも十分に検討できるカードだと思います。

◎まけんきハチマキ 1枚
 かゆいところに手が届く1枚です。爆発によってメンヘラカウンター状態にできたり、ペパーから触れたりとこのデッキととてもかみ合っています。
 サイドが1枚も取られていない状態から爆発を絡めて相手の【ピジョットex】を倒したり、サイドを1枚取ってきた【タケルライコex】をワンパンしたりと幅広い活躍をしてくれます。2枚目が欲しくなる時もありますが、基本1枚で足りる+枠の都合上1枚です。

◎森の封印石 1枚
 このデッキの安定感を底上げしてくれている1枚です。このカードがあるために【ぺパー】や【ロトムV】の価値がとても高いといっても過言ではありません。【ロトムV】が並べやすいため、その先の出力も担保すべく本当は2枚目も入れたかったですが、封印石がなくても回ることには回るので枠の都合で泣く泣く1枚です。(最後まで封印石が残っているときの安心感と相手にした時の絶望感はすごいですよね…) 


◇サポート・スタジアム

◎ペパー 4枚
 このデッキの影の主役です。初動では【プレシャスキャリー】+【森の封印石】、中盤では【ふしぎなあめ】や【ハイパーボール】+【まけんきハチマキ】、終盤は【カウンターキャッチャー】と過労死しそうなくらい働いてくれます。問答無用の4枚です。

◎ナンジャモ 3枚
 手札干渉と序盤のドローソースを兼ねてくれています。2枚でもよさそうですが、序盤の動きを最低限担保してくれる(本当に?)カードが少しでも多くあってほしいことと、大体2枚使えればいいかなと思って3枚にしました。
 特に【ピジョットex】を用いたデッキ同士で2ターン程お互いに【ナンジャモ】を撃ちあう試合展開になることもそこそこあるので、最後の干渉にも使えるようにという意味で3枚です。

◎ボスの指令 2枚
 裏呼びは全体で4枚あればいいかなと思っているので2枚にしました。押せ押せの試合展開になっているときは3枚目が欲しくなりますが、その時はなくても勝てそうかつそのような試合展開になることが少ないため、2枚です。

◎フトゥー博士のシナリオ 1枚
 入れ替え札として使ったり、ダメージを受けたポケモンを回収したり、終盤の負け筋を消したり、本当に暇な時に【ネオラントV】を回収したりします。安易に【ハイパーボール】のコストにしてしまうと後々後悔することがそこそこあります。【かがやくリザードン】スタートして放置されると必須で必要になって悲しいです。(そのデメリットを上回るメリットが【かがやくリザードン】にあるので割り切り…)
 2枚以上は使わず、そもそも使う展開が限られている(より優先度が高いサポートがある等)ため1枚採用です。

◎ブライア 1枚
 化け物カードです。あるのと無いのとでは特定の対面での勝率が大きく変わる他、序盤に多少遅れた分を無理やり取り戻すこともできます。爆発でサイド枚数も調節できてしまうので結構再現性が高いです。(なんでボムと一緒の時代に存在しちゃったんだろう…) 
 試合中に1枚しか使えないため1枚採用です。サイド落ちは割り切りです。

◎ネジキ 1枚
 びっくりボムできたり、【ヒトカゲ】を狩りつくされても復帰できたりする魔法のカードです。6個以上ダメカンが乗っているポケモンを【ヨマワル】や【ポッポ】と入れ替えてサイドを取らせたり、スタートした【かがやくリザードン】を別のポケモンに入れ替えて動き出したりもできます。使い方は無限大です。
 2枚採用で回していた時期もありましたが、枠の都合で1枚になりました。

◎崩れたスタジアム 1枚
 相手への妨害や負け筋を消すために使います。貼るタイミングが難しく、相手の負け筋を消すのを手伝ってしまうこともあります。裏呼びと一緒に使いたいときには順番に気を付けましょうね…(経験あり)
 2枚は入りません!


