【ビルディバイドデッキレシピ】パーティーからヴァランを追放してみた件デッキ

はじめに

　カードゲームの長い歴史おいてデッキの中身をユニット（モンスター）だけにするフルモンというデッキタイプがあります。
　ユニットをサポートするカードを最大限発揮できる代わり、コマンドの恩恵が全く受けられない。変則的なデッキタイプです。

デッキの上をチラチラ

　「転生の柩」――いつでも山札の１番上を確認でき、白のユニットならプレイできます。
　一見、それだけ…？とも思える効果ですが、デッキの中が白のユニットのみの場合、ユニットを供給し続ける永久機関になります。
　無論、コストを払う必要があるので1ターンに出せる数に限界はありますが、毎ターン手札消費関係なくユニットが2体並ぶのは脅威と言えるでしょう。

チラおじ

　そこで問題になるのがエース――「勇烈の聖将 ヴァラン」。
　デッキトップに「勇烈の聖将 ヴァラン」がいた場合、ユニットを複数体並べるのは難しくなります。要するに4コストって重くない？
　3コストの観測者があれば、テリトリー開放時以外無駄にコストを払う必要はありません。

　本日はそんなパーティーからヴァランを追放してみた件デッキをご紹介します。

デッキコード：gEJ3QETSez

初動

　テリトリーを解放しないと何も始まらないので観測者2種はマスト。

　「輝く眼差し ヴレッポ」は、「勇烈の聖将 ヴァラン」と同じコスト域のため採用を見送り。積むなら「勇烈の聖将 ヴァラン」入れろやって話になるし。でも、早期にテリトリー解放したいため、観測者は多めにしたいとなると必然的に多色構築になります。

　青白も考えられますが、クイックで相手ターン中に展開するより、自分のターンに殴ることが優先される上、アタック時にデメリットを持つカードが多いため不採用。

バスター

　「花冠精霊 ナルシア」。「発火精霊 ラジャーマ」と合わせて断罪カウンターを稼ぎつつ、破壊されても蘇生出来ます。発動タイミングがノーマルなので自分のターンのみですが、【デコイ】などに特攻を仕掛けられるのも強みです。

　「歴世の天使 サローテ」。テリトリー解放時5000と1コスト払えば1000～3000ほどパワーが上がります。「転生の柩」でデッキ上は確認できるのでパワーがいくつになるかは計算できます。
　重要なのは、山札の上を墓地に置ける点です。
　相手ターンの終了時、「転生の柩」で次にドローするカードは分かっている状態。余った１コストでいらないカードを墓地に置きながら手札を強くすることが出来ます。

　「濃霧精霊 ネーベル」。ノーコストで3000パンプをユニットに追加できます。不足しがちなパワーを補えます。

ショット

　勇気の1種採用。
　ショットユニットの中で3コスト以下は現状「豆の木の継承者 ジャック」のみです。そのほかは山札の上に来た時、邪魔になるのが目に見えてるので不採用。
　常識的にショットは、12枚積まれるので相手に他にもショットユニットが出てくるかもというプレッシャーを与えることが出来ます。

ユニット

　「光波精霊 ヴァーグ」。1コストで1ヒットを出せるバグカード。デメリットも高速展開できるこのデッキでは無いも同然。

　「発火精霊 ラジャーマ」。2コスト域では貴重な3000打点と断罪カウンターを集める要因。集めた断罪カウンターは「花冠精霊 ナルシア」に供給。

　「帯剣の天使 キルスティア」。エナジー送りなどに強い耐性と【デコイ】無視効果。横並びしたタイミングで出せるとgood。ゲームエンドまで持ち込みたい。白3要求なので「歴世の天使 サローテ」とも相性◎。

　「雲上の巨人 ファロン」。2コストの【バーサーク】。速攻デッキなので【バーサーク】は気にならない。赤エナジーを供給できるのもよい。

おわりに

　いかがだったでしょうか？
　本日はフルモンという変則的なデッキ紹介でした。
　その特異性からライオネルなど苦手なデッキはありますが、虚を突ける面白いデッキになったと思います
　そして「勇烈の聖将 ヴァラン」から「ざまぁ」と言われる日が来るのでしょうか？
　次の記事でお会いしましょう。ノシ

お布施

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