初めてのクロッキーに笑いが止まらない JAMログ #3
このnote は、No Borders さん主催、自分の中にARTを持て!のワークショップ第3回目に参加後の覚書です。
VTS(Visual Thinking Strategies )と「見る」にフォーカスしたワークで、今回もさまざまな発見・実感がありました。
発見
何かを見る時に「ただ見る」から始めている、とりあえずありのまま事実を把握しようとしている、という自分の傾向。そして、その後に意味や背景を考えている。2つを同時にやっている人もいると思うけれど、私は一つずつしかできないので少し咀嚼に時間が欲しい。
「見て」はいるけど全然何も残ってない、覚えてない、白紙の頭の中がただ残ることがあるのは、考える時間がうまく取れなかった時だったんだな。自分以外の人に伝えにくい感覚ですが、そういう発見がありました。
実感
何かを見る時に、こんなにも経験からの類推が入ること。
誰かと同じものを見ているつもりになりすぎていたということ。
一人一人認知の仕方が違うとはいえ、今は大体同じものは見ているだろう、認識は合っているだろう、と思っていたのはだいぶ違ったぞ…ということ。
そして、人と認知や解釈が異なるとわかっていても、それをうまく浮かび上がらせる認識合わせの質問はそう簡単にはでてこないということ。
自分の認知が一番心地いいと思っていて混乱したくないからなのかなぁ。あえて対話の場を作らなければわからない、捉え方の違いをたくさん感じました。
そのほか私に起きたこと
一番記憶に残っているのは、クロッキーにいきなりチャレンジしたら笑いが止まらなくなったこと(笑)今思い出そうとしても、なにがそんなに面白かったのかはよくわかりません。
ちゃんとできてるかとか、クオリティとか、セオリーとか。そういうことがどうでもいい前提で「丸腰でやってみる」ってすごく自由で楽しかったのかな。
鉛筆を動かしながら混乱していたけど、書いている間紙の上は動画に見えていた。あと、ほぼ一筆書きをしていた。鉛筆を紙から離して迷っている時間がもったいない感じだった。
自分で書いてみたものがなんか気に入ったというのもあるかも。
それから、今回の題材はクロッキーのためなら見られるけど、そうじゃなければ 10秒見てすぐに「もう見る必要はない」と思うだろうなと感じたりもしました。
同じワークを学生の自分がやったら
気になって気になって仕方がなかっただろうなと思います。どれだけ他の人よりもいい発言ができるか、「ほぉ〜」と一目置かれることができるか、クロッキーなら上手く、それらしく書けているか。多分そんなことが。
でもここ数年の私は特に何も思わないし、JAM 3日目の私も何にも思いませんでした。今は「だれでも、なんらかの視点でみれば「優」でしょ」って思っているから。みんなも優だし自分も優だから。
比較をすることは悪いことではないけれど、まるで比較したら優劣を決めなきゃいけないかのように考えていた自分はあまり出てこなくなったようでした。
比較は比較。優劣は優劣。それぞれがいつ必要なのかを考える、窮屈だったら手放せるようになるのは重要な能力かもしれないなと思いました。