見出し画像

【J2第13節】新潟vs京都 ~本間至恩の役割は本間至恩が行うべきだったか?~

J2第13節 新潟vs京都 結果は1-1のドロー!

京都はレスターが優勝した時の開幕前のオッズくらい誰も当てることができないくらいターンオーバーをして挑んだ試合。

主力を温存されただけに勝ちたかった試合。

あまり自分自身終わってからのたらればは嫌なので、プレビューしか毎試合書くつもりがなかったが、一つ気になった部分があるので、それについて言及して書こうと思う。

前半戦

前半、新潟は後ろでボールを持つことができたが、相手の2シャドー、WBがうまくスライドするため、なかなか前に運ぶことができない。

ダウンロード (2)

プレビューで本間選手が相手のアンカー脇、中盤とDFラインの間で受けれるかどうか?と言及したが、相手はいつもの3-3-2-2とはスタイルを変え、3-2-4-1とFWを削り中盤を厚くしてきたため、なかなかそこではボールを受けれず、
かなり下がって位置どりすることが多く、相手が5-4のラインを引いたときくらいしか前を向いてボールを受けることができなかった。

ダウンロード (6)

前半は、何一つ本間選手の良さが出てなかったと思われる。

後半戦

後半変わって入った荻原選手が左サイドの高い位置に入り、新井選手が右サイドの高い位置に。そして変わって入った島田選手が降りた形でプレーするようになって状況が変わり始めた。

実は試合前のプレビューでも書いている形なのだが、サイドの荻原選手が高い位置で相手のWBをピン止めし、島田選手が相手のシャドーを自陣の低い位置でピン止めすることで、スペースがうまれそこから何度かいい展開が生まれだした。

SBが高い位置をとることで相手を押し込むことができ、敵陣でボールを回せるようになった。

▼53分くらいのシーン

ダウンロード (1)


なぜ本間至恩選手はワイドでプレーしなかったのか?

この試合、1試合通して、本間選手はほとんど中央でのプレーだった。

ファビオ選手という大きな個の力がない中、勝ちを目指しに行くなら、中央で後ろ向きのプレーが増えるくらいなら、ワイドで張って1vs1の局面を作って勝負することも今回の試合で戦術として行うことはできただろう。

ダウンロード (7)

なぜ今回ワイドでプレーを一切させなかったのだろうかと疑問を持っていたところ、アルベルト監督が試合後インタビューでそのことについて言及していた。

--本間選手のプレーについて??
アルベルト監督
「省略。そして攻撃面でさらに成長しなければいけないのは、今日のような中央でのプレー。サイドでの素晴らしいプレーは習得している。彼の才能をさらに開花させるには、より中央でプレーしたほうが良い。」

つまり、チームとしての目先の勝利よりも、個人としての将来を見据えての今回の本間選手の立ち位置だったことが分かる。

個人的な意見として、特にこれに関して異論がない。
チームとしても本間選手が中でプレーできるようになることで、戦術の幅も広がるだろう。

後半の本間至恩選手の役割は正しかったか?

しかし、中央でプレーするにしても、後半、本間選手の役割が正しかったのか疑問に思う。

後半の本間選手の役割として、マイケル選手、マウロ選手、島田選手、秋山選手がビルドアップで組み立てる中で、4vs3(相手前3枚)のビルドアップが厳しい場面にボランチのところまで降りてきて、相手のボランチを引きつかせて、中盤とDFラインの間のスペースを作るという役割をしていた。

▼先ほどもあげたこのようなプレー

ダウンロード (1)

中盤とDFラインの間ではなく中盤の前の形でプレーしていたが、もう一つ前の今回渡邉新太選手が行っていた位置でプレーするべきだったのではと思う。

そしていつも大活躍だが、この試合あまり目立ってなかった中島選手が本間選手の役割をするべきではなかったかと思う。

確かに後半、本間選手が中盤で前を向いた形でアシストしたが、あのシーンは京都の切り替えが遅く、陣形が整ってなかったからこそ生まれたように見え、強いチームに対しての再現性は低いと思われる。

後半は確かに悪くなかった。前半の悪かった人の位置が改善されうまくいってた。

しかし、試合に勝つには、選手の個の性質、圧倒的強みも生かさないと試合には勝てないと思われる。

本間至恩選手の役割は本間至恩選手が行うべきだったか?今回はここに疑問が残る試合だった。


いいなと思ったら応援しよう!