
「銀の雨」を読んで
久しぶりに宇江佐真理を読みました。
とても良いお話でした。
何度か、ほろっとしました。
人の世は杓子定規だけでは生きていけません。
いろんなことがあって、いろんなことをぐっと飲み込んで、涙も飲み込んで、生きていかなければならないのです。
でも、いいこともあります。
ずっと続けていれば、いつの間にかいいことになっています。
歳をとるのは、悪いことではありません。
小夜が切なかったです。
小夜の悲しい物語でした。
主馬も、切なかったです。
みんないろんなものを抱えて、大人になっていくのです。
閑話休題、時間は有限なのだから、馬鹿みたいな本は読まないで、教養のための読書だけをしようとしていましたが、こういう本もいいです。
心温まるものもいいです。
時々は、こういうのも読みたいです。