◇エネルギー

◎基本炎エネルギー 5枚
 山札から飛んでくるので最小限です。よく2枚サイド落ちします。2エネ・3エネの【かがやくリザードン】を起動しやすくなるため、本当は6枚欲しいですが、今回は1枚【ミストエネルギー】に枠を譲りました。

◎ミストエネルギー 1枚
 いつもは入れずに回していたのですが、【ドラパルトex】が増えていることに加え、【リザードンex】等に【デヴォリューション】を採用されたデッキが増えていることから、それらへの勝率を少しでも高くするために1枚採用しました。基本的には【ピジョットex】を【デヴォリューション】から守るために使います。2枚もいらないので1枚採用です。


◇採用検討カードについて


①【ベラカス】(スフィアシールド)
 【ドラパルトex】や【デヴォリューション】、ベンチ狙撃をしてくるデッキに対して強くなりますが、それらのデッキにボムラインが採用されているためあっさり倒されてしまうことが多いため、ベンチ枠を1つ埋める上にデッキスロットを2(3)枠割いてまで立てる価値はないと判断し、不採用に至りました。

②【ネオラントV】2枚目
 前述

③【ポケギア3.0】
 初動で【ペパー】に触りやすくなったり、終盤で【ボスの指令】や【ナンジャモ】に触りやすくなります。もっと優先度が高いカードがあったので今回は不採用になりました。

④【フェザーボール】・【テラスタルオーブ】
 【ハイパーボール】のコストが重いため、採用を検討できるカードですが、持ってこれるポケモンがそれぞれ1種類しかいないことや、あまり枚数を入れたいカードではないため都合よく引いてこれないことから不採用になりました。

⑤【森の封印石】 2枚目
 前述

⑥【エヴォリューション】
 【ベラカス】を採用する場合に採用が検討されると思います。先2「ファントムダイブ」に抗うことができるかもしれないです。しかし、ワザ「エヴォリューション」を撃つとき、多くの場合では【ペパー】から【エヴォリューション】をサーチしてきているため、【森の封印石】をつけることができておらず、その後の展開がしにくくなります。さらに、初手にエネがないと撃てないほか、「そくせきじゅうでん」が使えないため、手札の枚数も少なくなってしまいます。
 これらの理由から今回は不採用となりました。

⑦【ツツジ】
 サイド枚数を調整可能であるため相性はいいと思います。手札が6枚‐2枚となるため、相手の動きを制限しつつ自分の手札枚数を確保する強い動きができますが、初動で使えない点が大きなデメリットであると感じたので今回は不採用としました。相手の手札と山札を混ぜることができる点は評価できると思います。

⑧【カキツバタ】
 山上7枚からポケモンとトレーナーズを1枚ずつ加えることができます。強いですが、このデッキにおいては【ペパー】でいいかなと思いました。

⑨ハッサク
 前の相手のターンに自分のポケモンが気絶していないと使えませんが、山上8枚から好きなカードを3枚持ってこれます。山札が圧縮できるデッキではないこと、使えるタイミングが1・2回しかないことから不採用となりました。


〇各対面へのプラン

 …という名目で書こうと思ったものの、このnoteが出るころには既に「超電ブレイカー」が出ているため、「楽園ドラゴーナ」環境と同列に語ることはできないであろうと気づいてしまったため、途中で諦めました。
 タケルライコ対面だけはせっかく頑張って書いたので残しておきます…


◇タケルライコex

 基本的にはリザ側が有利対面とされています(本当に有利?)が、1ターンでも遅れるとリザ側の要求がとても高くなったり、直接負けにつながったりするので油断は禁物です。
 パターンは大きく分けて以下の2つあります。
①最初にサイドを1枚取られる
②最初にサイドを2枚取られる


 まず、VSタケルライコexで共通することですが、最初の【プレシャスキャリー】で完成させたい理想の盤面は、
 ヒトカゲ×2、ポッポ、ロトムV、ヨマワル、かがやくリザードン になります。最初に【かがやくリザードン】を並べる理由については②で述べます。

①最初にサイドを1枚取られる
 この場合は2回または3回の攻撃で勝利することを目指します。
 【ヨノワール】+【ブライア】の負け筋になるので、タケルライコ側は基本的に【かがやくゲッコウガ】を出してこないため、2回の攻撃でサイドを取りきることは難しいです。出さざるをえなかった場合やスタートしてしまったときに考える程度で、それをメインの勝ち筋に据えることは難しいので、【ブライア】を絡めたルートは1回考えないものとしています。(もちろん頭には常に置いておくことが必要です。)

 まず1枚取られたら、(残りサイド6-5)その返しに【リザードンex】でサイドを2枚取ります。盤面の状況によりますが、オーガポン>タケルライコの順で処理優先度があると思っています。理由としては、ドローソースになる、エネルギーがたまってしまう、【リザードンex】を簡単にワンパンされるなどがあります。
 1体目の【リザードンex】を起動する際、「れんごくしはい」で【かがやくリザードン】にも1エネつけておくと、次ターンの【かがやくリザードン】の起動が楽になります。(残りサイド4-5)
 ここでの理想の盤面としては、【ピジョットex】【リザードンex】【ヒトカゲ(リザード)】【かがやくリザードン】【ロトムV】【ヨマワル(サマヨール)】等になるでしょうか。

