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約30数年前の痛い話し〜前十字靭帯断裂②
続きです。
手術は自分の健を靭帯かわりに使うというものだった。
お皿の上を通っているでっかい健(膝蓋腱)を1センチほど取り、前十字代わりにする。膝の外側には、20センチ程の傷ができた。
術後、壮絶なリハビリが始まる事となった。
筋トレ、プール、散歩。
一番つらかったのは、曲げるリハビリ。
当時、2ヶ月かけて正座ができることを目標にしていたのだけれど、なかなか曲がらなかった。痛みとの戦い。
他の人は、おおよそ2ヶ月で正座ができるようになり退院していったけど、私は2週間ほど、退院が伸びてしまった。
退院後も通院があり、1年後金具を抜く手術(抜釘)を行った。また曲がらなくなってしまい、つらく泣いた。
すぐ治ったけど。
この事があり、かなり色々考える様になった私は進路にリハビリをやる仕事に付きたいと思う様になる。
ただ、入院長かったから勉強できないし、柔道整復師になるにも柔道できないしで、ちょっと悩んでいたら看護師さんから「リハビリ助手ができる資格」と介護福祉士の存在を聞いた。
まだ介護福祉士ができて3〜4年位だったので、介護福祉士という名称や介護という言葉すら良く分かって居なかった。
部活の顧問からも、「お前は介護にむいていると思う」と進められた。
そして、リハビリ助手ができる資格だと思い込んだまま、介護福祉科のある専門学校へ進学する事になった。
という訳で、介護の道に進む事になったのですが、勘違いしてますね(笑)
この勘違いがまたまた私の人生をちょっと変えてくれます。
ではまた。