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2024年の主な活動のご報告
【筆者の主な役割】
新神保町本店開店プロジェクト「Entrance to the World」(以下、ETW)の推進。また分科である「広報PRプロモーション」他、「内装」、「顧客サービス設計」チームにも所属、2024年9月より「新神保町本店開店準備室」所属。
2024年1月
三省堂書店めくる塾(顧客サービス設計):5講座実施
三省堂書店めくる塾とは→
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000131210.html
別件で連続講座もスタート。試行錯誤を重ねながら、運営マニュアルも更に精査していく。「おてがみPOPコンテスト」実施
読者から書籍の感想を「おてがみPOP」として募集し、全国の三省堂書店20店舗で掲示。作家が選ぶグランプリ受賞者には作家本人から直筆のお返事が届けられる。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000131210.html 作家と読者を直接つなぐ企画として、反響をいただいた(ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!)。
ただし、現状のリソースの中で続けていく仕組みを構築できず、継続的にコミュニケーションが取れない単発企画となってしまった点が課題(同じことを何度繰り返すのか、と思う)。内装のチューニング
弱電、什器設備、照明、サインや、各施設・サービスやMDプランを内装設計に反映させていく。カフェテナントとの交渉継続
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2024年2月
山籠もりの研修に参加
有給を3日間いただき、マーケティングとブランドエクイティに関する研修に参加。学んだ知識を、現在進行中のカフェ誘致に活かすことを目標に取り組む。内装チューニングの進行
引き続きチューニングを行う。主に工事の区分整理を進める。三省堂書店めくる塾:7講座実施
特に「本屋大賞ノミネート作品」の解説講座では、無料ではあるが約200名の申し込みを受ける盛況ぶり。講座終了後の受講者からのフィードバックも好評で、次回への期待が高まる。カフェテナントとの交渉
カフェ誘致に向け、「山籠もり研修の成果物として」コンセプト提案資料を作成。しかし、多くの企業が設備や経済条件に重きを置いており、交渉の難しさを痛感。資料内容を調整し、現実的な視点を取り入れる必要性を認識。甘くない。広報PRプロモーション計画のドラフト作成
チームで計画やスケジュールのドラフトを共有。初めての試みで、不確定要素が多く、柔軟に対応しながら進める方針を立てる。第20回ETW全体定例会
最初は少人数でスタートしたこの定例会議も、現在は13名のメンバーとなり(メンバーは当然兼業!)今回で第20回を迎える。社内広報を推し進めたいのだが、興味を引きつける方法や情報管理・統制の難しさといった課題に直面。
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2024年3月
三省堂書店めくる塾:5講座実施
シリーズとしての「連続講座」も新たに3講座を開催。数字として具体的な結果が出るため、進捗が目に見える点は精神的にも大きな支えである。カフェテナントとの交渉
交渉を継続中。課題は依然として残るが、進展を目指して資料や提案内容を随時見直す。内装チューニングの進行
概算見積の段階からコストダウンを進めているものの、資材と人件費のさらなる高騰が懸念材料。第21回ETW全体定例会
外商担当者を新たにチームに加えたことで、部署を超えたプロジェクトの横断的な連携がさらに拡張。チーム内は分科化しているが、それぞれの情報共有や進行方法について改善の余地を感じる(モヤっと)。
2024年4月
三省堂書店めくる塾:5講座実施
めくる塾専用のSNSアカウント(X、Facebook、Instagram)を開設。講座の告知や受講後記の発信に活用を開始する。
また、講師個人へのアプローチに加え、団体やグループ単位へのアプローチも新たにスタート。
・X:https://twitter.com/mekuru_sanseido
・facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61558158615220
・Instagram:https://www.instagram.com/sanseido_mekurujukuETWのMD運営分科会に参加してみる
議論が細部や各論に偏りがちな印象。大局的な視点を掲げる必要性を感じる。逸れていく毎に原則に立ち返るようなもの、立ち返るように方向修正する役割、人。。。※ETW全体定例会はスキップ
2024年5月
某企業との会食
社内が「一枚岩」である理由について学ぶ機会となる。その秘訣は「原理原則の徹底(特に“やらないこと”の明確化)」と「決まったスケジュールで同じ情報を社内で共有すること」の2点。大変参考になった。三省堂書店めくる塾:6講座実施
2024本屋大賞受賞作家を招いた受賞記念無料講座を開催。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000131210.html めくる塾のモットー「著者と読者の、知のひろば」のように、受講者と講師のコミュニケーションが活発で、非常にダイナミックな内容。これが求めていた絵かもしれない(今度は有料講座で実現したい!)。
その他、講師候補を提案、講座をアレンジしてくれる「プロデューサー」の開発にも着手。内装チューニング
床の仕上げがなかなか決まらない。これまで施設を利用する際に床や天井を特別意識することがなかったが、ここまで気にするようになるものか。レジの位置についても議論が続く。サインデザイナー候補が挙がる。カフェテナントとの交渉
進展を目指し、引き続き交渉を継続。第22回ETW全体定例会
広報PRのインフラ整備について議論。記事発信の遅れを課題として認識し、改善の方向性を検討。顧客サービス設計チームから新サービス
「つながる本棚」をリリース。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000131210.html
2024年6月
三省堂書店めくる塾:4講座実施
新たな試みとして、一つのテーマに基づき複数の講師が登壇する形式の講座の企画を検討開始(8月実施「これからの本、読者、書店について一緒に考えよう」)。また、業界内団体をプロデューサーとする講座開拓を進める。ETW広報PR分科会
SNS運用、社内・会員向け広報、オープニング企画など、さまざまな議題について検討。ただし、肝心の記事制作が滞っている。スケジュールを柔軟に変更しながら進める方法は、一方で「まだ何とかなるだろう」という認識につながる。相変わらず、甘い。カフェテナントとの交渉・視察
引き続き交渉を進めるとともに、他施設の視察を継続。内装チューニング:第一次終了
第一次調整が完了。次の段階では、関係各所へのヒアリングや実験結果をもとに微調整を進める。また、サインデザイナーが概ね決定し、共に他施設の視察を実施し学びを深める。ETW第23回全体定例会
チーム間の進捗共有と今後の方向性について確認を行う。
2024年7月
三省堂書店めくる塾:6講座実施
当社の外商部門や法人部門と連携を深めながら、講座の幅を広げる取り組みを進行したいと考える。内装チューニング:第二次開始~終了
照明やサインに関する視察・学び(ラーニング)を実施。7月30日には第二期チューニングが完了し、平面図や一部基礎設備が確定する。カフェテナントとの交渉
引き続き交渉を継続中。ETW第24回全体定例会
広報PRプロモーションにおいて、全体スケジュールの解像度は向上。しかし、具体的な施策に落とし込む作業が進まず、引き続き課題として残る。
★来期に向けた取り組み(一部)
プロジェクトチームの再編
メンバーの役割を再認識し、より効果的なチーム体制を構築する。「新神保町本店のあるべき姿」を改めて考えるワークショップの開催案
・社内外への新神保町本店の共通PRをできるようにする
・そのための会社全体の意識合わせ
2024年8月
開店(予定)まで残り約1年半
プロジェクトチームの再編案(コンパクト化)、各チームとの打ち合わせを実施。来月に控えた来期の計画立案に時間を割く。個人的にIKEAを視察
ライフスタイル別の提案や、効率的な導線設計が参考になった。三省堂書店めくる塾:9講座実施
