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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 …
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#本棚

【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
1年前
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【読書】人生再考/「生の短さについて」から

古代ローマ帝国の政府高官兼ストア派哲学者のセネカの書で、なぜ人々が人生が短いと感じるのか…

Brusco
3か月前
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【読書】経済格差の根元に迫る/「Capital」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。発行当時は日本でですら…

Brusco
3か月前
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【読書】過度な経済不平等が諸悪の根源/「Time for Socialism」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。過度な経済不平等に懸念…

Brusco
4か月前
7

【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から

この世に金で買えないものはあるのか?市場メカニズムへの信頼から規制緩和へと走り、2008年の…

Brusco
4か月前
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【読書】中世ヨーロッパ/「西ヨーロッパ世界の形成」から

中高で一番好きだった世界史。ヨーロッパという見たこともない世界に憧れを抱いた当時の私は、…

Brusco
7か月前
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【読書】社会正義を問い直す/「Justice」から(前編)

正義とはなにか?人殺しは正義か悪か?悪だとするならば、死刑制度や戦争はどう考えたら良いのか?当たり前のようで、突き詰めて考えた途端、手で掬った水がこぼれ落ちるかのごとく、掴みようのない正しさ/Justiceという概念。古代ギリシャから現代にまで続くこの議論を単純明快に整理した一冊、というか神書(前編)。 記事要約本の内容は講義「Justiceにて今でもAvailable。 物語は2004年に米国フロリダ近辺を襲ったハリケーンCharleyにて被害を受けた地域にて販売される

【読書】金とのつきあい方/「Rich Dad, Poor Dad」から

稼ぎ方、使い方、増やし方等を含め、金とどう付き合うべきかを説いたキヨサキの一冊で、恐らく…

Brusco
9か月前
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【読書】豊富なデータから人々の行動原理/インセンティブを理解する/「Super Freakono…

ベストセラーとなったポップな経済学書籍Freakonomicsの続編。経済学的な観点から、豊富なデー…

Brusco
9か月前
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【読書】他人とのコミュニケーション/「Talking to Strangers」から

人は、見知らぬ人を判断するのが苦手。その理由として、人は他人の言動や仕草、あるいは人種や…

Brusco
9か月前
7

【読書】大衆運動の神髄に迫る/「The True Believer」から

フランス革命、レーニンのボルシェビキズム、ナチス・ドイツ、ファシズム、日本の軍国主義など…

Brusco
10か月前
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【読書】犯罪組織の経営から親の子に対する影響まで/「Freakonomics」から

40 か国語に翻訳され、世界中で 500 万部売れた書籍。不動産業者のビジネス、相撲力士、学校の…

Brusco
10か月前
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【読書】希望の経済学/「Good Economics for Hard Times」から

ノーベル経済学者のアビジットさんとエステルさんの書籍で、移民流入による雇用&賃金破壊、貿…

Brusco
10か月前
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【読書】ノーベル経済学者が新自由主義的主張を論破

新自由主義/ネオリベラル/共和党系の経済学者がよく使う概念や主張を一つ一つ論破していく左翼進歩主義的経済学者のポール・クルーグマンのNY紙掲載コラム集。 要約例えば富裕層に対する減税、企業減税、年金や医療の民営化等、何度も繰り返しエビデンスを示して論破してきた新自由主義的な論調のことをゾンビと表現。 その背景には社会分断がある。もはやエビデンスに対する科学的議論は行われず、そのエビデンスを信じるか信じないかの問題になってしまっている。 大きな政府的考えはアリだとは思うが