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永遠の課題「集客」をどうするか|Etsyショップ運営

どうも、244です。今回はなかなかクリティカルなお話です。ぼく自身が奮闘している課題であり、多くのEtsyショップオーナーがそうだと思います。

それは、集客です。「お客さんを集める」と書いて、集客。


ショップ運営の目的

商品を制作してショップで販売する目的は「利益をあげる」ことです。

世の中に新しい価値を加え、それによって誰かの暮らしを豊かにする。その結果(感謝)として金銭が支払われ、利益となり、その得た利益で運営者はショップを継続し、生活を継続し、さらには質を高め、幸福につなげることができます。誰かの暮らしを幸福にしつつ、自分も幸福になっていく。

ざっくり書いてしまえば、ショップ運営(に限らずですが)の目的はそんなところだと思います。

じゃあ、利益をあげるためにはどうすればいいのか。そこにはさまざまな要素が考えられます。

・ショップコンセプト
・ブランディング
・ターゲット顧客
・商品デザイン
・商品数
・商品ラインナップ
・SEO対策
・継続のための日々の運営ルーティン
・日々の改善
・集客
・CR(購入率)
・購入単価
・リピート率

などなど、ほんとうにさまざまな要素を考慮した結果、それらが「利益」につながっていきます。

だいたいの課題は集客説

とはいっても、特に初期の段階ではだいたいの課題は「集客」ではないかと思います。

はじめたばかりの頃は、当然ながらお客さんはゼロです。運営を継続していくことで、10人、20人、50人、100人とお店に足を運んでくれる人が増えていきます。

なんでも数が多ければそれでいい、ということではないですが、個人的な感覚としては「まずは十分に集客をして、既存の商品への反応を見定める」というのが初期は大事ではないかと。

例えば、何かのアンケートを取ろうとして、それを聞いてみる人数が5人よりも100人のほうが回答の質が上がるはずです。それが1000人、1万人と増えていけばいくほど、質はさらに向上します。(アンケート項目の質なども影響してくるのでここまで単純ではないと思いますが)

ショップ運営でも同様に、最初はとにかくお客さんをある程度集めることが大事かと思います。毎日の訪問者数が10人以下の状態なのであれば、商品のデザインを考えるよりも、どうにかしてそれを20人、50人、100人と増やす方法を考えないといけません。

ここはオーナーさんそれぞれの運営ペースにもよるので、地道に商品を増やしていってSEOなどでの流入による訪問数増加を待つ、という考え方もあるでしょう。

いずれにしても、「なんで売れないんだ」と思ったときの回答としては、だいたいが「集客が十分にできていない」となることが初期では特に多い気がします。

CR(購入率)について

極端な話、集客がめちゃくちゃうまくいって毎月100万人が訪問してくれるショップになったとしましょう。でも、商品は10個しか売れない。これだとCR(購入率)は、0.001%です。

CRは一般的に2〜3%だと言われているので、上記の場合だとさすがにショップのコンセプトだったり、商品自体に問題がありそうです。

毎月100万人がきているのに10人しか買わないのであれば、残りの99万9980人が失望していることになります。こりゃ大変です。これはさすがに集客よりも別の指標を改善する必要がある。

100万人と書きましたが、10万人でもいいです。これくらい集客ができていれば、CRだったり別の指標を考えてみてもいいでしょう。

でも、特にショップ開設の初期においては、毎月万単位での訪問を獲得すること自体が大変です。だから、だいたいの場合においての課題は「集客」なのではないかと思います。

考えられる集客方法

考えられる集客の方法としては、下記がありそうです。

・SEO改善(検索流入など)
・アナログ方式(チラシ配布、街頭宣伝、知人への宣伝など)
・SNS活用

ここにさらに有料での方式として「広告運営」があります。以前Etsyのリスティング広告を運用したことがあります。経験談については、下記を参照ください。

現在でもEtsy広告は使用したり、停止したりと試行錯誤中なのですが、これはお金がかかるのでなかなか大胆にできる施策でもありません。

おそらくみなさんも頭に浮かんでいるであろう集客方法としては、SNSの活用があります。

例えば、活用できそうなSNSとしては下記があります。

・LINE
・Instagram
・X(旧Twitter)
・TikTok
・Facebook
・Threads
・Pinterest
・note

noteがSNSなのかどうかというと疑問が残りそうですが、これも立派な集客ツールになり得ますよね。

SNSは運用が大変

ただ、SNSって運用が大変なんですよ。ちゃんと運用しようとすると毎日投稿とかが理想的だったりするので、日々のショップ運営の作業量がSNSによって倍になりえます。

なので、とてもSNSを運用する余裕がないのであれば、手は出さないほうがいいかもしれません。SNS運用が負担になって、そもそもの商品制作であったり、そういった核となる作業の質が下がってしまっては本末転倒です。

でも、すでに書いたように「なんで売れないんだ」と悩んでいるときのだいたいの課題は集客なので、そのときに無料で活用できるSNSは一番の候補にあがる選択肢です。

各SNSの特徴

それぞれのSNSのユーザー層だったり、投稿できるコンテンツ形式は違うので、それも考慮した上でショップとの相性が良さそうなものを選ぶべきだと思うのですが、いっぱいありすぎてよくわからないですよね。

ということで、各SNSに対する印象をぼくの独断で書いてみます。さらに気になる方はSNSの名称に「ユーザー層」「特徴」などの単語をつけて調べてみてください。

各SNSのイメージ(244の独断)