 返しのターンにおそらくサイドを2枚取られるはずです。(サイド4-3)ここでサイドを取られない or サイドを1枚しかとられなかった場合には、(4-5 or 4-4)【リザードンex】を2面用意したらほぼ勝ちでしょう。

 サイドを2枚取られたら、このターンは【かがやくリザードン】を2エネで起動してサイドを2枚取りに行きます。ここで【リザードンex】で殴ってしまうと、返しに【ブライア】+「まんようしぐれ」で負けてしまいます。基本的には草エネがついているオーガポンがいない場合は「まんようしぐれ」を撃たれないのですが、もしかしたら入っているかもしれない【エネルギーつけかえ】をケアしたほうが無難だと思います。

 前のターンで1エネつけておいた【かがやくリザードン】を手貼りで起動し、【ふつうのつりざお】で前のターンに倒された【リザードンex】のエネを山札にエネを可能なら2枚、手貼りをするために【夜のタンカ】を使った場合には1枚を戻しておき、次のターン【リザードンex】が起動できるようにしておきます。このときに【リザードンex】はトラッシュにおいておくと次のターン【リザードンex】に触れるカードが【ペパー】【ハイパーボール】【リザードンex】【夜のタンカ】になるので、残しておく場合が多いです。(タンカ2枚目が偉い!)
 可能なら【ナンジャモ】による手札干渉と【ヒトカゲ】を【リザード】に進化しておくことができれば次ターンの要求が満たしやすくなります。

 このターンの盤面としては、【かがやくリザードン】【リザード】【ピジョットex】【ロトムV】がいて、追加で【キチキギスex】等がいるでしょうか。ここでベンチを1つ空けておくと【かがやくリザードン】が放置された場合に【ネオラントV】を出すことができるため、【フトゥー博士のシナリオ】に触りやすくなります。

 この動きができると、タケルライコ側はこのターンにサイドを3枚取ることがおそらく不可能なので、ほぼ勝ちだと思います。(とんでもムーブされたらごめんなさい。)(残りサイド2-3)
 【ピジョットex】を【勇気のおまもり】がついた【タケルライコex】で取られた場合に手札の都合によっては少し怪しいかもしれませんが、【ロストスイーパー】で【勇気のおまもり】をはがして【かがやくリザードン】で殴る or 裏呼び or 【リザードンex】起動で勝てるのでそんなに厳しいものではないと思います。

②最初にサイドを2枚取られる
 ①と同じく、後攻でヒトカゲ×2、ポッポ、ロトムV、ヨマワル、かがやくリザードンと並べたとき、サイドを2枚取られる=ロトムVがとられています。(残りサイド6-4)
 この場合はここから大きく2つに分岐します。
 ⅰ.次のターンにサイドを2枚取られるポケモンを盤面から消せる
 ⅱ.次のターンにサイドを2枚取られるポケモンを盤面から消せない

ⅰ.次のターンにサイドを2枚取られるポケモンを盤面から消せるとき
 このターンの目標は【リザードンex】でサイドを2枚取ることになります。(残りサイド4-4)ここの「れんごくしはい」で【かがやくリザードン】に1エネつけておくことで、ここで2枚取られると返しのターンに非エク盤面を作りながら、【かがやくリザードン】で殴ることができます。(残りサイド2-2)1エネの【かがやくリザードン】を【ブライア】するためにはエネが4枚必要になるため、おそらく難しいでしょう。(この場合は【エネルギーつえかえ】は割り切りです。)放置されて【オーガポンex】にエネを貯められることが裏目ですが、【ネジキ】で変身して殴る・逃げるもよし、【フトゥー博士のシナリオ】で回収してもよしです。【リザードンex】で3エネがつくのであれば手貼り+「れんごくしはい」で4エネつけれるので、逃げて【リザードンex】で殴ることもできるため、割と動けるかなと思います。(ここでも【夜のタンカ】が活躍します!)

