見出し画像

北九州記念❹全頭診断


全頭診断の前に少しおさらいします

各種傾向


★去年に限って言えば前走同コースで行われるCBC賞出走馬が連対したが、去年の北九州記念は異色の開催4回目
今年は例年通りの2回目
共通点はある様で無いような感じ
近年はCBC賞組が強いが適性が無さそうなアイビス組も勿論強い


★逃げで馬券内はモズスーパーフレアのみ
半端な逃げでは必ず垂れる
それこそG1級でないと期待は出来ない



★差しでも基本は3列目
超前傾ラップである北九州記念記念では差し馬でも追走力は必ず必要




★最後方からの一気の追い込みでも3着まで




★粘り強い先行も強いが近5年は平均ラップから逸脱していない為に鞍上の冷静さが必要




★ 単回収
ローカナ73.2%
ダメジャー133.5%
これは割合の問題で一応ローカナが1位
なお複勝回収率もローカナダメジャーが圧倒的




★ 斤量成績(過去10年)
57kg以上[1.0.0.10]

56kg以上[1.2.2.21]

55kg以上[4.4.1.25]

54kg以上[1.0.3.29]

51-53k以上[3.4.4.48]

50kg以下[計測不能なくらい好走無し]



★ 51-53kgで馬券内の11頭中10頭が牝馬




それでは上記を踏まえ全馬見ていきますが、今回は情報が少ない為に前3走までの有利不利やテンの快速具合、上がりの凄まじさなども書き込みます

この各馬の過去レースぶりというのは私の感覚なので話半分位で聞き流す方が良いと思います


診断


①ボンボヤージ🚺5歳51kg 川須栄彦 梅田厩舎

トップバッターは注目の51-53牝馬のボンボヤージさん
ローカナ産駒、リーディング6位の梅田厩舎となかなかの材料
差し馬なのだが騎手によっては先行策にも打って出るという万能ぶり
最内枠を生かすにはどういう作戦に出るのか?

4→3走前のローテがキツいがその後の2走は完全に叩き。というかここ北九州記念を目安にしてる感もあるというレースぶり。なぜなら安全に不利を受けないように立ち回っているという印象をうけたから。そして結果貰ったハンデは驚愕の51kg

買いたい

② アネゴハダ🚺3歳49kg酒井学 佐々木厩舎

キズナ産駒、49kg、もうこれだけで厳しい

前走、前前走と不利は無いためテンも快速、終いも良しと素晴らしい競馬が続いているがこれは逆に少しの不利で大崩れという可能性も捨てきれない
ナデナデ共和国の酒井殿下が古馬相手にどう立ち回るか

③タイセイビジョン🚹5歳57kg川田将雅 西村厩舎

古馬短距離路線のイツメン
騎手リーディング3位
調教師リーディング3位
今をときめくタートルボウル産駒と好材料は多い
毎度上がりは凄まじいがいつも勝ちきれない馬という印象

去年はCBC賞からセントウルステークスというG3→G2ローテを選択したが今年は北九州記念を選んだという事は去年ほどの活躍は出来ないのではないかと陣営が考えているかも?という印象

④テイエムスパーダ🚺3歳51kg 国分恭介 五十嵐厩舎

噂の牝馬51kg

調教師リーディング4位
種牡馬リーディング4位
とここも好材料
なかなか器用な馬でテン良し中良し終い良しという印象
最近の戦績では葵ステークスで初のハイペースを経験し惨敗後、皆生特別でミドルペースで復調

そして前走はCBC賞でハイペースの中での先行策。この時はルーキー今村の斤量48kgというのもあったが確実に上積みはあるというレースだった
ハイペース必至の北九州記念でも好走は充分に考えられる

⑤レジェーロ🚺5歳54kg 西村淳也 西村厩舎

微妙に材料が揃い
騎手リーディング7位
調教師リーディング3位
キズナ産駒(0.0.3.13だが)
と全ての好材料が引っかかった馬

戦績的には目立った活躍は無いが2走前のCBCは大きな不利を受け16着
そこから腐らずアイビスでは4着掲示板と果敢にレースに挑む姿は美しい
末脚がキレるタイプなのでキレきれれば(日本語)充分、好走すると思います

⑥ ザイツィンガー🚹6歳53kg今村聖奈 牧田厩舎

コースリーディング2位の今村と7位の牧田厩舎のコンビ。
3走前に急仕上げで阪急杯に出走し凡走
回復しきってなさそうと言う印象
1度狂った歯車はなかなか戻らない

辛辣

⑦ シンシティ🚺5歳53kg 富田暁 木原厩舎

アイビス組
ダート凡走後に芝の千直で謎好走

完全ダート血統のサウスヴィグラス×母父SS系なのに芝でテンが早いという快速馬
母父SS系なので勿論、終いの脚も使えるというオールマイティぶり
母フジキセキからは函館SS勝ち馬のパドトロワ等など短い所では実績もあり芝1600、2000での重賞勝ち馬などもおり完全にノーチャンスではありません

もちろんダートもオープンクラス
ここで負けても次走のローテが気になってしまう馬
予想はこういう馬に出会えるから楽しい
有利材料は全然無いが狙いたい1頭

なんでもできちゃうんじゃないか…?

