《4》"手紙"
私は高校生の頃から親と離れて生活しています。
高校生の頃は寮生活で、大学・社会人と1人暮らしです。
高校生の頃、みんな親から段ボールで送られてくる生活用品を楽しみにしていました。
しかし私は(生活用品なんて店で買ったらいいのに。。配達料もったいないやん)と思っていました。
可愛くない娘です。
ただ私もたまに「家にある○○送ってよ」とお願いしていました。
私の親は必ず"手紙"を一緒に入れて送ってくれていました。
荷物の中身よりまず手紙を読むほど嬉しいものでした。
内容は大したことが書かれておらず、大体は「体に気を付けけて頑張れ」でした。
社会人になった今でもごく稀に荷物が送られてくることがあります。
ちょうど今日めずらしく父から本が送られてきました。
西野亮廣さんの夢と金です。
買おうか迷っていた本を父が先に読んだので譲ってくれるというものでした。
その本にも手紙が同封されていました。
しかもいらない紙の裏紙です。
(確かに昭和の父がかわいい便せんに書いて送ってくるほうが似合いません。)
それでもめちゃくちゃ嬉しかった。
今の時代、メッセージのやり取りはインターネットを介して、
年賀状もかなり減ってきている一方、
手紙が趣深いものだと感じるようになってきました。
そこで手紙の語源が気になりました。
紙に手を書いていたのか??など考えましたがそんなはずありません。
調べてみると、
「手元に置いて使う紙」の意味があり、簡易な書きつけだったようです。
手紙は別名「書簡」と言うそうです。
「手元に置いて使う紙」から「書簡」の意味に転じた理由は、「手」が「筆跡」や「文章」の意味で用いられたためだそうです。
確かに仕事では手元にある紙に相手に伝えたいことを書いて置いておいたりします。
置手紙ですね。
そのような使われ方をしていたものが、次第に遠く離れた人にメッセージを届けるものへと進化していったのですね。
・・・ということは父のようにいらない紙の裏紙に書くことが
手紙の語源に1番近いのかもしれません。。。