【読書】悪とは何か?/「エルサレムのアイヒマン」から
悪と言えばダースベーダーにようなキャラが頭に浮かぶ。しかし悪とはもっと、凡庸で我々の日常に潜みうるものだという。ドイツ人政治哲学者アーレントによる近代社会における悪とはなにか?というテーマに取り組んだ一冊。
記事要約ナチスドイツ下でユダヤ人移送局長官を勤めたアイヒマンの裁判@エルサレムを分析。
予想に反して、ごく平凡な初老の男アイヒマン。精神鑑定でもいたって普通という分析結果。それに対しどうしてもモンスターとして極刑に処したいイスラエル。そんなアイヒマンをただの道化だとい