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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 …
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#格差

【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
1年前
8

【読書】経済格差の根元に迫る/「Capital」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。発行当時は日本でですら…

Brusco
3か月前
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【読書】過度な経済不平等が諸悪の根源/「Time for Socialism」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。過度な経済不平等に懸念…

Brusco
4か月前
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【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から

この世に金で買えないものはあるのか?市場メカニズムへの信頼から規制緩和へと走り、2008年の…

Brusco
4か月前
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【読書】実力主義から社会的分断へ/「The Tyranny of Merit」から

日本でも小泉政権あたり?から吹き荒れ始めた気がする自己責任論。その論調の背後にはメリトク…

Brusco
5か月前
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【読書】 グローバル化の勝者と敗者

18年位前に世に出た本だが、2024年担っても色褪せないノーベル経済学者スティグリッツの名著。…

Brusco
11か月前
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【読書】 雇用拡大と格差社会是正への提言

誰もがご存じノーベル経済学者のジョゼフ・スティグリッツ。加速する経済格差が日常のあらゆる場面にまで影響を及ぼしつつあることに警鐘ならし、政府の積極的な介入による雇用創出と格差是正を主張。その全てが詰まった一冊。 要約世界中で加速化する経済格差。富裕層は加速度的に富を蓄積し、貧困層は貧しくなる。中間所得層も足元が崩れてきている。 その原因は、市場原理に加え、政府の失敗(富裕層のツール化という意味)。政府規制はゲームのルールのようなもの。政府ががんばる必要がある。 当然だが