 残りサイド4-4からサイドを1枚だけ進められたとき(残りサイド4-3)には、恐らく【かがやくリザードン】が倒されています。この場合は【リザードンex】で殴ってしまうと【ブライア】で負けてしまうので、【かがやくリザードン】で殴らざるをえません。どうにか頑張って【かがやくリザードン】を2エネで起動して殴ります。前のターンに殴った【リザードンex】を【崩れたスタジアム】で消し、新しく出した【リザードンex】で2えね【かがやくリザードン】を起動します。その際に可能であれば1エネついた【リザードンex】を作っておくと、次のターンの要求が低くなります。(残りサイド2-3)
 やはりここでも【かがやくリザードン】を放置されてエネを貯められることが裏目ですが、この場合は【ピジョットex】が残っているため、【フトゥー博士のシナリオ】+エネに触ることはおそらくできるでしょう。

ⅱ.次のターンにサイドを2枚取られるポケモンを盤面から消せない
 この場合は【かがやくリザードン】を2回押し付けて、裏呼び×2を要求します。(残りサイドが6-4から始まる)
 このターンは【リザードンex】を立てて3エネの【かがやくリザードン】で殴ります。(サイド4-4)
 返しのターンにサイドが2枚取られた場合は【かがやくリザードン】から盤面に出します。(←ポイントです!)ここで【かがやくリザードン】から出して3エネ切って逃げることで、「まんようしぐれ」で倒されにくくします。(3エネついていると210ダメージ出るため、ブライアで負けてしまう)
 逃げた先に出したポケモンを【フトゥー博士のシナリオ】で回収し、手貼りで1エネの【かがやくリザードン】を起動します。あとはお祈りです。
 放置されたら【リザードンex】をもう1体立てて、手貼り+「れんごくしはい」で逃げて勝ちです!(なお要求)

 残りサイドが4-4の場面から【かがやくリザードン】が倒された場合も同様に2エネの【かがやくリザードン】を展開して殴ります。このときには「れんごくしはい」または手貼りでベンチの【リザードンex】にも1エネ貼っておくと次のターン手貼りだけで殴れます。後はお祈りです!

 以上、ここまで【タケルライコex】対面の戦い方を書いてきましたが、全てサイドを先行されている前提で書いています。多くの場合はサイドを先行されて始まるのですが、もしこちらが先行する場合は「爆発せずにサイドを2枚取る」ことを意識します。その場合は2-2-2で先に取り切って勝つことが結構容易にできます。
 また、基本的に使わないヨマワルを盤面に置く意味ですが、ヨマワルを置いておくことで相手にゲッコウガを出させないことができたり、【ブライア】による勝ち筋を追いやすくなったりします。


○おわりに

 長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
長々と文字ばっかりで読みにくい文章をここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
 各種エーススペックも強いですが、プレシャスキャリーの強さも知っていただけたらと思います。(1回だまされたと思って使ってもらいたいです!本当に!)
この記事で書いたことが、少しでも楽しいポケカライフの足しとなっていれば幸いです。
重ねてになりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

○おまけ


 知っておくと少しだけ変わるかもしれない些細な小テクをいくつか紹介します。基本的なことしか書いていないので、本当におまけ程度です。読み飛ばしていただいてかまいません!

・プレシャスキャリーで持ってきたいポケモンが山札にも手札にもいる場合は手札のポケモンは出さず、山札から持ってくる
 →次のターン以降の【ハイパーボール】のコストになるほか、「そくせきじゅうでん」やトップドローの質を少しでも高めます。

・手札が弱くて次の動きが何もないが、【プレシャスキャリー】は使えたときはベンチをあえて1枠空けておく
 →【ハイパーボール】や【ネオラントV】を引いたときに動けるようになります。

・基本的には【ペパー】が手札にある状態で「マッハサーチ」があまっていて【ふしぎなあめ】+【ポケモン】を揃えたいときには【ペパー】で【ふしぎなあめ】、「マッハサーチ」でポケモンを持ってくる
 →可能な限りリソースを残すため(終盤は別かも)

・相手の【ポケストップ】はどうしようもないとき以外使わない!
 →悲しくなります。

・60以上ダメカンが乗ったポケモンを【ネジキ】で【ポッポ】・【ヨマワル】に変身させる
 →サイドを取ってもらえます。ちょっとテクいです。

・【ネオラントV】と【ロトムV】が盤面に共存していて、【森の封印石】をつけたいときは【ネオラントV】につける
 →「出すこと」に価値のある【ネオラントV】と「いること」に価値のある【ロトムV】の価値の分散と、【ネオラントV】は倒されたら再利用が可能なため


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