「これからの本、読者、書店について一緒に考えよう」を実施。(https://hon-hikidashi.jp/bookstore/42331/)。 その他、大学生に向けてできることはないか?アイデアを模索。ワークショップの実施方針を決定
2回に分けて開催する方向で調整中。カフェテナントとの交渉継続
引き続き具体的な条件の擦り合わせを進めている。ETW第25回全体定例会
「広報PRプロモーションチーム」が解体、以降「新神保町本店開店準備室」が引き継ぐ。
2024年9月
期首「新神保町本店開店準備室」設置
ETWチームも「内装チーム」、「(事業)開発チーム」、「顧客サービス設計チーム」の3つに分科化。新ビル建築、9/9立柱式
基礎工事を終えいよいよ鉄骨建方がスタート。ここからはあっという間。内装
サインの最終視察。サインは多ければよいというわけではなく、情報の整理が必要だ。ワークショップ(1日目)
1日目は当社役員とETWチームで「新神保町本店のあるべき姿」について確認作業。「具体的にどんな書店?」と聞かれたときに社内で同じ答えを言えることが目的。わかりやすく言うと「新神保町本店は〇〇〇〇なお店です。なぜなら△△△△だから。」の確立。聞いてみるとやはり個人個人で認識が違う。実施してよかった。実施後、、、まとめるのが大変。三省堂書店めくる塾:5講座実施
後記記事が遅れがちになっている。カフェテナントとの交渉継続
2024年10月
内装
約8カ月のチューニング期間を経て、再実施設計(=基本設計で決定した内容を基に、建築や工事を実際に施工するための設計図書を作成する業務)が終わる。さらに微調整のフィードバックのやり取りが続く。什器や床の色味など。三省堂書店めくる塾:5講座実施
普段オンラインで行っている連続講座の「オフ会」を初めて実施。講師、参加者、めくる塾運営チーム、皆様大満足(またやりたい!)ETW広報PR➡今後は新店準備室が担当
前神保町本店の閉店コミュニケーションツールで使用したnoteを再開。神保町ブックフェスティバルにてインタビュー実施。開発チームのイベント
小川町仮店舗にてゲラ読み会に参加してみました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000618.000014531.htmlカフェテナントとの交渉継続
ETW第26回全体定例会
2024年11月
開店準備室として
年末年始商材展開の他書店の偵察。ひと昔前はクリスマス、カレンダー、日記手帳の展開はそれこそ競うように行っていたものだった。今は大型書店でも展開控えめ。準備が大変なのはとても理解できるが、少し寂しい。三省堂書店めくる塾:9講座実施
「あきやあさみさん」の講座は有料講座としての受講者数の記録を更新!ありがとうございます!内装
什器と床の色味、サインの方向性、仕様の検討など。どうしても各論に陥りがち。何事にもちゃんと理由がある。説明できるか。ワークショップ(2日目)
色々あり、1日目から2か月後の実施。「新神保町本店は〇〇〇〇なお店です。なぜなら△△△△だから。」を具体化し、「実際何をするか」のアイデア出しの会。2日目の参加者は、様々な部署の、主に現場スタッフが中心。多くのアイデアが出て、中にはこのプロジェクトに収まらず会社全体で考えるべき課題も多く見え、終了後事業仕分けを行うことに。
一定の成果と進め方は出たものの、Entrance to the Worldとの関係性を体系化できない。まとまらない。
※まとまっていないので〇〇〇〇や△△△△はまだ明かせません!すみません!カフェ関連イベントの視察
「COFFEE COLLECTION 2024」を視察。世界トップクラスのロースターやバリスタが集う祭典。地方からの出展者に話を伺うと「都内へ出店したいが、イニシャルコストが。。。」となんとも世知辛い。ETW第27回全体定例会
2024年12月
三省堂書店めくる塾:5講座実施
当社社員も初登壇の講座もあり色々と進化した1年。来年2月、新生活の時期に合わせて、新しいライフスタイルを提案するオムニバス講座「変わる自分、変わるスタイル」をリリース。
https://www.ssdmekuru.com/kawaru内装
内装、サイン共に製作費の見積が出た。。。ETW第28回全体定例会
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