⑧ビオグラフィー🚺5歳54kg 北村友一 藤岡厩舎

調教師リーディング1位
種牡馬リーディング1位
しゅごい…

前走は京王杯SCは大きく不利を受けて垂れ垂れだがそこはG2しょうがない所はあるがミドルペース
今回の激流に対応出来るかが課題

小倉1200のオープンクラスで1着とコース相性は抜群だがテン乗りが多い馬なので少し気になる所

⑨モントライゼ🚹4歳55kg 幸英明 松永厩舎

騎手リーディング6位
ダメジャー産駒

1走前は展開に恵まれず2走前は枠に恵まれず3走前は休み明け
悲しい。
前走前前走ハイペース2連続に鞍上変更と材料は揃っているので1発あるか?な?

⑩ カレンロマンチェコ🚹4歳54kg松若風馬 高柳厩舎

松若君はコースリーディング5位だがそれもそのはずこの成績は超快速モズスーパーフレア騎乗時に稼いだ数字
ロマンチェコも障害障害ダートという謎ローテからの出走

筆者はヘンテコホース筆頭として高評価だが推奨はしにくい馬

⑪チェアリングソング🚹5歳54kg 団野大成 青木厩舎

特筆事項は無いが北九州記念に挑むには異色のローテ
新たな扉を開ききれるか?!

⑫メイショウチタン🚹5歳54kg 和田竜二 本田厩舎

ローカナ産駒
前述のタイセイビジョンと同じローテ
去年はCBCからのセントウルステークス
今年はCBCからの北九州記念

ここも陣営判断でここなら取れるやろ感
こういう考えは好きくないです

⑬ファストフォース🚹6歳56kg 松山弘平 西村厩舎

騎手リーディング4位
調教師リーディング3位
ローカナ産駒
去年は完全に上がり調子のCBC1着に北九州記念2着のサマースプリント王者

今年は惨敗続きだが前走から松山君に乗り代わり、そして短距離G1常連馬が56kgと闘えないわけでは無いと思います

⑭ディヴィナシオン🚹5歳54kg 横山典弘 森厩舎

不気味なコンビ
競馬界曲者2強のノリ氏と森氏
どんな化学反応が起こるかまったくわかりません
調教師リーディング5位
種牡馬リーディング5位
というのも不気味さに拍車をかけます
テン乗りノリさんを買える人は是非

馬は器用に競馬するという印象
(いやいやこれも嫌なんだよ)

取捨選択に迷います

⑮フレッチア🚹7歳54kg ホー 木村哲也厩舎

7歳
キムテツ
謎ローテの上に前走もスローペース

キワモノ好きの私でもこれは厳しいという感じ

⑯ナムラクレア🚺3歳53kg 浜中俊 長谷川厩舎

牝馬53kg
絶好枠
騎手リーディング1位
調教師リーディング2位
ミッキーアイル産駒3位

と、これでもかという上位の組み合わせ

前走函館SS勝ち馬からの北九州記念複勝圏内馬はおりませんがここはデータを破ってきそうな予感
今回の54kgは桜花賞で55kgを背負った経験あるので問題は無いと思います

前年度の覇者ヨカヨカも桜花賞出走17着からの北九州記念制覇なのでここも好材料ですが戦績が少ないのが少々問題か

古馬相手にどこまでやれるか

⑰ ジャンダルム🚹7歳58kg 萩野極 池江厩舎

年齢斤量共に厳しい

前走G1高松宮記念だがこのローテで好成績は過去モズスーパーフレアのみ
オーシャンS勝ち馬だがコース形状が全然違う為参考外
この馬は中山短距離で買いましょう。
中山短距離で買いましょうという事はここは秋のG1スプリンターズステークスへの叩きなんではなかろうか

テンは早いが出遅れ癖がどうしても引っかかる1頭

⑱ キャプテンドレイク🚹5歳55kg 藤岡弟 今野厩舎

ローカナ産駒。
2走前は展開の不利があったがそれでも7着と敢闘。3走前の淀屋橋ステークスはかなり強い競馬で1着と高評価
前走函館SSはレイハリアとビアンフェが激流を演出したがここでも後方から5着掲示板と素晴らしい末脚

枠的にも末脚を活かしやすいのであとは馬場だけかな?



以上になります

次回は私の印と買い目です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?