LINE
ユーザーが日々使っている親しみのあるサービスとしては断トツ。ただ、集客で使用する場合は「公式アカウント」を作成する必要があり、たしか送信メッセージ数が増えていくと有料になる。あと、会話形式のSNSだから頻繁に投稿すると嫌がられそうな印象あり。テキストも画像も動画もいける。

Instagram
画像も動画もいける。最近はショート動画で攻めたほうがみられやすいという情報も見かける。インスタで検索する人もいるし、ビジュアルで攻めるからブランドのデザインを映させるのとの相性もわるくない。ただ、最近はなんでもできるSNSっぽさがあるし、成熟している印象もあるからレッドオーシャン感は強い。でも、多くの人が使ってるサービス。

X(旧Twitter)
テキストのみのSNSとして生まれたが、いまや画像も動画もいける。頻繁に投稿しても嫌がられないのが他のSNSと異なる。テキストのみの投稿でもそこまで違和感がない。日本国内に向けての発信であれば選択肢としてありだが、海外に向けてとなるとちょっと情勢がカオスで「うーぬ」となる印象。本気で運営するならサブスク料金を払うほうがよさそう。

TikTok
集客としてのポテンシャルが一番高そうなSNS。動画でもいいし、画像投稿でもいけるのがいい。ただ、ぼく自身TikTokをみていたときは、ぼーっとなにも考えずに暇つぶし気分で眺めていたので、TikTokでバズったとして、その訪問者の質はどうなのか?という疑問は浮かんだりする。

Facebook
もう若者は使ってないのではないか、というSNS。僕自身もほとんどみていない。ただ、30代、40代オーバーの人に向けて発信するならありかもしれない。FBは、広告運用のポテンシャルのほうがありそう。

Threads
この中では一番新しいSNS。インスタアカウントと連携してアカウントを開設する。テキスト、画像、動画OK。テキストはたしか500文字までいけるから、Xでは語りきれないことをThreadsで書くという選択肢もある。サービス開始初期はおもしろいくらいに閲覧されたが、そのボーナス期間は終わった印象。

Pinterest
ビジュアルSNS。リンクをつけたり、商品タグの設置もできて、ショップ運営との親和性は高そうな印象。そもそもユーザーがアイテムだったり部屋のインテリア、ファッションコーデだったりを探していたりして「買うものを探している」イメージがあるので、他のSNSより購買意欲が高いユーザーを抱えている印象がある。

note
ブログサービスのようなもので、これは日本国内に向けた発信に限定される印象。自前でブログを開設するくらいなら、noteのほうがSEOが強いし、集客できる印象。有料販売などの選択肢もあり、集客はもちろん、note単体でのマネタイズも可能。(Instagram、X、TikTokもマネタイズ機能あり)

ざっくり書いてみましたが、ぼくのそれぞれのSNSの印象はこんな感じです。

継続できそうなSNSをひとつ選ぶ

まずはどれかひとつに絞ってやってみるのがいいと思います。ぼくはインスタもTikTokも運用してみたいですが、とてもその余裕はないので、Pinterestを運用しています。

自分のスキルも考慮してみて、継続ができそうなものを選ぶが大事だと思います。

発信形式は、テキスト、画像、動画とあるので、そのなかで自分はどれが一番得意なのか?と自問するような感じです。

ただ、例えば仮に「自分は動画が一番得意だ」と判断したとしても、そもそも動画は制作コストが高いんですよね。

ちょっとここで、それぞれの発信形式の特徴を、またまたぼくの独断で書いています。

発信形式のイメージ(244の独断)

テキスト
そもそもデータ量が少ないので、慣れているのであれば一番手間が少ない。使うのは頭脳だけ。ただ、集客のポテンシャルとしては、いまは動画のほうが強いので、手間は少なくなりやすいが集客効果はじわじわ系かも。

画像
ぱっと写真を撮ったりできるのであれば、制作コストは低くなりやすい。もしくは、テキストで発信する内容をビジュアル画像でわかりやすくする発信方法もあり、これについてはデザインテンプレさえ決めてしまえば手間が下がり、ルーティング化も可能。テキストよりも情報量が多いから集客力が上がるかも。ただ、「画像で発信する」だけで優位性がでる時代ではなくなってはいる。

動画
時代的にはこっちが旬な感じ。ただ、制作コストが高くなりやすい。こちらもデザインテンプレを決めてしまえばルーティン化は可能だが、それでも、そもそもの扱う情報量が多くなるので、ひとつひとつの作業の時間が微妙に増え、結果的に制作コストは増える印象。ただ、集客力は一番高い。画像をスライドショーにして動画化する、という制作方法もある。必ずしも「動画=撮影する」ではない。

各SNS運営の攻略については、ネット上にたくさん情報がありますので、興味のある方はご自身で調べていただくのがいいかと思いますが、ぼくのSNSと発信形式のイメージはこんな感じです。

たとえば、集客のためにインスタをやるぞ!と考えたとき、ひとつの投稿にどれくらいの時間がかかりそうか?どうデザインの統一感をつくるのか?などを考えてみて、その作業時間を日々の中に入れ込むことが無理なくできそうかどうか、しっかり想像してみることが大事かと思います。

あと、とりあえず1ヶ月運用してみて結果次第で中断する、みたいな期限つきのお試し運用というのもありですよね。

* * *

ということで今回は、永遠の課題である「集客」について書いてみました。なんか最近、だいたい5000文字近くなってしまっていて、ながったらしかったら申し訳ないです。笑

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ではでは〜

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いつもありがとうございます。発信の質をさらに高め、継続もできるよう精進してまいりますー!