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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 …
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#読書

【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
1年前
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【読書】人生再考/「生の短さについて」から

古代ローマ帝国の政府高官兼ストア派哲学者のセネカの書で、なぜ人々が人生が短いと感じるのか…

Brusco
3か月前
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【読書】経済格差の根元に迫る/「Capital」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。発行当時は日本でですら…

Brusco
3か月前
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【読書】父から息子へ/「On Duties」から

人はどう生きたらいいのか?本能のまま、好きなことをやって、快楽を追求していけばいいのか?…

Brusco
4か月前
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【読書】過度な経済不平等が諸悪の根源/「Time for Socialism」から

フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。過度な経済不平等に懸念…

Brusco
4か月前
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【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から

この世に金で買えないものはあるのか?市場メカニズムへの信頼から規制緩和へと走り、2008年の…

Brusco
4か月前
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【読書】日本資本主義の父からの教訓/「論語と算盤」から

現代日本経済を支える多種多様な会社・経済団体を明治から昭和にかけて設立しまくった日本資本主義の父と言われる渋沢栄一。そんな日本の偉人が心のよりどころとしていたのはなんと論語だった。なぜ論語という紀元前に書かれた書物が現代を生きる我々の人生に役立つのかを淡々と説明した書が「論語と算盤」。原文読むのは面倒くさいので、その現代語訳を読んでみた。 記事要約本書は本人が執筆したものではなく、渋沢栄一の講演の口述日記を纏めたモノ 道徳のない商才は取るに足らず、目指すは「士魂商才」、武

【読書】人生の教科書/「論語」から

人はどうあるべきか。どういう行動や振る舞いをすべきか。どのような人生を歩むべきか。このよ…

Brusco
5か月前
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【読書】哲学王からの教訓/「自省録」から

古代ローマ皇帝にして、ストア派哲学者として名高いマルクス・アウレリアスの書で、言わずと知…

Brusco
6か月前
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【読書】死を考える/「死の壁」から

日本人なら誰も?が知っている養老孟子先生。老年のさらに晩年に至った著者が向かい合う死とい…

Brusco
7か月前
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【読書】社会正義を考える/「Justice」から(後編)

正義とはなにか?人殺しは正義か悪か?悪だとするならば、死刑制度や戦争はどう考えたら良いの…

Brusco
7か月前
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【読書】思考停止した現代社会を切る/「バカの壁」から

日本人なら誰も?が知っている養老孟子先生が今から20年前に書いた大ベストセラー、知る人ぞ知…

Brusco
8か月前
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【読書】金とのつきあい方/「Rich Dad, Poor Dad」から

稼ぎ方、使い方、増やし方等を含め、金とどう付き合うべきかを説いたキヨサキの一冊で、恐らく…

Brusco
9か月前
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【読書】思い込みや偏見のメカニズム/「FACTFULNESS」から

教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野について、インテリであればあるほどとらわれがちな思い込みとその背景要因を指摘。データや事実に基づき、世界を正しく読み解く習慣を身に付けることが大事であることをあつかったハンス・ロスリング氏の本。 要約本書は読者に対し13の質問を投げ掛ける。世界全体の小学校就学率であったり、絶対的貧困にある人口数、平均寿命、子供のワクチン接種率等。 知識層であればあるほど、回答率が下がる(間違いが増える) 要因の一つは、知識のアップデート問