99頁目 神保町本店 副本店長Oさん
神保町本店での思い出や周辺のお店、現在行っているフェアなどを
100日紹介する<三省堂書店神保町100頁日誌>。
本日は神保町本店副本店長Oさんにお話を伺いました!
Q1.当店で働いていた時の印象深い思い出を教えてください。
何気ない日常より。
出社する時はいつも独特な緊張感がありました。こんな気持ちにさせてくれる職場は初めてだし、今でもそれは変わりありません。
江戸時代、この神保町一帯は武家屋敷が立ち並んでいたそうですが、さながら小太刀を携えて、抜き差しならない様相の武士のような、そんな気持ちでした(いや、実際はそんな大そうなものではないです、ほんの少しだけ笑)。
書物に詳しい人々が集まるこの神保町で、どうしたらお客様の期待にお応えできるか、日々考えていますが、一年以上たちましてもはっきりとした答えは出ず、頭を掻きむしる毎日でございます。
その中で、特に閉店間際は在庫をご用意できなかったのにも関わらず、多くのお客様のご来店頂き、さらに労いのお言葉まで頂戴したことは、何よりも力になりました。
個人的にも色々と考える事が多すぎたここ最近ですが、今は目の前は晴々しい気持ちです。
もしまた神保町にご縁がありましたら、新しい三省堂書店神保町本店で、笑顔で皆様と再会できる日を楽しみにしております。
Q2.当店での企画で印象深かったことを教えてください。
たくさんありすぎて困ってしまいます。
中でも、特に閉店企画である「著名人選書フェア」、「本みくじ」は、アルバイトの皆様が中心になり企画したもので、月並みですが、本当に素晴らしいフェアだと思います。
熱意がお客様に伝わるフェアは本当に難しく、手を抜かず、邪念無く突き進んだ結果として、多くの反響を頂けたのだと思います。
企画チームの皆様も、おそらくですが、一生心に残る経験ができたと思います。
大変お疲れ様でした。
※ 一方でご協力頂いた作家の皆様、出版社関係者の皆様、そして企画チームを支えてくれた店舗スタッフの皆様にも、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
最高だったぜ。