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アウトプットの必要がない関係性

最近恋人と別れたという後輩が言う。

「次の人は、話し合いができる人がいいです!」

はて?と、その場にいる既婚者が全員クビを傾げたのが面白かった。

20代くらいの子と喋ってると、案外このワードが出てくるなと感じる。話が通じる人がいい、話し合いがしたい、ディスカッションできないんですよ、私の話なんて聞いてなくて・・・などなど。

一方で、所謂「人生の伴侶」と生活を共にしている人に聞くとそうでもない。そもそも最近喋ってない、業務連絡だけだな、基本お互い話聞いてないよね、議論とかします・・・?みたいな。

別に仲が悪いと言うわけでもないのだ。むしろ仲がいいと言われる夫婦だったりする。

よく言われる話だが、女性は話をするのが好きだ。とにかく喋る。これは自分でも自覚がある。ただ、それをパートナーにも求めるべきかと言われると、そもそも(異性であれば)脳みその構造が違うからやめたほうがいい。これは経験則で知ってる。

ある程度の時間と、交渉と、事実確認を積み重ねると、この構造の違いに気づいて諦める日が来る、という気がする。諦めるっていうか、他の方法に気づく。暗黙の了解の積み重ね。喋る欲求をこの人で解消しなくてもいいという気づき。これが「話し合いしたい」に既婚者がクビを傾げた理由なのでは、なんて考えたわけだ。

後輩の「人生相談」と言う名のただの飲み会は、こうして更けていった。

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