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54歳でアーリーリタイア 元教員 マレーシア移住11年目 なーんもしない毎日 けど楽しい

54歳で公立中学校の国語科教員を辞めました。
不祥事とかではないです。

学年副主任までやりましたが、いろんなことが合いませんでした。
偉くなるとか、校長になるとか、そんなことは夢にも思いませんでした。
それより1年でも早く教員というより、仕事を辞めたかったです。
住んでいたところが雪深いところだったので、早く仕事を辞めて暖かいところに住みたかったです。

で、移住地探しを現役時代からしていました。
最初は静岡とか、九州とか、沖縄を考えていましたが、何の柵もない海外もいいなと思って、遠くはブラジル、アメリカ、ハワイ、近くはサイパン、フィリピン、タイ、ベトナムなどの東南アジアにも行きましたが、いろいろ考えて、英語が通じて、治安も良く、物価も安く、ビザも取りやすく、親日的だと言うマレーシアに決めました。
今年は11年目ですが、毎日快適です。
暖かいのが1番いいです。
ほぼ赤道直下です。
クアラルンプールは北緯3度です。
1年中タンクトップに短パンにサンダルです。
1年中プールで泳げます。
マレーシアのコンドミニアムはプールとジムが付いていて、無料です。
マレーシアでは家具付きが当然で、家賃が安くイギリスの植民地だったので、天井が高いし、広々しています
最近はコンドミニアムの下にモールやスーパーやレストランがあるのですが、そこにエニタイムができたので、入会して1日おきに筋トレをしています。
マレーシアでやっている事は今言った筋トレ、読書、英語、TV、ゲーム、パズルだけです。
他には何もやってません。
ゲームは最初アナログのボードゲームだけでしたが、最近はデジタルゲームをやるようになり、徹夜するようになってしまいました。
困ったもんです。
オンラインでゲームが買えるので、どんどん積みゲーが増えてます。
好きなのはパズルアドベンチャーです。
ラスティレイクシリーズやアイソランドシリーズなどが大好きです。
読書は最近近くがよく見えないので、Kindleで読んでます。
Kindleもオンラインで簡単に買えるので、積読本が増えて困ります。
人類に貢献するような事は一切やってません。
社会との繋がりなんて全然ないけど、毎日楽しいです。
毎日やりたいことだけやってます。
やりたくないことはやりません。

今まではFacebookに思いついたことを書いていましたが、自分の思いを徒然に書いていろんな人に読んでもらって、感想を聞かせてもらえればいいなぁと思ってNoteに書こうと思いました。
本を読むのも大好きなので、1人よがりの読書感想文を書こうと思います。
ちょっと偉そうに教養のための読書と銘打って書いてます。
A Lifetime's Reading:500Great Booksの中から世界の名著を選んで読んでいます。
面白いとか、面白くないとかそんなの関係ありません。
必ず最後まで読みます。
そして1人よがり感想文を書きます。
もう70冊以上読みました。
なのでご意見を聞かせてもらえればうれしいです。
他に11年住んでいても、まだまだ新鮮なマレーシアでの雑感も書きたいと思っています。
さて、早く教員を辞めたかった理由だけ書きます。

  1. 教員免許更新制
    普通はキャリアを積めばスキルが高まり、良い仕事ができるはずですが、文科省や管理職は教員を信用せず、10年ごとに免許更新することになってしまいました。
    私もすべての学校を知っているわけではありませんが、勤務した学校では、先生方は本当に真面目で一生懸命にやっていました。
    自分の時間やお金や家族まで犠牲にして頑張っていました。
    なのに、それを全く無視して、10年ごとに免許を更新し、最後に試験を行い、合格しなければ免許を失効させると言うのです。
    呆れてものが言えません。

    今は学校はブラックと言われ教員のなり手が全然いなくなっています。
    なのに、お金を出したくないばっかりに文科省や教育委員会はお間抜けなことしかできません。
    国家百年の計である教育はこれから10年はダメになっていくでしょう。
    でも、世界は正しい方向に必ず向かい、揺り戻しが必ずあります。
    聖職とまでは行かなくても、先生や学校や教育が大事にされる時代が必ず来ます。
    日本には人材しかないのですから、そしてその人材が優秀だから、今の日本があるのです。
    私が54歳の時、ちょうど免許更新になったので教員を辞めました。
    だから今は無免許です。

  2. 教員自己評価
    人事のプロでも難しい人事評価をそれでなくても忙しい教員自身にやらせるのです。
    そしてその自己評価を見て評価をするのがこれまたお粗末な校長たちです。
    何の役にも立ちません。
    時間の無駄です。
    本当にお間抜けです。
    こんなことをする学校に愛想をつかしました。

  3. 保護者と生徒による教員評価
    大学生ならいざ知らず、中学生が教員を評価するなんて烏滸がましいです。
    ましてや授業も見たことがない親が評価するなんて笑止千万です。
    何のためにやるのか全然わかりません。
    来年からやると言うので前年に辞めました。

  4. 部活とPTA活動
    これがブラックの元凶です。
    これは正規の仕事ではないので、全くやる必要はありません。
    このために教員は本業である授業や生徒指導ができません。
    本末転倒です。
    つべこべ言ってないで、即刻禁止すべきです。
    そういうことを職員会で言っていたので、干されまくりました。
    この2つが嫌で、早く仕事を辞めたかったです。

    でも、担任はやり手がいないのでずっとやっていました。
    学校の醍醐味は担任だと思っています。
    担任と授業はとても楽しかったです。

  5. 教員の退職金400万カット
    財務省が少しでも予算を減らそうとして教員の退職金を400万カットすると言い出しました。
    教員は一般の公務員より退職金が400万高いそうです。
    当たり前です。
    教員は全員大卒ですが、一般の公務員は高校卒もいます。
    そういう事は一切言わないでいきなり言い出しました。
    今も昔の財務省は姑息です。
    そして国家百年の計なんて夢にも考えないので、教育をダメにし、生徒をダメにし、教員をダメにし、日本国をダメにしても、自分たちさえ安泰なら平気なのです。
    この時もとんでもない悲しいお間抜けなドラマが日本中に起こりました。
    ひどいもんでした。
    こんなひどいことをされるならと、その前に辞めました。

  6. 授業や生徒指導以外の雑務
    これもブラックの元凶です。
    こんなの事務員のやる仕事です。
    教育委員会や地方公共団体の仕事までやらされていました。
    ひどいもんです。
    国家百年の計なんて毛筋も考えていません。
    こんなことやりたくなかったので、なるべく早く辞めたくて辞めました。


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